Zure Zure 日記

瑣末な日常を Zure た視線でやぶにらみ

自転車瀬戸内紀行 ~小豆島一周~

7 月 31 日(水)
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恒例朝メシ画像(笑)

土庄港近くのセブンイレブンにて。



さて、今日は小豆島一周にチャレンジ!

淡路島ほどメジャーではなく、どちらかと言うとマイナーな存在の小豆島であるが、一周というのは結構おもしろいらしい。

いろいろなサイトで情報を集めたが、最大公約数的には 「坂がキツい」

オレみたいな坂アレルギーが大丈夫なんだろうか、と不安になったが、まぁいつものような亀走りであれば、何とかなるでしょう♪



コース的には小豆島の北半分は海岸線に沿って走り、途中から島を東西に結ぶ 436 号線に出るのが一般的なようだが、それだとあんまりおもしろくなさそうなので、できるだけ島の輪郭に沿ってきちんと一周できるように計画した。

って、そういう時 【だけ】  A 型気質が出るんだよナァ…

(笑)



泊まっている小豆島のホテルグリーンプラザ

部屋からの眺めは最高。



ホテルを出発し、まずは土庄港を経由して、島の西側を巡る。

小豆島って、あたかもひとつの島のように見えるが、実はふたつの島から成っている。

小豆島と前島である。



というコトは、島と島の間には海があり、それを世間一般では 「海峡」 という。

そして、ここ小豆島と前島の間に横たわる海峡は、ギネスブック認定の 【世界で一番狭い海峡】 なんである。




それがコレ。

土渕海峡。

どう見ても、ただの用水路だが(笑)、定義からすると 「海峡」 になっちゃうんだよネ(笑)




うぉ~…

コレは気持ちいい!

海岸線に沿って走る、ってプランは大成功かも…(喜)

四国もこうやって走ればよかったかナ…(笑)




まさしく海。

海沿いなんだから当たり前(笑)






(  ´;ω;`) コレコレ…

こういう景色が見たかった。

こういうところを走りたかったのヨ…(随喜)



昨日までの曇り空と打って変わって、この日はド晴天。

気温もガシガシ上がり、サイコンの気温表示では最高 41 ℃(爆)

死んでしまうワ!

あ、でももう死んでもいいかも(笑)



今回の予定の中で最も期待していたのは、やはりしまなみ海道だった。

前述の如く、しまなみ海道ももちろんすばらしかったのだが、天気が今イチだったのが痛恨の極み。



しかし、さほど期待していなかった小豆島は好天に恵まれ(恵まれすぎ…?・笑)、以下の点からも、間違いなくこれまで走ったコースの中でのベスト 3 に入るだろう。



まずこのように景色がすんばらしいコト。

そしてメイン道路である 436 号線以外は、ほとんどクルマが通らず、たまに通ってもおじいちゃんがゆっくりと運転してる軽トラとか(笑)

しかも道路舗装がキレいであり、道幅も十分にあるなので あんなコトやこんなコト も好き勝手にできるのである(爆)




しかし、そんな極楽状態も長くは続かず ぽん! という感じで坂登場。

小豆島一周を果たした多くのローディたちがクチを揃えて言っている 「坂がキツい」

いよいよ登場か…



が、常に一桁台の速さを誇る 「亀走り」 であれば、はぁはぁ言いながらも登ってしまう。

そんでまた 「オレ、こんなに登ったっけ…」 と思いたくなるほど、下りが長いんです YO !

これは下り大好きな HIDE さんとかてっちゃんにも、ぜひ味わってもらいたい!(誠)



ダラダラ汗流しながら登って、長い下りを過ぎ、カーブを曲がって視界が広がると、そこにはキラキラ輝く瀬戸内海が ドカーン!

おおぉぉ~っ!

