今日は移動日。
台北から金門島に行く。
金門島というと、ほとんどの人は知らないと思うのだが、こんなところにあります。
このようにほとんど中国。
対岸の福建省アモイ市とは、最も近いところで 2km しか離れていない。
しかし、それでも金門島は中華民国政府の実効支配が及んでいる場所である。
初めて金門島の存在を知ったころは、中国と台湾の関係も現在のようなモノではなく、金門島は文字通りの最前線として、とても観光客などが気軽に行けるような場所ではなかった。
しかし時は流れ、今では誰もが行ける平和な島となり。
まぁそんなんで、金門島は前から行ってみたいと思ってた場所だったんです。
メシは喰わねばならん(笑)
台北から金門島までは飛行機で約 1 時間。
WEB で立栄航空(Uni Air)を予約していた。
台北には空港がふたつある。
主に国際線が利用する桃園空港と、国内線が発着する松山空港。
成田と羽田の関係に似ているが、松山空港からの国際線も増えてきているので、このあたりも成田/羽田とそっくり。
ホテルから松山空港まで、例によって MRT で行こうとしたのだが、何回か乗り換えがあるし、ちょうど朝のラッシュ時間だから、とてもそんな荷物持って乗れませんヨ、とフロントのねぇちゃんに言われた。
( ・ω・) ソウカァ…
タクシーでも 200 ドル、 600 円ぐらいだと言うので、タクシーで行くことにする。
この旅で初めてのタクシー。
めっちゃ気さくな運ちゃんだった。
さっそくチェックイン。
パスポートを出しただけで、あっさり完了。
ボーディングパスとバケージタグ。
時間に余裕を見て来たので、ゲート近くのコーヒーショップで、久しぶりのコーヒー。
ここの無線 LAN はめっちゃ早かった。
台北のホテルも無線 LAN 完備なのだが、なぜか激遅。
回線自体は早いのだろうが、何だろう… ネゴに時間がかかっているのか、タイムアウトしちゃうんだよネ。
昨日のブログなんか、結局アップが完了するのに 4 時間ぐらいかかってるし(爆)
搭乗開始。
満席だった。
ほとんどは金門島の何とかというお寺にお参りに行く人たち。
現代の善男善女は空を越えてお参りに行くワケですナ(笑)
立栄航空 885 便はほぼ定刻で金門島着。
託送荷物引き取り。
大騒ぎ(笑)
さて。
今晩の宿は民家をリノベーションした民宿に泊まる。
個人経営のホテルで、日本から e メールで予約をしたのだが、空港からはレンタカーのカウンターに行けば、宿まで送ってくれるように話をしてある、と。
そのあたり、日本なら予約番号とか 「カウンターでお客様のお名前をお申し出ください」 とかって、説明がありそうだが、そんなんは一切なし(笑)
まぁ行けば何とかなるでしょう(笑)
オレもどう切り出したものか、カウンターの前でちょっと悩んでしまったが(笑)、とにかく話は行ってるみたいで、無事にクルマに乗って宿に到着。
宿の中庭。
いい感じでしょ…?
朝食はここで食べられるらしい。
ホントにどっかの家みたいだよネ。
オレの部屋の入口。
おおっ~…
いや~
いい感じだナァ…(嬉)
ちなみに外出する時は、こうやってカギをかけまつ。
何という安心感(笑)
中からはこう。
何という信頼感(爆)
宿の女主人からいろいろと金門島について教えてもらう。
出発前に日本でも調べてきたのだが、どうもマイナーなせいか、これといった情報がなかったのだが、やはり地元の人に、こういう生きた情報を教えてもらうのが一番確かですナ。
昼メシも彼女に教えてもらったメシ屋で喰う。
本来は、これ 「牡蠣たっぷり焼きそば」 なのである。
金門島は当然にして海産物が豊富であるが、特に牡蠣が有名。
牡蠣入り焼きそばとか、牡蠣入りにゅうめん、牡蠣のオムレツなどなど…
しかし…
オレ、牡蠣喰えないんです(爆)
昔は普通に喰えたんだけど、学生の時に牡蠣に大当たり(笑)
それ以来、身体が牡蠣を受け付けなくなった(笑)
なので、この焼きそばも 「すいません、オレ牡蠣喰えないんで、牡蠣を抜いてもらえます…?」 とお願い(笑)
メシ屋のねぇちゃんも ( ・ω・) ヘ…? みたいな(笑)
「ネギラーメン、ネギ抜きネ!」 みたいな感じなのかな…(笑)
でも、この牡蠣抜き焼きそばもウマかった。
お値段も 60 台湾ドルにて 180 円(笑)
昼メシの後、そこらをウロウロしてみた。
いいですナァ~…
いかにも台湾らしい…
で、宿の女主人に教えてもらったのだが、金門島ではレンタサイクルがあるという(爆)
さっそく借りにいった。
この立派な建物は小学校。
島にはいくつかレンタサイクルのポイントがあるのだが、この学校もそのひとつ。
申込書に記入して、自転車を借りる。
こんなんがきました(笑)
フロント 3 速、リア 8 速。
しかもトリガーシフト(笑)
一応、 GIANT 製。
トリガーシフトなんてさわったコトなかったが、まさか金門島で初めて触るとは思わなかった(笑)
FD の効きがめっちゃ悪い。
アウターにあげると、インナーに落とすまでにめっちゃトリガーをあげないといけない。
金門島はけっこう坂が多いところなので、いいや、インナー固定で(笑)
で、けっこう CR も完備されてるんですヨ、これがまた!
