この世でもっとも忌み嫌われ、万が一罹患した場合は一族郎党はおろか九族まで現世から抹消されるという不治の病。
それは
巻き爪
(笑)
以前、左足の親指が巻き爪になっちまいまして、その時の苦闘の歴史は本宅の 巻き爪 と ひとりの愉悦 に、そしてその顛末は、同じく本宅の 巻き爪始末記 に書いちょりますが、もうそんなんはすっかり忘れちまい、すっかり回復したモノとばっかり思っちょりました。
しかし…
確かに悪魔はいた。
デビルもいた。
サタンもいたし、デーモンもいたし、閻魔大王もいたんダ!
そう。
巻き爪復活。
(泣)
それも、完治したとばっかり思い込んでいた左足の親指(涙)
最初に巻き爪になった時の治療は、ほぼひとまわりしちゃうぐらいに巻いていた親指の爪をひっぺがし、その下の爪床という部分を切り開いて更地にした後、両側を広げて縫いつけるという、それ治療ってゆーのかヨ、みたいなコトしたワケですが、そんなんで爪がなかったワケですよネ。
んで、手術した先生曰く、徐々に爪が生えてきますから、これから毎月見せてくださいネ、と。
しばらくはせっせと通っちょりました。
その病院のそばにウマいラーメン屋があって、帰りにそこでラーメン喰うのが楽しみだった、というのは内緒です。
が、 「喉元過ぎれば熱さ忘れる」 とは、よく言ったモンで、半分ぐらい爪が生えてきてからは行かなくなってしまった。
で、その親指の爪なんですが…
な、何か曲がってきてるんですよネ。
根本から、こう… 何と言うか…
今では左 45 度の角度で曲がって生えてしまいました(爆)
それでも実運用には支障がなかったんで、 「結果オーライ」 を座右の銘とするワタシとしては特に気にもせず。
よぉ~っく見ると、その曲がった爪。
先端部分が下に曲がって来てます。
以前の症状は親指の左右が内側に巻く、つまり食い込んでしまっていたのですが、今回は左 45 度に曲がって生えてきて、先端が下方向に巻き、それで皮膚に食い込みつつあるという…
この前の日曜日は子供たちとバドミントンやったりドッジボールやったぐらいですから、まったく痛みはなく、その内、切りゃぁいいや ぐらいに思ってたのですが。
昨日。
夕方ぐらいからズキズキと痛みだしました(笑)
何か初めて経験する痛さなので、トイレいって靴下を脱いでみたところ…
爪が食い込んだ部分が、白ぉ~くなってまつ(笑) ヾ(^^;笑ウナ
「イ、イテェ~…」
45 度に曲がって生えてきたワタシの爪。
それはエビちゃんの柔らかにカールした髪の毛の如く、愛らしくも美しくクルクルと巻き出し、そして親指に食い込んだ、と。
「オマエさー そーなる前にもっと早く病院行けヨ」
と、この駄文を読んでいただいた方等しく思われるでしょうが、だって痛くなかったんだモン。
なぁ~に、話しは簡単っすヨ。
食い込んでる部分を爪切りで切っちゃえばいいダケじゃん。
そんなの楽勝っすヨォ~
ぱちんぱちん、ってネ。
と、自分の心を糊塗したワタシは爪に響かないように、そぉ~っと歩きながら家路につき、いつもよりゆっくりめにフロに入った。
そう。
なるべく爪とか皮膚をふやかして、切りやすくしようというナイスアイデアなんですネ。
で、のぼせる寸前でフロからあがり、また女房に見つかるとウルサイんで隠れて爪切ろうとしたところ…
完全に食い込んでる
爪切りの刃が入りません
どーやっても
(泣)
でも、ここでがんばって切らないと、少しずつ爪は伸びてくるワケだし、今日よりは明日、明日よりは明後日の方が辛くなるコトは火を見るより明らかなんで、腰据えて根性入れて気合い込めて爪切りを握り直したところ…
「何やってんのぉ ご飯できてるヨ!」
と女房の声が!!
「ハハハ、ハヒ!」
チャンスを逸した
(爆)
そしてお約束通り、酔っぱらってもうどうでもよくなっちゃって寝てしまった ヾ(^^;アホ
そして今日。
不思議なコトに昨日ほど痛くありません。
なんでなんだろう…
というワケで、今日も帰ったら挑戦するっす。
明日やるより、今日の方がラクなんダ!
何としても切るんダ!
という誓いも新たに。
くるくると
食い込む巻き爪
いとおかし
爪切り一閃
希望の光
(泣)