バレンタインデー。
学生のコロも今もとんと縁が無かったワタシには、別にどーでもいい日であります。
が、この前の日曜日。
家のふたりの子供たちはキャーキャー言いながらチョコレートを作っており、何でも友達にあげるそうです。
「友達? 好きな男の子にあげるんじゃないの?」
「違うヨ。○▲ちゃんと◇○ちゃんと▽■ちゃんにあげるんだヨ。 友チョコ だから」
「友チョコ…?」
要するに女の子が、仲のいい女の子の友達にあげるのを 友チョコ というんだそうで、本来の主旨からはどんどん離れていきますが、まぁもともと根拠のある日でもないワケだし、それはそれで微笑ましいのではないかと、納得しました(笑)
「でもさー 好きな男の子にはあげないワケ?」
「ママがあげちゃダメ! だって」
( ・ω・)…?
で、女房に聞いてみました。
「ネェ、何で好きな男の子にあげちゃいけないの?」
「だってあの子の好きな子のお母さんと、PTAで一緒なんだモン。何かあって気まずい思いしちゃイヤじゃん」
「あ、あのさー… 別に子供のやるコトなんだから、そんな変なコトにはならないんじゃないの? 第一、子供同士のつきあいに、大人がそうやって自分の都合でクチ挟むのは どーなんだ?」
「ウルサイ。アンタは黙ってなさい」
「ハ、ハヒ…」
(笑)
キッチンでは相変わらず子供たちがキャーキャー言いながらチョコレートを作っておる。
「でもさー 男子ってホントにバカだよネ」
「そうそう!」
「ダレもアンタにチョコなんかあげないのにさー なんかそわそわしちゃって、わざとひとりになったりしてさー♪」
「えー おねえちゃんのクラスもそうなのぉ? わたしのトコなんか、一週間ぐらい前から変にカッコつけちゃってさー 普段はサッカーとかやんない子が、いきなりサッカーしたりしてんだヨ!」
「見え見えだよネェ~♪♪」
(姉妹ふたりで) 「ギャハハハハハハ!」
(泣)
こ、これが5年生と2年生の会話だろうか… もしかして育て方を間違ったのではないかと、心配になったその時、上の子が、
「ネェ~ パパぁ パパも子供の時は、 変にカッコつけたり、いきなりサッカーとか やってたの?」
「べべべ、別にぃ~ そんなコトするワケないじゃん。普段通りにしてたヨ」
「ふ~ん… じゃぁ チョコなんて1個ももらえなかったんだネ! かわいそうだから、コレあげる! はい、 余ったヤツ 」
(泣)
横で女房が大笑い(笑) オマエハ笑エル立場ナノカ…?(笑)
ちょっぴりほろ苦いチョコレートを味わった日曜日の午後であった。