んもう、オレ声出しっぱなし(笑)



 


オレの冗長テキストを読むよりも、画像を見ていただいた方が、小豆島のすばらしさがより伝わると思うのだが、こんな下手クソな写真じゃ逆効果満点ですか。

そうですか。

_ノ乙(、ン、)_

 

 


道間違えたら、来たかった灯台に着いた(笑)

ココも誰もおらず、展望台独り占め。

しばし瀬戸内海を渡る海風に身体を任せ、世の塵芥に塗れた精神を洗い清める。

って、 40 ℃ぐらいの熱風なんですけどネ(笑)




時おり、こんなんもある。

確か箱根にもこんな洞門があるよネ。

去年の苦い経験をふと思い出した(笑)



海沿いの道は、全般的にこのように気持ちのいい道なのだが、いったん山に入ると、とたんに道幅が狭くなる。


一応、二車線なのだが、軽ならともかく普通のクルマだったらすれ違うのも大変だろうナァ…

しかも、まったく何もなく、かつ誰も通らないので、こんなところで熱中症にでもなったら、間違いなくエラいコトになります。

なので、自分のトシと体力と根性を鑑み、そんなにキバらずに走るコトにする(第一、キバってなんて走れない・笑)




この辺は結構キツかったように記憶しているが、でもいい道でしょ…?

山嫌いのオレですら 「いいなぁ」 と思えてしまうので、数多の変態諸氏にはタマらんでしょうナ(爆)




南風台。



 


さぬき百景・福田海岸。



ココまで来れば、小豆島東側最大の繁華街・福田港は近い。

ホテルのフロントで、お昼を取るなら役場のあたりか、ここ福田港周辺がいい、と教えてもらった。

しかし役場周辺は すか… と通過してしまったので(笑)、福田港で昼メシにしましょう。

時間もちょうどいいし♪



しゃかしゃかと福田港に着いたモノの、港とは言え、実際は渡し場に毛が生えた程度(笑)

「繁華街」 と言っても、ポツポツと人家がある程度のプチ集落と言った感じだった(笑)




目に入った 「松月食堂」

なかなかレトロでいい感じですナァ♪




しかし中に入ってみたら、もっとレトロ&カオスだった(笑)

おばちゃんがひとりでやってる食堂で、島の子供たちや港で働く人たち、みんな常連さんなのだろう。

勝手に冷蔵庫開けてお茶飲んだり、おいなりさん食べたりしてる(笑)




肉うどん。

四国で喰えなかったうどんに、やっとありつきました(笑)

塩分が身体中に染み渡るぅ~…




でもコレだけじゃ足らないので、オレもおいなりさん喰っちゃった(笑)



ココまでですでに半分以上は来てるので、気持ち的にもゆったり。

いいなぁ… 小豆島…

こんなにいいところだったとは、まったく嬉しい誤算である。



さって、また行きますか!

昨日の四国とは 180 度変わって、ちょっと元気になってるし(笑)




補給した自販機の前。

しばらく ぼぉ~ としていたが、こんないい道なのに一台もクルマ通らないんだヨ。

これはホントに自転車天国だナァ




自販機があった民家の軒先。

お揃いのかわいい靴が二足ある。

女の子のふたごちゃんなのかナ。




BGM :  The Long And Winding Road by The Beatles

(笑)



 


大阪城残石記念公園。

あとはもう一ヶ所、半島をまわって、ちょこっと登ればホテルだ。



それにしても楽しかったナァ

もう終わっちゃうのか…

もう一周したろか!(嘘爆)



 


そんなこんなでホテル到着。

無事に小豆島一周完了!




でも、それなりに疲れた(笑)




皮膚病じゃありません(爆)



さて、まだ時間も早いので、ゆっくりとフロにでも入ろうか。

「小豆島温泉」 ってのがあるらしく、このホテルの大浴場も天然温泉なんだよネ。



夕方 4 時の大浴場オープンと同時にイン!

