人間には 「食欲」 「睡眠欲」 「性欲」 の三大欲望があるという。
このうち、食欲と睡眠欲は自己防衛本能に根ざすものであり、つまり食べなきゃ死んじゃうし、寝ないと死んじゃうヨ、と。
しかし最後の 「性欲」 については、別に SEX しなきゃ死んじゃうということもないワケで、自己の生存のための原始的な欲求なのではなく、一般には 「種の保存」 のための欲求であるという。
なので特に必要がないのであれば、 SEX などしなくてもいいワケだが、それでは種が断絶してしまう。
そこで神は SEX という行為の代償として 「快感」 を与えた。
ここで 「神」 を持ち出すことの是非はともかく、とにかく SEX すれば快感が得られるというワケで、ヒトを含む動物はせっせと励むコトになったワケである。
しかし、ヒトに 「智恵」 がつくにつれ、本来、種の保存という行為の代償であるはずの快感が、結果やプロセスはともかく、それのみを追求するという逆転現象が起きてしまい、それがために多くの悲喜劇を生んだ。
人類最古の職業は 「売春」 であるという。
「性の対価」 である売春は、道徳観念や倫理観が高度に発達した現代社会においては犯罪のひとつとして断罪され(もっとも例外もあるが)、 「やってはいけないこと」 となっている。
ただまぁ、特に我が国においては、ほとんど有名無実と化し、某風俗産業などは今日も堂々と営業しているワケだが。
それはどっちでもいいんですけど(笑)
この前、ネットを徘徊していたら きれいなお姉さん というサイトに行き着いた。
なんでこんなサイトに行き着いたかは聞かないでください(笑)
文字通り 「きれいなお姉さん」 にあふれており、しかもほとんどがすこぶる付きの美人であり、かつまたヌード。
思わずしげしげと見入ってしまったワケだが、サイトのテキストを読んで二度びっくり。
このおねえさんたち全員が AV 女優なのだという。
(驚)
こう言っちゃぁなんだが、日活ロマンポルノやブルーフィルムの時代から、出演遊ばされるおねえさま方は、今ヒトツ…
その…
(笑)
陳腐な言い方だが 「こんなかわいい子が…」 と絶句しちゃったワケである。
別にきれいだから脱いじゃいけないとか、そうでもないから脱いでもいいとか、そんな論理は成り立たないのはよくわかっているが、とにかくちょっとした衝撃であったワケで。
その中でも特に白眉と思える数人についてぐぐってみた。
当たり前だがアダルト DVD の通販サイトあたりが真っ先にぐぐられ、そのトールケースの写真見ただけで、陳さん鎌首…
(自爆)
次にぐぐられちゃうのは、やはり Wikipedia であり、その記事を読んでいるうちにテレビ東京で深夜に放送されている 「おねだりマスカット」 という番組を知った。
余談だが、このテレビ東京という局のポリシーというかスタンスには驚かされるコトが多い。
何か重大な事件が発生して、他の民放ほとんどが 「特別報道番組」 とかって放送してるのに、この局だけ平然とゴルフ中継を流したり、昔のマカロニウエスタンの再放送やったり(笑)
昭和天皇崩御の時も、何の番組だったかは忘れたが、ほとんどこんなノリでもう思わず目が…になりました(笑)
でまぁ 「おねだりマスカット」 であるが、お笑いタレントのおぎやはぎが司会で、 10 数名の通称 「恵比寿マスカッツ」 というおねえちゃんたちが出演。
このおねえちゃんたちのほぼ全員が AV 女優なのである。
テレビ東京の深夜枠で、この出演メンバーなら、あの伝説の番組 「独占! 男の時間」 を彷彿させるであろうことは容易に想像がつき(笑)、家族が寝静まるのを待って YouTube で検索(笑)
明日も早いんだからさっさと寝たら…? というご指摘はごもっともでございます(笑)
いっぱいありますネェ…
いつも思うのだが、こうやって番組をネットに上げられちゃぁテレビ局としてもたまらんモンがあるだろうナァ…
とにかく見る。
明日も早いんだから(笑)
期待に反して実にゆるぅ~い内容であった。
「独占! 男の時間(通称どくだんじ・笑)」 では、司会の山城新伍の後ろにはトップレスのおねえちゃんたちがずらりと並んでおり、まだ中学生だったオレはスゴい衝撃を受けたモノだったが、そんなシーンどころかポロリもなし。
AV 嬢たちが出演しているビデオの、ほんのさわりの部分だけでも紹介とか、そんなんもいっさいなし。
しかしである。
このゆるぅ~い番組の各コーナーが実におもしろいのである。
「おもしろい」 と言っても、もちろん話芸とかそんなモノではなく、おぎやはぎや嬢同士のボケ突っ込みに思わず笑ってしまうのである。
「蒼井そらのダメ出しドキュメント」 というコーナーがある。
恵比寿マスカッツのリーダーである蒼井そらが、収録終了後に何人かのマスカッツを呼び出し、ダメ出しというお説教をするのだが、もちろんヤラセ 100 %には違いないケド、そのやりとりがまた絶品である。
