たまぁにマンガが読みたくなります。
と言っても、いわゆる 「ヲタ」 の皆様ほど深く読み込んでるワケでもないし、ディープでコアな知識を持ち合わせてるワケでもない。
まぁ一般人っつうコトで。
がきデカ
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少年チャンピオンに連載。
別にココでオレが言わなくとも、誰もが知ってる非常に有名なマンガですナ。
ギャグ自体がおもしろかったコトもあるが、作品全体にそこはかとなく漂う 「シュール感」 に魅了された。
また、こまわり君のギャグが不調に終わったり、周囲から突っ込まれた時に発する 「あぁぁ…」 という一種あきらめというか、自己消化というか、その辺の微妙な 「ギャグ」 とも言えない絶妙な切り返し(?・笑)も大好きでした(笑)
侍ジャイアンツ
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野球マンガ。
主人公 「番場蛮」 が苦闘の末に数々の魔球を編み出すという、少年野球マンガお約束のパターン。
今にして思えば、非現実的 120 %であるが(笑)、まぁそれを言っちゃぁお終いである(笑)
このマンガ、確か最終回では主人公が死んじゃうんですよネ。
主人公の死を以て終わるというのは、非常に特異であったように思える。
もっとも 「あしたのジョー」 でも、矢吹ジョーは真っ白な灰となって燃え尽きたワケだが、コレは 「死んでしまった」 のではないんだよネ…?
この辺の解釈、詳しい方お願いします(笑)
で、この 「侍ジャイアンツ」
アニメにもなりまして、放送開始を楽しみにしてたんだが、失望率 200 %
何でマンガが原作のアニメ作品って、みんな顔があんな簡単な絵柄になっちゃうのかネ…
特に長嶋さんなんかは、顔の下半分がコンクリート塗ったみたいに水色であり、まぁひげの剃りあとを表現したかったんだろうが、あまりと言えばあまり。
1 回見ただけだった。
アストロ球団
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夭逝の天才投手・沢村栄治から戦地で野球を教えてもらった少年。
その少年が沢村栄治の願いを実現すべく 「超人」 と言われる非人間的な能力を持つ連中をかき集め、繰り広げられる妄想と絶望の野球絵図(笑)
あんまりくだらないんで、それが故に毎週読んでたという(笑)
キャプテン
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上記のふたつのマンガとは対照的に、ホントに普通の、ドコにでもいる野球少年たちが主人公。
作者のちばあきおさんは、定規を使わなかったそうで(うろ覚え)、そのためか絵全体がやさしい。
普通の中学生たちが練習に明け暮れ、ついに名門中学と戦うまでになる話ですが、これは好きだったなぁ…
特に主人公の、墨谷二中野球部キャプテンの谷口君、二代目キャプテンの丸井君、三代目のイガラシとか大阪弁の剛速球投手・近藤とか。
みんないい味出してました。
しかし残念なことにちばあきおさんは鬱病がきっかけで自らの命を絶ってしまいました。
合掌
題名不明
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オレが少年誌から離れるきっかけとなったマンガです。
題名は忘れちまいましたが、当時はいわゆる 「マイコン」 ブーム。
8bit のおもちゃのようなコンピュータでしたが、これの中、つまり LSI の中にミクロの小ささになった主人公の少年が入り込み、コンピュータに巣喰う悪と戦うという。
いくらなんでも、あまりと言えばあまりの非現実性に、少年だったオレはクチあんぐり(笑)
「子供をナメてんのか…」
と捨てゼリフを残し、オレの少年期のマンガ史は幕を閉じたのであった(笑)
怪奇系
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つのだじろうの 「恐怖新聞」 「亡霊学級」
日野日出志の一連の作品。
諸星大二郎の題名は忘れたが、地球外からの未知のウイルスによって生物がすべて融合してしまうという話。
これは怖かった。
特にラストシーンで、少年が融合をまぬがれようと必死に走るのだが、ゴキブリホイホイの上を走るゴキブリのように(笑)、履いている靴が 「べちゃ! べちゃ!」 と糸を引きながら道路とくっつき始めるシーンには鳥肌たった。
で、こうした少年期から青年期になりまつ(笑)
北斗の拳
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映画 「マッドマックス」 のような世界観。
設定がいかにもマンガチックで、非常によかった(笑)
まさにマンガでしか表現できない世界かと。
「経絡秘孔」 という、いわゆる 「ツボ」 を刺激するコトで、人体に計り知れない影響を及ぼすという、何だか 「なるほどぉ~」 と納得してしまった(笑)
しかし物語が進行するにつれて、死んだはずの兄・トキが何度も生き返ったり(笑)、ケンシロウの対決の度に石が飛んだり、地が裂けたりと大騒ぎ。
それでかなりイヤになった(笑)
でも、北斗の長兄・ラオウが最後に見せた 「見事だ、弟よ」 という、すべてを超越したかのような笑顔が忘れられません(笑)
BE-BOP-HIGHSCHOOL
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単純におもしろかった。
何でも単行本が 40 数巻あるらしいが、コンプリートはあきらめた(笑)
いっつもいっつも公園から 「ヨォー」 とかって声をかけられるオープニングに 「常春の国・マリネラ」 を思う(笑)
パタリロ!