さすがに、こんな時間からフロ入ってるヤツは誰もおらず(笑)、貸切状態(嬉)



あ、まずはサウナ入ろうか…

今日一日でめっちゃ汗かいたが、サウナでもうひとつ絞ったろかい。



が、しかし。

サウナ入った途端に、真っ赤に日焼けした両腕が ボボボ… みたいに火照ってきたので(熱)、慌てて退散(逃)



すっかり汗を流してドサッパリしたところで、温泉に入ったが、日焼けした腕とか足とか、悲鳴あげるほどピリピリしちゃって、とても入ってられなかった。

せっかくの温泉なのに、シャワーのみか…(馬鹿)



フロ入る前に冷房を最強にしておいた部屋に戻る。

うあああ~(歓喜)

でも、紙パンツが気持ち悪い(爆)



あ、そうだ…

洗濯しなきゃ…(主夫)

せっせせっせ…(清潔)




完了。

さすがに手で絞ったダケでは、水滴がポタポタ落ちる。




なので、茶器が入っていたオケのフタを流用(笑)

もちろん、あとでちゃんと洗っておきました(^^)b




グローブや手ぬぐい、ソックスなど小物も、こうやってエアコンの空気が当たる場所に干しておく。

翌朝までにはすっかり乾いていたが、せっかくテラスがあるんだから、テラスに干せばいいじゃん! と、今気がついた(爆)




フロも入ったし、洗濯もしたし。

あとはレストランが開くのを待つだけだが、待ちきれませんでした(笑)



ロビーのソファーに座り、ひとりビールを呑んでいたら、瀬戸内海に沈むキレいな夕日に気がついた。

しっかし、写真ヘタだナ、オレ…

orz




昨日と同じくバイキング。

せっかく瀬戸内海に来た、っつうのに、揚げ物ばっかりジャン(肥)



メシ喰いながら今日一日を振り返った。

とっても楽しい一日であったコトは確かなのだが、何かが足らない。

なんだろう…



ふと気づいた。

仲間だ。

こうやって一日終わって 「楽しかったネェ」 とか 「あそこがキツかった。そんでお前が遅くてサァ」 とか、そういうコトを語り合える仲間がいないんだ。



ひとりで来てるんだから当たり前と言えば当たり前。

しかもひとりだったら自分のペースで走れるし、休憩したいところで休憩し、走り続けようと思えば、いつまでも走れる。

それがどんなに楽チンであるか、去年の琵琶湖一周の時に思い知ったし(爆)



でも、一日終わって酒呑むという、一番くつろげる時に、ともに語り合える友がいないというさみしさ。

まわりはみんな家族連れとか、カップルなど、楽しそうに夕餉を囲んでいるというのに、真っ赤に日焼けしたヒゲ面の初老オヤジがひとりで揚げモン喰ってビール呑んでるという、何だかとってもヤな絵(笑)



ひとり呑みもいいし、ひとりで気ままにメシ喰うのもいい。

だけど、気の合う仲間同士、ともに呑んで語って笑い合うという、かけがえのない時間。

それがこの旅に唯一欠けているものだった。



次はいつ来られるのか、果たして 「次」 があるのか、それすらもわからないが、仲間というものの大切さを、何だかしみじみと実感してしまった。



でも小豆島最高!

また来られたらいいナァ(希)

今度はみんなで来たいです(願)



走行時間:  5:16'43

走行距離:  100.2km

平均速度:  18.8km/h

最高速度:  54.4km/h



高度上昇値:  1,437m  ← 100km 走って 1,400m か…(爆)

消費カロリー:  2,955kcal



ちなみに…

走ってる途中で Edge810 がいきなり落ちた(爆)

気がついたら電源が切れてて、結果としてログがふたつに分かれてしまった。

なのでこのデータはふたつのログからそれぞれ計算したモノなのだが、マージした GPX データで描画したルートラボのデータとは、かなり食い違っている。

どちらも電源が落ちてる間のデータを間引きしているのだろうが、それにしても頭に来るのは 810 である。

(`血´)怒怒怒…





心拍数: 平均 139bpm /最高 166bpm  ←さすが亀(笑)

ケイデンス: 平均 64rpm /最高 153rpm







矢印自転車瀬戸内紀行 ~家路~ に続く


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