Zure Zure 日記

瑣末な日常を Zure た視線でやぶにらみ

8-Ball Tokyo Live -Roland Band Paradise-

メンバー
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KeiicHi (G)

Chris (B)

Ray (Vo,G)

Leon (Dr)



2004 年 12 月 7 日、 8-Ball 初の東京でのライブがありました。

楽器メーカー Roland が主催する Roland Band Paradise の九州・沖縄地区代表としてスペシャルライブに出演したわけです。

全国の有力楽器店が行うビデオ予選に勝ち坂いたバンドが新宿に集結、わたしゃもうこの日を一日千秋の想いで待っちょりました。



Roland のサイトを見ますと、入場無料ですが、満員の場合は入場を制限する事があります、と。

せっかく行ったのに入れないんじゃシャレになりません。



毎週日曜日の牛前中にある用事をそそくさとすませ、後半はフケる事に決定、ちょい早いですが新宿に直行して、着いたのが 11:30 。

開場は 13:30 だっつうに、 2 時間も早く着いちゃったぢゃん(笑)



んで、新宿で 2 番めに愛しているラーメン屋へ。

すっかり満足して、とりあえず会場である Studio ALTA に向かい、 7F の多目的ホールに上がるってぇと、いきなり Leon さんに出っくわしました(笑)

「う、動いてるぅ~」(笑)

話しかけようとしたところ、スタッフのおねえちゃんにお客様、開場は 1 時半からですので、とさえぎられてしまいました。

ちっ… てめー覚えてろよ、とか思いましたが、このおねえちゃんがあとで天使のように見えるのでありました。



仕方ないんで、そばのネットカフェにしけ込み、自分ちや友だちサイトの BBS に書き込んだりして過ごす、と。



13:20 、再び ALTA へ。

さっきのおねえちゃんがまたいまして、少々こちらでお待ち下さい、と今度は入れてくれました。

また弾かれるかと思いましたけど、ありがとうおねえちゃん。

で、やっと中に入れたわけですが、



( ・ω・)ムニュ?



小っちぇー(笑)

こんなに小っちゃいの? ここ…



イスなんか 20 個ぐらいしかありません。

同じ新宿のリキッドルームぐらいを想像してたんですが、そこの半分ぐらいですかね。

「笑っていいとも」の収録会場でして、テレビで見るとけっこうな広さのように思えたんですが、非常に小っちゃいです。


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んで、 PA もこじんまり…(笑)

お客さんも数人しかいません。おかげで最前列に座れちゃいましたよ。



司会の何とか言うお笑いタレントがごちゃごちゃくっちゃべってますが、いーから早く始めろ! っつうの。

え?  お前もいーかげんにライブレポ始めろ?

ハイハイ、もうちょっとね (^^)b ヾ(^^;聞イチャイナイノネ



この日、出演するバンドは全 9 バンド。

下は当日のプログラムというかパンフレットの一部です。ちなみにこのコメントは KeiicHi さん作だそうです。





8-Ball はトリから 2 番め、ということで予定では 17:30 スタート。

ただいま 14:00 。

っつうことは 3 時間半も知らないバンドの曲を聴いてなきゃいけないのか… とタメイキでしたが、しかしけっこう楽しかったです。

さすがに全国から勝ち抜いたバンドだけあって、個性的かつ確かな音楽性のバンドばかりで、そんなに苦には感じませんでした。



だいたい 1 バンドにつき 15 分くらいの演奏で、終了後、お立ち台みたいなところでインタビューを受けます。

その間に、次のバンドが演奏のスタンバイをする、と。

15 分って短いですよね。せめて 30 分ぐらいは演ってほしいですけど、 9 バンドもあるから無理なのかな。



7 番めのバンドが終わりました ヾ(^^;ズイブン早イワネ

ステージからお立ち台に移動し、インタビューを受けます。

しかし、わたしゃお立ち台などには眼もくれず、ステージを凝視してます。

ドラムセットがすぅ~っと平行移動し、前のバンドのセットが片づけられました。

で…



おおおお!

出てきました。Leon さんの弩級セット。

トップとサイドのシンバルがかなり高い位置にあります。



んで…

おおおお!!!!

ケ、 KeiicHi さんと Chris さんだぁぁぁ

KeiicHi さんは地味な紺のトレーナー着ちゃってます(笑)



そう。

会場、なぜかかなり寒かったんですよ。

だけどトレーナー着て演奏しちゃうんですかね…?

