さて、 9 月 16 日(日)
琵琶湖である。
琵琶湖はまだ行ったコトがなく、通過すらしたコトがない。
当初の予定では琵琶湖を一周するか、それとも西に脚を伸ばして淡路島を一周するか、そのどちらかと考えていたのだが、滅多にない機会でもあるし、どうせなら両方行っちゃえ! と、またもや自分の脚力および後のことなど何も考えないお気楽主義(笑)
朝 6 時に HIDE さんがクルマで迎えに来てくれた。
すいません、夕べは宴会だったのに、また今日も朝早く…(恐縮)
しかし、この琵琶湖までの車中がおもしろかった(笑)
HIDE さんの隠された一面が露呈し(爆)、オレはもう感心しきり(笑)
そうこうしてるうちに、この日にご一緒していただける慎之助さんのクルマがいつしか前に(笑)
「あれ、慎之助さんのクルマじゃない?」
まるで計ったかのようダ(笑)
ちょっと休憩。
右端の幟に、オレの眼は吸い寄せられっぱなし(笑)
着きまつた! ( ・∀・)
って、このころはまだ元気だったんだよナァ…
琵琶湖大橋にて慎之助さんのチネリと。
おおっ! 生きてるチネリを初めて見ました。
ホイールはシャマル、コンポはカンパと、純イタリアン。
かっちょえぇなぁ…
代わる代わる引いてくれた HIDE さんと慎之助さん。
なので大変楽をさせてもらったが、それも走り始めてからの追い風区間だけ。
いっつも引いてもらってばかりでは申し訳ないので、どうせ道も一本だろうし、たまには… と一度だけ先頭に立たせてもらったのが、それもわずか数 km で終わりましたとサ orz
やっぱりデカいよナァ…
などとひとりシミジミとしていたら、慎之助さんが 「あそこのかすんでる対岸まで行くヨ」 と。
( ゚д゚)
(爆)
いや、でもそらそーです。
だって一周しようとしてるワケだから。
でも、かすんでる対岸を見て、オレも目もかすんだのは内緒です(笑)
ビューポイントで 3 台揃って。
リドレーが前にいるのは、たまたまそうなっただけの話です(笑)
道は平坦な追い風区間を終え、いつしか細かいアップダウンが続く箇所へ。
変わらぬペースで快走する HIDE さんと慎之助さんだが、このころから早くもオレの脚は終わりつつあった(爆)
やっぱり自分の体重とかトシを考えず、無謀だったんだろうか…
でも来ちゃったモンは仕方ない。
チギられないように、一生懸命ついて行くだけダ。
道の駅で昼メシ。
塩分が老いた身体に染み渡る(填)
正直、ここに来るまでにもうオレの脚は終わっていた。
HIDE さんと慎之助さんのペースがめっちゃ速くて、 100km 程度なら何とかなったのかも知れないが、 150km ほどの長丁場になったら、これはキツい…
「もうちょっとで道の駅だから、そこでお昼ネ」
と、言われた時のうれしさったら(笑)
この辺から台風 16 号の余波で、キツかった風の向きが変わり、完全な向かい風ではないものの、実に走りにくい横風。
しかも何も遮るモノのない、湖側から吹いてくるので、ヒィヒィ言ってしまう。
こんな時はノーマルホイールでよかったと思うが、ディープなんて横風に飛ばされちゃえばいいのに、と思った瞬間(爆)
午後の部。
もうネ、こんな感じでどんどん離されちゃうワケですヨ(^^)b
ぴったりくっついてる方が楽なのは、わかっちゃぁいるんだが、一度 「あぁぁ もうダメ」 とかって心が折れたら、どうにもならんネ。
あとはこうやって、写真でも撮ってお茶を濁すだけ orz
え~っと、ここは…
HIDE さんのブログ によれば、マキノサニービーチと言うそうで。
と、こんな写真なぞ撮って、少しでも休憩時間を長く取ろうとする姑息なオレであった(爆)
ここから先は完全についていけませんでした。
HIDE さん・慎之助さんとの距離は長くなる一方であり、時折おふたりもスピードを緩めてオレが追いつくのを待っていてくれるのだが、それでも追いつかない。
ひとりで走っていたら、もうとっくにさじを投げて休憩してるころだが、そうもいかない。
ハァハァ言いながら、昼に食べたそばが食道の上部まで… ry)…
という時に、たまりかねたおふたりが休憩ポイントに入ってくれた。
た、助かった…(死)
立て続けに冷たいドリンクを飲み、さすがにあんまりしゃべる気力もなく(笑)、思わず座り込んでしまった(辛)
