ZureZure 日記

瑣末な日常を Zure た視線でやぶにらみ

ぬりぬり

 この前、テレビで 「フィギア王選手権」 とか言うのを見ました。

 文字通り、フィギアを一番上手に作った人が優勝、という実にわかりやすい内容であります。
 ワタシャ、たとえ対象が何であろうとフィギア全般にまったく興味がないんですが、過日プラモデル熱が再発したコトもあり、何となく見てたっす。

 いわゆる 「プロ」 という人たちが多数出演し、それぞれのワザを競ったワケですが、パテで成形するテクはもちろんのこと、一番たまげたのは 「塗装」 でした。
 せっかく丹念に作っても、塗装がヒドくては話しにならんので、ワタシも塗装にはずいぶん気を遣いぃのしたんですが、やっぱり 「プロ」 と呼ばれる人たちはスゴイ。

 針の先のような面相筆で、フィギアの女の子の化粧を施したり、瞳の輝きをひとつづつ書き入れたり。
 もっとも背中を丸めて、フィギアの顔を凝視しながら面相筆を使うサマには鬼気迫るものがありましたが(笑)

 特にたまげたのはエアブラシ。
 エアブラシひとつでストッキングのスケ具合や、スピードスケートのユニフォームの質感を再現した人がいましたが、これは本当にモノ凄かった。神業としか言いようがなかったっす。

 ワタシもエアブラシは使ってましたが、とても自分のイメージするようにはできなかっただけに、その難しさはよくわかってるつもりですが、つくづく思うのはその 「センス」 ですよネ。

 プラモデルにおける塗装は、料理でいう 「味付け」 に似てる面があると思います。
 味見の時は 「ちょっと足らない」 ぐらいがちょうどいいそうで、その時にドンピシャの味では、濃いめの味付けになってしまうそうであります。

 プラモデルの塗装も、まさにそうだと思うんですネ。 「もうちょっと、もうちょっとダケ…」 とかってやってるうちに、どんどん厚めになっちゃって、結局できあがったのは、ゴテゴテと野暮ったく塗られた駄作になってしまう。
 「引き際」 とか 「見極め時」 が非常に大事だと思うんですが、このあたりの見極めは、やはり 「センス」 という部類ではないかと。

 もっともプラモデルの塗装に限らず、 「何かを作り出す」 というのは、すべからくそうなのかも知れない。音楽なんて特にそうかも。

 わりと塗装には 「一発勝負」 みたいなところがあって、失敗してまたやり直すのはかなり大変です。
 最期の一瞬で面相筆がほんのちょこっとダケはみだしちゃったりして、魂の奥底からためいきついたことが何回もあったけど、なかなか進歩しないんですよネ。
 ガラス棒にルーラーあてて、それを筆と一緒に握って震えないようにするとか、そんな話しも聞いたけど、とうていワタシのような芋虫指では、それも困難かと(笑)

 「やっぱプロはスゲェなぁ…」 と、つくづく感じ入った番組でありました(笑)