手にはおなじみのベージュ(元白・笑)の 7 弦ギター。

ところどころ塗装がはげちゃって、もう非常に使い込んでる感じがします。



Chris さんも淡いブルーの 5 弦ベースを手に、アンプに向かってます。

この辺の雰囲気って非常に ( ;∀;)イイ!! です。

ほんとにプロが演る直前、という感じで、 ぶぅぅ~ん… とアンプが低いうなりを発したりしましてね。



そして Ray さんが登場しました。

おもしろい形のギターを持ってます。

シンセサイザーギターということで、今回の主催者である Roland 謹製。

さすが 7th Heaven のオーナーだけあって、ビジネス面でも気を使ってまんなー とか思ってましたら、演奏後のインタビューでは



「あったから」



という理由で使ったそうです(笑)



前のバンドのインタビューが終わりました。

司会のタレントが

「それでは次のバンドです。九州沖縄地区代表 普久原楽器推薦  8-Ball ! どうぞ!」


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炸裂


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爆裂



1 曲め  Take 7

言わずと知れた 「Prototype」 収録の 1 曲め。



沖縄音階のイントロ(SMO家奥様談)からタイトル通りの Take7 で進行。

す、すごい音圧。

8-Ball の前のバンドも HR バンドだったんですが、違う。

音圧が全然違う。

久々に味わうバスドラとベースの音圧が五臓六腑にたたき込まれるこの感覚。

す、すげー(涙)


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KeiicHi さんがソロを取ります。

もう眼が釘付け。



更に、更に Chris さんの骨太ベースと Leon さんのドラムが心の臓に Take 7 のビートをがんがん打ち込んでくれました。


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Leon さん、スイマセン えらくボケてしまいました(泣)



2 曲め 知らん曲(爆)

8-Ball関係者の華ちゃん曰く、 「音源のない曲なので、知らん曲で正しい」 と。

「あれ、何スか、この曲何スかぁ」

と思ってるうちに、 Ray さんが登場し、

おおおお!!!!

と思ってるうちに終わってしまいました(笑)


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3 曲め (need for)Speed

キ、キ、キタ━━━ヽ(∀゚ )人(゚∀゚)人( ゚∀)人(∀゚ )人(゚∀゚)人( ゚∀)ノ━━━ !!!

オリジナルではキーボードと KeiicHi さんギターのかけ合い(死語? 爆)があるのですが、キーボードのいない今回の編成では果たして演奏するのだろうか、と思ってました。

だけど、やってくれましたヨ(嬉)

すげー としか言いようがないです。


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KeiicHi さんがソロを取ると、 2 台あった TV カメラが 2 台とも KeiicHi さんに集中しちゃうんですよね。

キーボードが入っていない分、 KeiicHi さんがソロで弾きまくり、

文字通り光速かつメロディアスなソロで、随喜の涙を流しましたです。

KeiicHi さん、えらくボケてすいませんヾ(^^;シッカリネ


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このあたりから、 Leon さんのドラムが大爆発し出しました。

んもードラムセットが砕け散るんぢゃないかと思うぐらいパワフルで、鬼神のようでした。

おかげで撮る写真、撮る写真、みぃ~んなボケちゃいました(笑)



ここまではメドレーで途切れることなく続きました。

今までの 7 バンドでは、演奏が終了しても、 ぱちぱちぱち… 程度の拍手でして、いや、皆さんよかったんですけど、見てる側からすれば 【知らないバンド】 の 【知らない曲】 なわけですから、そんなに拍手も起きないわけですよね。

ですんで、わたしゃ 8-Ball の時は一人でも叫んで、こぶしを振り上げてやるぜ! みたいに思ってたんですが、メドレーが終了した途端、



「うお~~~!!」



と、全会場中から(!)