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オレの弟が好きで(笑)
いつもトイレに行く時は、弟の本棚から抜き出して読んでいた(笑)
タッチが非常に繊細であり、バックも徹底的に描くプロ根性に圧倒され。
それは後から出てくる 「ナニワ金融道」 と好一対かと。
ストーリー自体は、単純なギャグ物から、練りに練り込まれた大作とメリハリが効いており、パタリロをはじめとする数々の特異なキャラクターによって芳醇な味付けが為されてます。
これでずいぶんとトリビア的知識を身につけた、と告白しておきます(笑)
ゴルゴ 13
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「劇画は床屋で読むもの」 という、オレの中の不文律を覆した傑作(笑)
白土三平の 「カムイ外伝」 や 「ガロ」 系は床屋で読んだが(笑)、これは自分でカネ出して買った。
しかしコンプリートには至らず。
これでずいぶんと世界平和およびグローバリズムを身につけた、と告白しておきます(笑)
そして青年期から中年期、つまり現在へ(笑)
ナニワ金融道
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青木雄二のバタ臭く、アカ抜けない画風。
そして登場人物たちの、あまりと言えばあまりなネーミング。
この人もパタリロ!の作者・魔夜峰央と同じく徹底的にバックを書き込む人ですが、スクリーントーンなどはあまり使わないようで、とにかく骨太なタッチで遠近感なしにバックを書き込みます。
それが結果として、この作品の舞台となった大阪独特の野暮ったさや濃さ、そして匂うような人間の体臭そのものを表現しているのかと。
ストーリー自体もおもしろかった。
普通の青年であった主人公・灰原達之が次第に 「マチ金」 のえげつなさ、非情さに取り込まれ 「これほど本音でする商売はない」 と、やがて大阪一の金融マンになることを自らに課すという。
これでずいぶんとカネ関係およびカネの怖さを思い知った、と告白しておきます(笑)
沈黙の艦隊
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夏休み中に自宅 PC がブッ壊れ、やることなくマンガ喫茶で読み始めたのがきっかけ(笑)
作品初期の潜水艦と艦隊との戦闘シーンは、思わず手に汗握ってページがふやけた(笑)
しかしですネ…
主人公・海江田四郎の言動ですが、コレはどうみても 「屁理屈」 なのではないか…?
まぁ現実には起こりえないからこそ 「マンガ」 なんですが、それにしても主人公の言動より、まわりの脇役たちの方が常識的に思えるから不思議(笑)
愛蔵本・全 16 巻をオトナ買いしてしまい、一気に読了。
いろいろと問題ありの主人公ではあるが(笑)、ラストはまさに 「衝撃」 でありました。
カバチタレ!
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現在進行形。
思わず会社の帰りにマンガ喫茶に寄って読みたくなる(笑)
ストーリー、タッチともに完全に 「ナニワ金融道」 の流れを汲むモノで、青木雄二さんが監修をしちょります。
もっとも青木さんはすでに故人ですが(合掌)
法律事務所に勤務する、これまた普通の青年・田村勝弘が主人公。
「ナニワ金融道」 と同様に、カネや人間関係が織りなす人生の悲喜劇を描いており、法律の解釈なんかはかなりウルトラ C みたいに思えます。
笑っちゃうのは、登場する警察官、警察関係者がすべて、いわゆる 「警察」 であること。
何のコトやらわからんと思いますが 「交通違反を捕まえるのに隠れてる」 とか 「ケツが重い」 あるいは 「みんなヤクザ顔」 とか(笑)
オレはあるコトがきっかけで、警察というのはまったく信用していないのですが、オレが経験したのと同じようなケースで書かれているコトもあり、 「やっぱり警察ってこうなんダ」 と実感。
連載途中ではありますが、終了と同時に 「オトナ買い断行」 の予定(笑)
この他にも手塚治虫や石ノ森章太郎、また望月三起也など、好きなマンガ家はたくさんいるのですが、こうした大家ともなると、オレごときがあーだこーだ言うのは、あまりに恐れ多いので…(笑)
番外(笑)
江口寿史
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いや、別に 「番外」 でもないんだけど(笑)
この人の描く 「絵」 が好きです。
特に女の子。
マンガ家としては、とかく 「原稿を落とす」 とか 「勝手に連載をやめてしまう」 という風評が高い人ですが、まさしくこの人の描く絵はポップです。
代表作 「ストップ!! ひばりくん!」 で見せるポップでキュートな女の子たちには、今もって魂をかき乱されるという ヾ(^^;
男として頼りない、と弾劾された主人公の坂本耕作に対し 「そんなことないわよねぇ」 と微笑みかける 「つぐみさん」
そして耕作の妄想の中で、耕作の新妻を演じるひばりくんが、仕事から帰ってきた耕作を玄関で迎えるシーンや子供ができたと告げるシーンなど、これだけのために古本屋で単行本買いたいぐらいです(笑)
そんなワケで、このブログのタイトルもひばりくんにしてみました(笑)
クレームついたら別との差し替えます(笑)