Zure Zure 日記

瑣末な日常を Zure た視線でやぶにらみ

雨の日曜日

日曜日の朝。

目が覚めると、外は雨だった。

「雨かぁ~… よかった、日曜日で… もー今日はドコにも行かんと、家にいよう…」

で、また寝た。



朝食。

炊きたてのご飯。

できたての味噌汁。

納豆(嬉)

昨日のおかずの残り(笑)

正しい日曜日の朝食の姿である。



「今日はドコにも行かん」 と決めたオレを祝福するかのようなメシ。



1 発め
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「パパ、この前のフリーマーケット行って、ピザとか買ってきてヨ。それをお昼にしましょう」

と、女房。



「この前のフリーマーケット



最近、見つけたトコで、ココで売っている手作りピザとかロールケーキ、近所の農家の無農薬野菜とか、何だかとってもウマいのである。

で、ここでピザでも買ってきて、それをお昼に食べましょう、と。

「ハイハイ…」



「今日はドコにも行かん」

早くも崩れた(笑)



「パパ、んで、おばぁちゃんトコにも何か買って、そんでこれも持っていって!」

と、女房。



ウチの近所では家庭菜園花盛りであり、どうやら今はジャガイモの収穫期らしく、あちこちから 「おスソ分け」 をいただいてしまい、文字通り 「山ほど」 ジャガイモがある。

それもおばぁちゃんトコに持っていてくれ、と。



「ハイハイ…」



子供たちをクルマに乗せ、フリーマーケットへ。

ピザやらロールケーキやら、無農薬のトマト…



「おばぁちゃんトコで、ちょっと遊んでいく? また夕方迎えに行くから、それでもいいヨ」

と、子供たちに聞いてみたところ…



「う~ん… でも、宿題もあるから今日はいいや」

「あ、そう」



で、おばぁちゃんトコ行って、ケーキやらジャガイモやら渡して、さぁ帰ろうか… という時。

おじいちゃんが出てきて、 「これから出かけるから駅まで乗せてくれ」 と。

「ハイハイ…」



おじいちゃん駅まで送って、家に帰った。



2 発め
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家に戻ったところで、おばぁちゃんから電話。

女房が出た。

「あ、いえいえ… ウチもいただきものなんですケド、よかったら食べてくださぁ~い♪」 みたいな。

普段、オレにはほとんど見せない笑顔プラス優しい声で応対しておる。

「え、パパですか…? はいはい。今、かわりますネェ~」

女房から電話を渡されて…



「もしもし…?」

「あ、さっきはありがとネ。それでネェ…」



何だかエラいこみ入った話になってしまった。

「あ、おばぁちゃん、ちょっと電話じゃナンだからオレ、今からそっち行くワ…」

「そう…? 悪いわネェ」



「今日はドコにも行かん」

またもや崩れた。



3 発め
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おばぁちゃんトコで小 1 時間。

やっと話が終わり、ちょっと腹も減ってきたので家に帰る。

さっき買ってきたピザでも喰おう…

で、家に帰ったら子供たちが申し訳なさそうに、

「ネェ、パパァ…」

「ん…?」

「やっぱりばぁば(おばぁちゃんのこと)のトコ行きたいから、クルマ乗せてって」



(爆)



クルマをガレージにも入れず、子供たちを乗せ、またおばぁちゃんトコへ。



「今日はドコにも行かん」

3 回も出てんじゃん!



4 発め
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先週、通販で買った台所の整理棚が配送されていたので、女房はそれを開けて掃除機かけたり、あっちの棚から食器入れ替えたり、何やかんや…

何だかとっても忙しそうにしてるので、腹減ったからピザでも焼いてくれ、とも言えず。

しかも子供たちはおばぁちゃんトコ行ってしまったので、オレたちだけでピザ喰うワケにもいかず。

「あのさー ピザはまた今度にして、カップラーメンでも買ってこようか…?」

「あ、パパおなかすいたのネ。じゃぁそうしてください」



で、近所のパン屋までカップラーメン買いに行った。



「本日、午後は臨時休業します」



との貼り紙。



(爆)



「あんだヨォ~… ったくヨォ~…(泣)」



雨なのにサンダルとか履いて行っちゃったもんで、もう足もビチャビチャ(冷)



「今日はドコにも行かん」

4 発めは自爆。



5 発め
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「午後は臨時休業だってサ…」

「それで手ぶらで帰ってきたの?」

「( ・ω・) エ…??」

「だったらセブンイレブン行くとか思わないんですか。ガキんちょの使いじゃないんだから」

ムカァ~…

(笑)



ちょうど雨もあがっていたので、自転車乗ってちょっと遠いセブンイレブンまで。



「コレ、絶対帰りは雨降ったりするんだろうナ…」



案の定。



「今日はドコにも行かん」

5 発め、濡れネズミ。



6 発め
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雨ン中買ってきたカップラーメンとかサンドイッチを、ふたりでモサモサ喰う。

喰い終わったところで、女房はまた台所の整理開始。

オレは今度こそもう絶対ドコにも行かん! という固い決意を胸に秘め 「あ、だけど子供たち迎えにいかなきゃ…」 という現実には気づかないフリして、またバイオハザードでもやろうかと思った瞬間。



誰か来た



( ・ω・) ダレ…?



「こんちは~」



さっき、駅まで送って行ったおじいちゃんだった。

たこ焼きやらシューマイやらを帰りに買ってきたので、持ってきたぞ、と。

おじいちゃん、雨の中を歩いてウチまで来た。



「お、おじいちゃん、送っていきますヨ…」

「いーよ、いーよ。雨降ってるんだから。オレは【歩いて】帰るから!」

「【雨降ってるんだから】送っていきますヨ…」

「そーかぁ… 悪いナァ」

「いーえ…」



「今日はドコにも行かん」

嗤えるナ、コレは…

もう 6 回も出たり入ったりしてるじゃん。



7 発め
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というワケで、 7 発めはまだない。

しかしもうしばらくしたら、子供たちを迎えに行かねばならん。



「今日はドコにも行かん」

(泣)