いや、すごい。ほんとにすごかったです。

それほどインパクトが強かったんですよね、 8-Ball

もちろん、私も年を忘れ蛮声を張り上げましたが、この一発でノドがつぶれかかりました(歳)



ここで Ray さんの MC が入ります。

静かな声で、

「沖縄から来ました 8-Ball です」

か、かっこいいー… 思わずタメイキもんで、随喜もんで、涙もんであります。



そして、

「次の曲で最後なんですが…  Can't carry on …」

もう終わりかよー(魂)

でも、しょーがないですよね、単独ライブぢゃないんだし…



4 曲め  Can't carry on

静かなイントロから Ray さんのボーカルが流れたのも束の間、怒濤のような音の奔流に為す術もなく漂う私は、小さなおフネヾ(^^;アホ

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四人が渾然一体となって作り出す音世界、いや、それは 【音世界】 などというものではなく、激烈かつ爆裂な音圧の中に煌めく鋭いエッジのような、虚空に舞う木の葉に触れただけで分離させてしまう日本刀の神業的切れ味とでも言うべきか。

 

 

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Prototype 収録曲の中でこの曲は、さほどの印象があったわけではないのですが、やはりライブの迫力なんでしょうか、非常によかったです。



演奏が終わりました。

インタビューのお立ち台に向かうメンバー。

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前のバンドは、このお立ち台にあがりますと、司会役のなんたら言うお笑いタレントみたいな三人組が、

「いや~ どーも どーも お疲れさまでしたー」

みたいな軽い口調で切り出すんですけど、 8-Ball の場合



「    …… す、すごかったですね…」



と、完全に素に戻ってました(笑)



インタビューの内容は全然たいしたもんじゃありませんでした。

もっと音楽的なこととか聞いてほしかったんですけど、お笑いタレントにそれを求めてもネ。



最高の演奏でした。

本拠地ではないとか、いつも使い慣れたアンプではない、また音響とか、いろいろとやりにくかった面はあったのでしょうが、それでも私には本当にすばらしい演奏でした。

ファンなんですから、そう思うのは当然でしょうが、しかし今までは無反応に近いぐらいの反応でしかなかった観客が、演奏が終わった途端に見せたすげー反応。



これがすべてを物語っているような気がします。



陳腐な表現しかできない自分の貧しい筆力が恨めしいですが、この日のバンドの中では間違いなくピカイチ。

ケタ外れの実力と音楽性を十二分に見せつけられたライブでした。



終了後、何とかしてあいさつだけでもさせてもらいたいと思い、会場から出てみると、ばかっ早く来た私の入場を阻止した、 Roland のおねえちゃんがいました。

私の視線が合うと、にこやかに

「今日はありがとうございました。昨日もこのイベントはあったんですけど、お客様ほど早く来られた方はいなかったですねー」

思わず苦笑



な、なんかすごくフレンドリーな感じですので、このおねえちゃんに頼んでみようかな…

「あ、あのー 実は今日出てたあるバンドのメンバーと、ちょっとした知り合いなんですが、ごあいさつだけさせていただきたいんですが、楽屋とかには入れないですよネ…?」

「どのバンドですか?」

「今、やったばかりの沖縄の 8-Ball です」

「んー… ちょ、ちょっと待ってくださいね」



ドキドキ…

「んじゃ、一応 【スタッフ】 っつうことで、どうぞ」

「い、いーんですかーい」



【スタッフ】 の ID カードもらっちゃいましたよ(爆)

ほんとは【ゲスト】の ID を渡すつもりだったらしいのですが、全部出払っちゃてたようで、いいや、いいや 【スタッフ】 で、みたいな感じでしたネ。



明るい会場とは裏腹の、香港あたりの雑居ビルにでも迷い込んだような、薄暗い廊下をおねえちゃんと歩きます。

おねえちゃん曰く、

「さっきのバンド、ほんとにすごかったですねー もーわたし、会社の人間っていう立場忘れちゃって、お客さんと一緒に叫んじゃいましたよー」



あ、あんた エエ人やぁぁ… (笑)



「お客様、ずっと 8-Ball のファンなんですか?」

ほんとは 「あったんめーよ」 ぐらいのことを言いたかったんですけど、素晴らしい演奏を聴いて思いっきり謙虚になっていた私(笑)は、

「いや、あのー 昔、沖縄に紫っていうバンドがありまして、私はもー紫は 20 年以上もファンなんですけど、紫のリーダーであるジョージ紫という人の息子さんが…」

的に、つい出てしまう冗長ダラダラ垂れ流し的口調。



「そーなんですかー でも、メンバーとお知り合いなんて、いーですねー」

さ、さすがに、 WEB サイトの BBS で何度かやりとりさせてもらっただけです、とは言えませんでしたヨ(爆)

それだけなのに、 【ちょっとした知り合い】 などという口を叩いてしまい、スイマセンでした…> Roland のおねえちゃん> Chris さん KeiicHi さん



Chris さんの姿が眼に入りました。

思わず足が若干スリ足気味に速くなってしまいます。

すりすりすりすり



「ク、 Chris さん」

「はい?」

「 kota です」

「あー どうもー」

ずっと厳しい表情で演奏していた Chris さんが、ニコッと笑ってくれちゃいました。

もー俺が女だったら、間違いなくホレてますヾ(^^;



と、そこへ KeiicHi さん登場

「ケケケ、 KeiicHi さん」

「はい?」

「 kota です」

「あー どうもー 画像掲示板(*)ではいつもお世話になってます」

(*)画像掲示板:SMOKYさんちのことですよ!