彼女のダメ出しは時によっては 「いいがかり」 に近いモノもあるが、マスカッツたちの反応が逆ギレもあれば徹底的に無視、あるいは 「ハイハイ」 的なモノもあり、思わぬマスカッツたちの反応に説教役の蒼井そらも他の女の子たちも思わず吹き出してしまい、それを隠すのに下向いたり、横向いたり(笑)
このコーナーでまたいい味を出しているのが Rio という子。
なんでもポルトガルと日本のハーフだそうだが、何だかもうとてつもない美少女。
もっとも柚木ティナという名前だったころとはだいぶ顔つきが違うので、ずいぶん整形とかしてるんだろうけどネ。
で、この Rio ちゃんが蒼井そらの腰巾着よろしく隣に座って、彼女のダメ出しにいちいち 「そうなんですヨ、練習来ないんですヨ」 とか 「グロスなんかぬってるんですヨ」 と同調するというか、煽るというか。
が、一転。
そら嬢のダメ出しに、ある女の子が 「いや、それはちょっとキツいですヨ…」 と難色を示したとたん、 Rio ちゃんが 「うん。キツいよネ」 と。
思わず Rio ちゃんを見てしまうそら嬢。
この辺のやりとりは実際に見てもらった方が早いので、どうぞ(笑)
その他にも 「スカットテレフォン」 も笑える。
Rio ちゃんも電話役をやるのだが、ここでは吉沢明歩嬢が最高。
特に有吉弘行とのやりとり 「なんぼあったら気持ちええねん!」 では、寝静まった我が家に響きわたるほど笑ってしまった。
こうしてみると、 AV 嬢たちの中でもキャラクターが際だっている子と、そうでない子の差が激しい。
ほとんどのアダルトビデオでは、出演する嬢たちは演技力のえの字もなく、ひたすらあの手のシーンばかりなのだろうが、こういう際だっている子たちが出ているビデオは、いろんな意味でぜひ見てみたいと思うワケである。
でも通販はちょっとナ…
DVD 自体が来ちゃうワケだし、子供たちもトシごろになってきたので、万が一にでも発覚したら、ただでさえ高い自分んチの敷居がもう乗り越えられないほど高くなっちゃうし(笑)
ダウンロード販売とかないだろか(笑)
どうせ 1 回見れば飽きちゃうからメディアはなくてもいいもんネ。
しかしこうした、いわゆる人気 AV 嬢の出演ビデオ数は大したモンである。
文字通り身体はってる商売なワケなので、よく身体が持つナァ… と感心しきり。
こういう子たちは何で AV という職を選んだんだろうか。
もちろん様々な理由があるだろうし、職業選択の自由も当然あるので、別にとがめる気もさらさらない。
もっとも自分の子が AV やる、と言ったらそれはやっぱり大反対するだろうが。
売れるとも思えませんし(笑)
前述の蒼井そら嬢は自身のブログで 「この仕事をやっていることに、後ろめたさがまったくないか、と言えばそうではない」 と発言している。
しかし 「この仕事には誇りを持っている」 的な発言もあり、そら嬢の中ではきっちりと価値観の棲み分けができているのかもしれない。
考えてみれば、これはけっこうスゴいコトである。
身もフタもない言い方をしてしまえば、彼女たちは撮影中は 「性行為」 をしており、それは常にボカされているので、立証はできないものの、本○であるコトは確かだろうし、それで対価を得ているワケだから、歴とした 「売春」 になってしまうのではないか。
しかし彼女たちと売春をイコールで考えるのは、やや無理があるように思える。
もっとも呼び方でもイメージは異なるだろう。
「売春婦」 だと 「赤線」 などがイメージされ、そこには借金の方に売られてきたとか、ある種の悲劇的要素や悲壮感がつきまとう。
しかし 「コールガール」 になると、何だかラスベガスあたりで目にしそうな、 Playboy 誌のグラビアにでも出てきそうな、いわゆるいいカラダした金髪ねぇちゃんが連想され、昼間はセクレタリーだけど、夜の顔は別の顔、でもこういう生活もキラいじゃないワ、みたいな(笑)
AV 嬢はこのどちらにも当てはまらないと思う。
「売春婦」 の、そぼふる雨に仄かに滲むピンクのネオンサインのような儚さや暗さはないし、 「コールガール」 のようなビジネス的要素も二重生活的仮面もない。
そこにあるのは AV というメディアの中で堂々と素顔をさらし、 「おねマス」 というゆるい番組でキャッキャッと弾けている普通の女の子である。
蒼井そら嬢は、最近何とかという舞台に出演したそうだ。
ブログ中でも、ものスゴく楽しく充実した日々であったコトが生き生きと綴られており、 「今はお芝居がしたい。思いっきり大きな声だして舞台に立ちたい」 と書かれていた。
舞台女優への道、というオプションもあるのだろう。
そんな記事を読んで、 「あぁ… この子はいい子だナァ」 と単純に思ってしまった(笑)
また Rio ちゃんは、そのまんまでもタレントとしてゴールデンに出しても十二分に通用、いやいや、そこらのただ笑うだけが取り柄のバカどもを軽く凌駕するであろうコトは間違いなく(笑)
吉沢明歩嬢も夕刊紙だかスポーツ紙に連載コラムを持っているという。
う~ん…
これだから世の中おもしろい(笑)