この前、「アイシールド21」というマンガを読んだ。
気弱でひ弱な高校生が、その天与の才を活かし、ふとしたきっかけで始めたアメリカンフットボールの試合で大活躍するという、まぁありがちといえばありがちな話(笑)
うちのふたりの娘たちも、パラパラ程度は読んだコトがあるらしく、彼女ら曰く
「何だかよくわからない必殺技とか出てきて、まじめにフットボール見てるパパにはつまらないと思うヨ」
そーなんダ(笑)
というワケで、まったく忘れていたのだが、ふと思い出し、何となくkindleで1巻目を読み始めたのだが、「あと1巻だけ」「これで最後」とか言っているうちに、気がつけば全37巻を大人買い(笑)
いや、おもしろかったです。
敵方がどんどん巨大化かつバケモノ化していくという、少年マンガのお約束もきちんと踏襲されてるし(笑)
キャラクターがみんな際立ってるのもよかったし、ちゃんと可愛らしい女の子も登場してくるし(笑)
それにしても、凡人がどんなに努力しても天才にはかなわない、という弱虫ペダルにも共通するテーゼがいかんなく発揮されており、かのトーマス・エジソンは「1%の才能と99%の努力だ」みたいに言ってるケド、いやいや、そんなコトはないっすヨ、と改めて凡人に痛感させるという(笑)
(閑話休題)
悲しいかな、確かに【才能】というのは存在する。
自分が持っている才能を、正しい教育と訓練で、ますます昇華させ、世に出るのであって、例えば『絵心』というようなコトとか。
読み進めるに連れ、娘たちが言っていた『何だかよくわからない必殺技』も出てきた(笑)
しかし、その大部分はフットボールの普遍的なテクニックであり、それに少年誌らしいスゴい名前が付いてるから、普通の人たちには『何だかよくわからない必殺技』になってしまうのだろう(笑)
例えば、このマンガでは『不良殺法』という恐ろしい名前がついている、相手の袖とか襟首を引っ張って倒すテクニックも『ブルジャーク』といごくう普通のモノだし。
ただ、浅学非才の身であるワタシには、このマンガオリジナルのフォーメーションかと思われた『ウィッシュボーン』や『ロンリーセンター』などは、すべて日本のカレッジフットボールで使われたモノだそうで、思わずへぇ~ボタン(古笑)を連打してしまった。
また、フットボールの戦術なども、少年向けにわかりやすく解説してある部分もあるかな、と思っていたのだが、これは残念ながらそんなにありませんでした。
唯一、『ゾーンブリッツ』だけは、今まで漫然と理解していたものが、要するに『入れ替え』なんだと正しく理解できた(笑)
長い通勤時間も、この作品のおかげで楽しく過ごせたが、読み切ってしまった今、さて次はどうしようか… と悩む日曜日の午前中(笑)