Zure Zure 日記

瑣末な日常を Zure た視線でやぶにらみ

ワザあり

昨日の帰り道でのこと。

遠距離通勤を乗り越え、へとへとになって自宅最寄り駅までたどり着いた時なんですが、エスカレーターで肩が触れたとか触れないとか、道を譲るとか譲らないとか、まぁそんなんでワタシのちょい前のサラリーマンふたりがケンカを始めまして(笑)



雨が降り続いてただでさえ鬱陶しいんだから、カンベンしてくれみたいな感じで通り過ぎようとしたところ、そのふたりの片割れ、口ひげ生やしちゃって何かオールバックっつうかそんな感じの、ちょっとコワそうなおっさんがもうひとりのヤツにつかみかかっちゃったんですネ。

つかみかかられた方はちょうどワタシと同じぐらいのトシですかネェ…

無視して行こうとしたところ、その口ひげのおっさんが何か知らないケドやけに激昂しちゃって、エリ首つかんじゃって…



おいおい…



そしたら、そのニイチャン(あ、オレと同じトシぐらいなら 「オッサン」 か…笑泣)、パッとふりほどいて仁王立ち。



息詰まるにらみ合い

(笑)



ちょっと意外な行動に出られた口ひげのおっさん、引くに引けなくなったんでしょうか、なんとパンチ一発(驚)

しかも ぐー で(爆)



もうオレたちゃ思わず目が点。



しかし、殴られたニイチャン ヾ(^^;オッサン

別に身体が揺らぐこともなく、その口ひげおやじの



ひざを蹴った



(愕)



思わず片膝つく口ひげおやじ。

その瞬間



ニイチャンの足が



おっさんの顔面をクリーンヒット(凄過)



まさにワザありの一撃



口ひげおやじ、一発でダウン。

しかも 鼻血 つき(爆)



スゲー

こんなの初めて見たヨ…

このニイチャン、 「強い」 というよりは、 「ケンカ慣れ」 してる感じでした。



だいたい 「ひざを蹴る」 っつうのは、非常に危険なんですよネ。

中国拳法の基本でもそういうのがありまして、例えば後ろからひざをちょこんと押されても 「カクン」 ってなっちゃうでしょ。

それぐらいひざというのは微妙なバランスの上で身体を支えているワケで(モノの本にはそう書いてあった。ウソかホントかは知らない・笑)、しかも関節っつうのは逆の動きに滅法弱い。

真っ正面から相手のひざを思い切り蹴ったら、たぶんそのひざは再起不能になりますヨ。



そうした人間の弱点、っつうかウイークポイント ヾ(^^;同ジ意味デス を的確に捉え、しかも相手に再起不能のダメージを負わせないまでも、身体が崩れ落ちるぐらいの適度なショックを与え、しかもその後



顔面キック


すげー…

何モンなんだ、この人… ヾ(^^;「ニイチャン」 カラ 「人」 ニ変ワッタノネ



さすがに大騒ぎになり、駅員がすっ飛んできました。

傍らには 40 代ぐらいの 「人」 が屹立し、その足もとには 50 代後半ぐらいかなぁ… 口ひげおやじが鼻血だしてブッ倒れてる。



こりゃぁどう見ても、この 「人」 が加害者で、くちひげが被害者という図式ですよネ。

当然、駅員もこの 「人」 に詰め寄ったワケですが、この 「人」 、特に慌てる風でもなく至って平静。



「さきにこの人からいいがかりをつけられ、しかも先に殴られた。たまたま足が顔に当たっただけです」



みたいなコトをおっしゃる ヾ(^^;敬語カヨ



するとまわりの野次馬も、

「そうそう。この人悪くないよ」

「そっちの人がいいがかりつけてきたんだよね」

「悪いのはその倒れてるオヤジだゼ」



口ひげ、やっと起きあがるもまわりの状況がつかめず、しかもやっとつかめた時には文字通りの 「四面楚歌」

(笑)

とっとと立ち去る 「この方」 ヾ(^^;本当ニ恐カッタンダネ

駅員も事情は飲み込めたらしく、 「この方」 を特に止めるでもなく、口ひげおやじを介抱し。



しかし…

この場合、やっぱり 「この方」 はとどめておくべきだったと思うんですネ。

確かに悪いのは口ひげおやじだし、最初に手を出したのもおやじの方。

だけど、何か 「この方」 、わざと殴られたっポイんですよネ(爆)

そうしたら 「正当防衛」 でしょ?

思う存分反撃できるワケじゃん。



でも、結果論かも知れないがココまではやっぱり 「過剰防衛」

もし口ひげおやじが 「傷害で訴える!」 とかってダダをこねたら、 「この方」 を帰らせちゃった駅員、ひいては鉄道会社にも責任は出てくるよネ。

まぁこのバカおやじが、てめえのコト棚に上げて 「訴える」 とかって言わなきゃいいなぁ… と思うワケで。



それにしても…



「この方」
-----
たぶん、若かりしコロは相当やんちゃだったのではないか。

ワタシと同じぐらいの世代なら、血気盛んだったコロは 「族」 の最盛期だったワケだし…

相当 「ケンカ慣れ」 してるみたいだったから、かなり 「鍛えられた」 のかもネ。

人は見かけによらんなぁ…

若いコロのやんちゃはともかく、立派に更生してサラリーマン生活を送っていたが、こんなシチュエーションで昔の血が騒いだんですかネ。



口ひげおやじ
-----
バカ丸出し。

いいトシこいて、つまんねーいいがかりつけ、挙げ句の果ては鼻血まみれ。

家に帰りゃぁ女房も子供もいるだろうに、どうやって言い訳すんのかネ。

「駅で悪いヤツがいてなー おとーさん、ブチのめしてやったヨ。相手はおとーさん以上に血ィ出してたナァ。がーっはっはっは」

とかって言ってんだろか。

たーこ(蛸)



いやいや。

片道 2 時間半の通勤を始めて 10 年ぐらいになるケド、こんなのは初めて見ました。

降りかかった火の粉は払わなきゃいけないけど、まずは我が身を正すことも大事ですナ ヾ(^^;朝帰リノクセニ何ヲ言ウ



(笑)