Zure Zure 日記

瑣末な日常を Zure た視線でやぶにらみ

ぷぅ~

1995 年、日本航空ベトナムホーチミン市(旧サイゴン)に就航した時のことです。

かねてよりベトナムには一度行ってみたいと思っており、趣味と実益を兼ねてベトナムへの団体旅行を作るべく営業を進めていたのですが、うまい具合にツアーができました。



出発日当日。

どうも朝から腹の調子が悪く、何回かトイレに行っていたのですが、まさかあんなことが起きるなんて夢にも思っていませんでした。



え~ これから書くことは非常にアレであり、ナニでありますので、その方面に弱い方、またそういった内容をいかに個人のサイトとは言え、ネットという公の場に出すとは何事だ! と思われる方は即刻 別サイト にでも避難してくださいますようお願いします。



昼食を食べてから出かけようと思っていた私は、当時会社がありました都内の某盛り場周辺を歩いていました。

その時、お腹が



「ごろごろ」



思わず力が抜けた私は、ちょいと放屁をかまそうと微妙な力加減で放出したところ…



え~

この後、私にいかなる悲劇が襲ったか、だいたいご想像がつくかと思いますが、もう笑うしかないです。

人間、あんまり悲しいと笑う、って言いますしね(言わん)



あ、でもそんなに大量、も、もとえ、たくさん、い、いや、えっと… 

じゃないですよ。ほんのちょっとです(笑)



うおー

これから成田に行かなきゃならないのに、どどど、どーしよう…



って、迷ってる場合じゃありません。

だいたい私、添乗に出る際はブレザーにチノパンみたいなかっこですから、そこらの G パン屋とかに飛び込んで新しいのを買っちゃえばいいのですが、その前にパンツを何とかしなきゃならん!



で、トイレに入りました。

もちろん被害を最小限にとどめるため、大股でどこどこ歩かず、そろ~ そろ~ と歩いて(爆)



うまい具合に個室が空いてました。

そろ~っと脱いで恐る恐る見た私の目に入ってきたものは… 



にじんじゃってます、ズボンに(核爆)

んで、当然のようにパンツにも… 



こういうのを悲喜劇って言うんだろうなぁぁ

へへへ… 



なんてたそがれてる場合ぢゃありません。

パンツ脱いで、トイレットペーパーでぐるぐるくるみ、いつも持ち歩いている傘用のビニール袋に押し込めました。



え?

なんで、ビニール袋なんて持ち歩いてるのか、って? 



私は濡れた傘を持ち歩くのが苦痛なので、さっさとたたんでビニール袋に入れてカバンに突っ込んじゃうんです。

決してアヤしい目的ではありません(笑)



次にできるだけズボンのにじみをふき取り(すいません、すいません)、

素でズボン履いて(ごめんなさい、ごめんなさい)、

G パン屋に行きました。すんごいスカスカで、外に出た時は思わず声が出ちゃいましたが…(呆)



すぐに裾上げしてくれたんでラッキーでしたが、問題はこのズボンですよね…

パンツは捨てちゃってもどーってことないですが、さすがにズボンがない、というのは女房にばれちゃうし…

ばれたら、ただでさえバカにされてるのに、余計バカにされちゃうし…



あ、いけねぇ

もうこんな時間だ、成田行かなきゃ… 



んで、パンツはビニールにくるんだまま、ゴミ箱に直行(そうじのおばちゃん、すいません、すいません)、

ズボンはコンビニで買った家庭ごみ用ビニール袋に何重にもくるみ、スーツケースに放り投げました。



当時の日本→ホーチミン線は、関西国際空港から出るんです。

それで一度関空に行って、乗り継ぎするんですね。

で、お客さんと一緒に搭乗ゲートで待っていたら、使用する航空機が機材故障のため遅れる、というアナウンスがありました。



やーな気分です。



使用機材が変わったりして…

それでスーツケースを積み替えて、その時に私のスーツケースが落ちちゃって、ぱかっとふたが開いたりして…

そんで中からおぞましいズボンが出て来ちゃったりして…

荷物にはすでにタグがついてますから、誰の荷物かわかります。



どどど、どーしよー…



6 時間ほど待たされました(爆)



結局、機材は変更されましたが心配された、更なる悲喜劇は発生せず、深夜のホーチミンのホテルで無事、荷物を開けることができました。

開けた時、ぷ~んと芳香が漂っちゃったらどうしようと思っていたのですが、厳重に密封したおかげか大丈夫でした。



もうここまで来たら、やることはひとつですよね。

そうです。

知らん顔して、そのままホテルのランドリーに出しちゃいました(笑)

きれーになって戻ってきました。

うれしかったです。



その時のベトナムツアーは非常に順調でして、我々についた地元のガイドさんが HO さんという、女の子。

日本語が大変お上手でしたので助かりましたが、すんごい美人でした(嬉)



このツアーはプロカメラマンを講師に、市井のカメラ愛好家を集めての撮影ツアーでして、お客さんの中から、 「 HO さんにモデルになってもらおう」 との声が飛び出し、翌日はベトナムの民族衣装であるアオザイを来てもらって、公園などでモデル撮影をしました。



アオザイって生地が薄いですから、太陽の向こう側だとスケちゃうんですよね。

私は添乗員ということで、時にレフ板(反射板)など持ったりして、お客さんたちとは逆方向にたったりしましたが、いやー 役得役得(喜)



彼女にしたら夜間の緊急連絡先のつもりなのでしょう。

自宅の電話番号など教えてくれましたが、何の前触れもなく、いきなり



「私の電話番号です」



とメモを渡されましたので、

「い、いや、 HO さん、僕には妻子が…」

なんて、取り乱さなくてよかった。今でもその電話番号は私の PDA の中に入ってます(爆)



念願であったベトナムの街も見ることができたし、お客さんの反応も上々、利益もそこそこ出せます。

まずはよかった、よかったと帰国してきました。



帰宅後、私のスーツケースを開けた女房がひとこと。



「ねえ 何でチノパン増えてるの?」



ししし、しまった…

ズボンが一本増えてたんだ…

すっかり忘れてました。



「いいい、いやー ベトナムは暑いぢゃん ちょうど出発するときに会社のそばの G パン屋でバーゲンやってたからさー 予備に 1 本買ったのよ」



「ふ~ん…」



今イチ納得いってない顔でしたが…

まさか…

ぢつはあんなことがあったなんて、思いもしないでしょーね…



今はどーだか知りませんが、昔は一応好きになって結婚までした相手が、いい年して○○○もらしちゃった、なんてことは…



-y(; ̄∀ ̄)。o0○