と、こちらもにこやかに。

う、うれし過ぎますよ… おふたり…



Prototype の CD を持ってきてましたんで、さっそくお二方にサインを頼みましたヾ(^^; ミーハー

ところがサインペンのつもりで持ってきたペンが、フタ開けてみたら何とボールペン…

CD のジャケットはコーティングしてあるツルツルの紙なんで、ボールペンが滑っちゃって書けません。



「あー じゃぁサインペン持ってくるよ」



KeiicHi さん。

ととと、とんでもないです、いいです、いいです、メモ帳でいいです。

ところが KeiicHi さん飛んで行っちゃいました。

結局サインペンは見つからず、メモ帳にサインをしてもらいました。





Chrisさん





KeiicHiさん



しかも、このボールペン、インクもあんまり出ないでやんの…(爆)





おふたりは、 CS テレビ局のインタビューもあったようで、お忙しい様子でしたので、今日の演奏は最高であったこと、生で聴けてほんとにうれしかったこと、で、厚かましいお願いですけど、フル CD の制作を切に願っていること、そして Chris さんにはサイトで公開されている DEMO の続きを作ってください、と厚顔無恥にもお願いしてしまったです。




んで、厚顔無恥ついでに、3人で写真を撮ってもらいました。

ところが、私のデジカメが



バッテリー切れ



トホホホ…(哭)

しかし、Chris さんが、

「じゃぁ俺のデジカメで」

と、わざわざ持ってきてくれました。

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Roland のおねえちゃんにシャッターを切ってもらい、パチ!

 






そして KeiicHi さんが、

「この後、ビールでも一杯いかがです?」



うおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!



(爆)



いいい、いーんですかー(狂喜乱舞)



しかし

演奏終了後のインタビューで、 Ray さんが 「初めて東京に来ました」 と言っていたことを思い出しました。



「初めての東京で、しかも初めての東京ライブ。しかもしかも大成功。ここはほんとに気の置けない人たち同士で、打ち上げを楽しんでもらうべきではないだろうか。そこに部外者の俺がいちゃぁ、おふたりも気を遣うだろうし、ここはお気持ちだけはありがたくいただき、遠慮するのが筋ではないだろうか」



とか思ってしまい、わたしゃほんとに添乗員体質みたいです(悲)



「ありがとうございます。でも、皆さんで楽しんできてください。でもでも、もし沖縄に行けたら、その時は飲みに行きましょう」

思わずこんなことばが口をついてしまいました。



おふたりにお礼を言って別れましたが、でも心中

「あー なんであんなこと言っちゃったんだろう… せっかく誘ってくれてるのに… ビール一杯だけ飲んで帰ればいーぢゃん… あー 俺はバカだ、ほんとにバカだ」

と後悔の念しきりヾ(^^; アホ



でもなー こんなテンションでビール一杯で終わるわけないしなー 俺の場合…

明日の仕事なんかは、もうこの際どうでもいいけどヾ(^^; 良クナイ 結局いつまでもいそうだしなぁ

やっぱり今日はこれで正解ですよ、お客さんヾ(^^; 誰ガオ客サン?



こうして初の生 8-Ball 体験は、若干の悔やみを残しつつも終わりました。



帰りの電車の中で聞いた曲

 ・Prototype

 ・Okinawa Rocks 収録の(need for)Speed

 ・Chris さんサイトからいただいてきた MP3

 ・同じく KeiicHi さんサイトからいただいてきた MP3

 ・同じく KeiicHi さんサイトからいただいてきた NEW 紫の期間限定ライブ音源



家に帰ってから、酒飲んで、あー うまい(笑)

んで、 PC 立ち上げましたら、いろいろな方から BBS の書き込みをいただいてました。

ありがとうございました。



おかげで本当にいい日曜日でした。



って、あら、珍しくまともに終わっちゃったわ(笑)