ところどころに自転車のマークと矢印が道路にペイントされているのだが、本当にところどころなのが惜しいところ(笑)
けっこう長い坂がありまして…
この自転車で登りましたヨォ…(笑)
金門島でクライムするとは夢にも思わなかったケド…(爆)
勾配は全然大したことないんだけど、とにかく長い。
しかも自転車がこれでしょ(笑)
けっこうゼェゼェ言ってしまった。
ここ数日の飽食が、さらに輪をかけてマイナス要因になっているのは言うまでもない(笑)
やっとピークに上がったら…
ちょっと感動しちゃった(笑)
しばらく座り込んで海を眺めていた。
誰ぁれもいない。
聞こえてくるのは寄せては返す漣の音だけ。
金門島でこんな気分になるとは…(笑)
さて、それからは地図を見つつ、しゃかしゃかと。
延平郡王祠
天后宮
幹線道路はこんな感じなので、すごく走りやすい。
それからクルマが少ないのがいいですネェ~♪
気持よく走っていると、どこで道を間違えたのか、さっき目印に通過したセブンイレブンに戻ってきてしまった(爆)
せっかくなので(笑)
さすがに店頭で座り込むコトはしなかったが(笑)
幹線道路からはずれると、こんな感じ。
牛さんもいる、と(笑)
誰もいない、映画のセットのような街を抜け、しばらく海沿いに走ると…
港に着いた(笑)
レンタサイクルは 5 時までに返却しなければいけないので、また港から学校までのけっこうな坂を登る(笑)
いや、けっこう汗だくになったナァ…
ビアンキとは言わないケド、せめて R3 で走ってみたかった。
さて、晩メシ。
このあたりは何にもない。
昼を喰ったメシ屋はあるのだが、同じところで喰うのもつまらんし、どうしようかな。
さっき、女主人に 6 番か 7 番のバスに乗って 「鎮公所」 で降りる、その辺がこのあたりでは一番の繁華街ヨ、と教えてもらった。
一番の繁華街ならメシ屋もあるだろう。
しかしバスの停留所がわからん(笑)
ウロウロしていたら、ちょうど 6 番のバスが来たので乗車。
ナイスタイミング。
「鎮公所に着いたら教えてください」
「終点だから、そのまま乗ってな」
(笑)
お揃いのジャージを着た中学生らしき一団がドヤドヤと乗ってくる。
途端に車内は賑やかになるが、バス停らしきものがないところでも、下車ボタンを押して、勝手に降りてしまう。
どこでもいいワケか…(笑)
さて…
鎮公所に着いた。
さすがに宿のあたりよりは賑やかだが、う~む…
どこで何喰おう…(悩)
この写真を撮ったあたりからどんどん暗くなり、また店の照明も薄暗いので何だかちょっとヤバそうな雰囲気も…(笑)
しかし、さっきの中学生ぐらいの連中もたくさんいたり、小さな子供を連れた家族連れもけっこういたので、やっぱりこの辺では賑やかな繁華街なんだネ。
まぁ、適当に…
この店でいいや。
選ぶのもめんどくさくなってきたので、ちょうど 「今日の定食」 みたいなヤツを注文。
(笑)
何これ…?(笑)
とんかつ定食…?!(爆)
金門島でとんかつ喰うとは、これまた思わなかったが、しかし金門島って、クライムやらされたり、とんかつ喰ったり、意外性に富んだところだナァ(笑)
お値段は 65 台湾ドル、すなわち 200 円弱でした。
お約束のセブンイレブンでビールを買い、バスはなかなか来そうもなかったので、タクシーで帰る。
汗だくになった身体もシャワーでさっぱり。
ちょっと気温も下がってきたので、ビール片手にそこらを散歩。
あぁ いい気持ちだ…
明日はどうしようかな…
まぁ明日のコトは明日考えればいいや(笑)
仕事じゃないんだし。
宿裏手の洋館。
故郷に錦を飾った華僑が建てた、とのこと。
艱難辛苦の末に、故郷に豪邸を建てた華僑の気持ちを思うと、持ってたビールで乾杯したい気分だった。