おふたりにとっては、まったく取らなくてもいい休憩。
すいません、初老のデブがご迷惑をおかけしました <(_ _;>
でも、この休憩でちょっとだけ元気になり 「そうでっかぁ 行きまっかぁ」 という気持ちになった ヾ(^^;アンマリ変ワランネ
そんなんでしばらく行くと、こんな絶景ポイントが。
白鬚神社である。
疲れていても、こんな写真を撮る元気はある(笑)
ゴールである大観覧車がだんだん近くに見えてきた。
そしてスタート地点である道の駅に到着。
走行距離はぴったり 150km
ほぼ平坦路での 150km だから、そんなに特別疲れるようなコトもないワケだが、この日は死ぬかと思いまつた(笑)
でも、もしオレひとりで走っていたら、ひとりをいいコトに休んでばっかりいて、とてもこんな時間にゴールはできなかっただろう。
って、この時の写真が一枚もない(笑)
今から思えば、そんな余裕はなかったと見える(笑)
ここで HIDE さん、慎之助さんとはお別れ。
おふたりはクルマで帰宅、オレはここからさらに大津まで走り、そこから輪行するのである。
HIDE さん、慎之助さん、今日はありがとうございました。
ちょっとだけ死んじゃうかと思いましたが、終わってみればいい思い出です(笑)
HIDE さん、丸々二日間(前夜祭も入れれば三日間・笑)おつきあいいただき、本当にありがとうございました。
おかげさまで本当に充実した、すばらしい三日間でした。
来年はぜひぜひ志摩サイの皆さんと関東遠征を計画してください。
爆走王・峠の女王・鬼監督が手ぐすね引いてまってます。
あ、オレは江戸川のほとりで、ぬるぅ~く待ってます(^^)/
(爆)
おふたりにお別れのあいさつをした後、心が砕け折れないうちに大津まで走り出す。
ここからは 17km ぐらい。
道はまったくの直進。
けっこうな渋滞だったが、クルマの脇をすいすいと通り、時には歩道なども走ったりして(笑)、いつしか大津に到着。
ここで実にオレらしい事件、というかネタ発生。
琵琶湖の道の駅から大津まで、ルートをナビに仕込んでいたのだが、オレが行きたかったのは JR の大津駅。
しかし、オレが作ったナビのルートのゴールは…
京阪電車の浜大津駅だった
!i!i!i!i!i ○| ̄|_ !i!i!i!i!i
どういう間違いやネン…(呆)
自分でも呆れてしまったが、でもまぁ JR 大津駅なんてたぶんすぐわかるだろう。
と思ったが、さっぱりわかりません(爆)
道行くおにいちゃんに JR の大津駅への道を聞く。
「え、 JR 大津駅ですか? 全然行き過ぎてますヨ」
orz
教えられた通りに、また来た道を引き返す。
ここまで 170 キロ近く走ってる上に重てぇ荷物まで背負って、なおかつムダに走ってるオレ(笑)
またわからなくなった。
今度はわざとかわいいお姉ちゃんを選んで道を聞いてみた(笑)
「こう行って、あそこを曲がって…」
「はいはい」
「とにかく山の上ですから、坂道をずっと登っていけば着きますヨ」
( ・ω・) 山…?
!i!i!i!i!i ○| ̄|_ !i!i!i!i!i ココニ来テ山…
(泣)
えぇ もうバッキリ心が折れましたとも。
おかげでコーラ飲んじゃいましたヨ ヾ(^^;関係ナイ
しかし。
「山」 とはかなりおおげさであり、実際は坂道程度。
た、助かった…(安堵)
JR 大津駅到着。
だぁ…(脱力)
ここから輪行して、女房の実家に行く。
そこでちょっと休息をさせてもらう予定。
女房の実家にもずいぶんとご無沙汰で、もうかれこれ 6 年ぐらい行ってないかな…
そこで丸一日休養を取らせてもらった後、いよいよ最後のスケジュールに突入であるが、とにかく今日のところはフロ入って、メシ喰わせてもらって、寝ましょう(笑)
そんな最後に実にオレらしいドタバタがあった琵琶湖一周。
お付き合いいただいた HIDE さん、慎之助さんにはいい恥をさらしてしまったが(笑)、オレ的には非常に楽しい一日でした。
ありがとうございました。
走行時間: 6:31'18
走行距離: 167.62km
平均速度: 25.7km/h
最高速度: 52.2km/h
高度上昇値: 683m
消費カロリー: 5,859kcal
自転車 de お伊勢詣り ~断念、そして帰宅編~ に続く