今日の昼飯は麺類ではなく、珍しく定食。
だって朝、思わず立ち食いそばに行っちまったし(笑)、定食のおかずが鳥の唐揚げだったから(爆)
で、ご飯を食べててふと思う。
皆さんはご飯食べる時、一粒も残さずキレイに食べる方ですか。
それとも数粒か残っちゃう?
オレは必ず喰います。
もちろん 「食い意地が張ってる」 っつうのもあるんですが(笑)、子供のころからそうやって両親にはしつけられてきたし、自分の子供たちにもそうやってる。
しかしまわりを見てみると、けっこうイイ歳したおっさんとかご飯ツブを残してるヒトが多く。
何か… こう…
かっちょワリイっつうか、みっともない、っつうか…
まぁ別にいいんですけどネ、んなこたぁ。
だけど、仮にこの食堂に 500 人のヒトが来て、一人が一粒ずつご飯を残したとすると、 500 粒のご飯が残るワケですよネ。
ご飯茶碗一杯にどれだけのご飯粒が入っているのか知りませんが、 500 粒って言ったら少なくとも 「一口」 程度ではないワケで。
もちろん、そんな残したご飯は再利用なんてできないし(笑)、もう捨てるしかないワケですが、これはどーなんだ、と。
今の日本の穀物自給率は 2000 年で 28 % 、世界では 128 位 だそうです(出典:らでぃっしゅぼーや 食料自給率に物申す 日本の食はこのままでいいの?)
確かに今の日本は決して貧乏国ではないし、正当な貿易行為で海外から食料を購入してるワケだから、それ自体は別にどーこー言われるものではない。
でも主食の 3/4 近くを海外から輸入しているコトは事実なワケで。
この前のブログの続きじゃないケド、それこそ世界には飢えに苦しんでいる人たちがたくさんいるのに、こうやって海外から買ったものをボロボロ残している日本。
そこにもの凄い矛盾を感じるワケです。
かく言うオレもたぶんヒトの倍は喰ってますから(笑)、正常な食生活に戻ればオレ一人分ぐらいの食料は浮き、それを貧しい人たちに、という考えもあるかも知れない。
それを言われたらぐうの音も出ないワケですが(笑)
昔、オレがよく中国に行っていた時。
とにかく中国の食事は大量に出てきます。
丸テーブルに どーん どーん と次々とおかずの大皿が置かれ、それに山盛りのご飯とかスープとか。
最初のころこそ、お客さんは
「すごいネェー また出てきたヨ」
とかって半分笑いながら喰ってるワケですが、これも旅行の半分が過ぎるコロになると
「ねぇ添乗員さん、オレたちこんなに食べられないからさー 次から半分ぐらいの量にしてヨ」
とかって言われます。
そんな時、オレはいつもこう言っていたんですネ。
「中国ではですネェー 出されたモノを全部喰べちゃうというのは、礼儀に反するコトなんですヨ」
お客さん: ( ・ω・)ナンデ?
(笑)
「全部喰べちゃうというコトは、 「これじゃ足らないヨ もっと持ってきてヨ」 という意味になっちゃうんで、出されても全部食べずに、少しずつ残しておく、っつうのが正しい礼儀なんですヨ」
お客さん: (;・ω・)ソーナノ?
(笑)
これ↑ 誰かに言われたか、何かの本で読んだかして、それ以来ずっと使ってたフレーズなんですが、でも実際のところはどうなんだろう…(笑)
日本人だったら、 「出されたモノは残さずにキレイに食べなさい」 というのが普通だろうし、作った方だって全ぇ~部平らげてくれりゃぁ、それはウレシイだろうナァ、と思うワケですが、もっともトコロ変われば品変わる、だし、 日本の常識は世界の非常識 だしナァ…(笑)
でも最近の中国では、レストランなんかで食べきれなかったものを持ち帰るヒトも多いようです。
たいていのレストランではお持ち帰り用のドギーバッグ(ホカ弁の発泡スチロール製の入れ物みたいなヤツ)を必ず用意してますからネ。
「親以外は何でも喰う」
と豪語する中国人(←ホントです。子供も女房も喰います・爆)ですら、このように意識が変わってきているのかも知れない、っつうコトを思うと、自分の国じゃ必要量の 1/4 の穀物しか作れないクセに、カネにモノ言わせて買ってきた穀物を、イイ歳したおっさんとかがボロボロ残してる、飢えている人たちが何億もいるというのに。
コレ、おかしいよネ。
まぁずいぶん前からそんなコトは言われ続けてきたワケで、かく言うオレもそんなコトはまったく考えずに飽食に励んだ結果、このような体型になってしまったんですが(笑)、ふと思い浮かんだことば。
Mottainai
この前何となくテレビ見てたら、ケニアの環境大臣でしたっけ?
女性の。
この人が 「 Mottainai 」 の意味に思うところがあり、それをスピリチュアルなところまで昇華させ、もはや世界語のような存在だと。
そう言えば、 「もったいない」 なんて、あんまり使った覚えがないような…
まだ食べられるのに捨ててしまう。
まだ着られるのに捨ててしまう。
まだ使えるのに捨ててしまう。
まだまだいろいろな 「もったいない」 が山のようにありそうですが、そういえば昔。
古着を引き取って世界中に送ってる NPO 団体を、どっかからか女房が見つけだして来、そこに段ボール数箱分を持っていったコトがありました。
いつどこに、どういう形で持っていけばいいのか事前に問い合わせたところ、
「クリーニングまでは結構ですが、洗濯してたたんで、種類別にしていただけるとありがたいです」
とかって言われ。
で、その通りにして持っていき、ちょっとそこのヒトと話したのですが、自分が脱いだものをそのまま段ボールに放り込み、一杯になったらガムテープで封をして送りつけてくるヤツがいるそうです。
しかも 着払い で。
しかも 大量 に。
しかも、そういうのはほとんどが 女性 だそうで。
これもヒドイ話しですよネ。
いったいどーゆーつもりなんでしょうネ。
「オレの LL サイズのシャツを、世界の誰かが着てるんだろーか…」
などと思いは世界をかけまわり(笑)、今日もおいしく昼飯を食い終わったのでありました。
もちろんオレの食器にはなぁ~んにも残ってません(笑)