ペイトン・マニング引退
ついに、というか、やっぱりと言うべきか…
デンバー・ブロンコスの名 QB ペイトン・マニングが引退を表明した。
NFL 史上 No.1 となるキャリア通算パス 7 万 1,940 ヤード、 539TD は輝かしい記録として、永く語り継がれることだろう。
スーパーボウルをピークに、来シーズンの去就がささやかれていた。
現役を引退するのか、あるいは継続か。
引退した場合は、どうするのか。
ジョン・エルウェイ現 GM のように、チームを指導する側になるのか。
それとも、どこかの記事にあったが、弱小チームに移籍し、自分の力でチームに貢献しようとするのか。
個人的には、今シーズン 4 勝 12 敗と絶不調だった、我がサンディエゴ・チャージャースに行ってもらいたいところだが(笑)
ペイトン・マニングと言えば、やはり 「オーディブル」 が思い浮かぶ。
オーディブルとは、ボールスナップ直前に相手のアライメントを見て、プレイコールの内容を変えるコトで、今では多くのチームが実践しているが、頻繁にオーディブルを行うのは、彼が初めてとか。
通常、プレイコールは HC やオフェンス・コーディネーターが決めるモノであり、よくテレビで映される、 HC なんかが付けているヘッドセットは、次のプレイコールを各コーディネーターと話しあったり、その結果を QB に伝えたりする時に使われる。
QB のヘルメットには、その指示を受けるレシーバーが仕込まれているが、マイクはないので、指示は一方通行となる。
それを、ガシガシ変えちゃったのが、ペイトン・マニングその人。
直前で指示が変わるので、他のプレーヤーたちは、それはそれは大変だと思う。
当初は、かなり嫌がられたんじゃないかネ(笑)
しかし、その効果は今回のスーパーボウル制覇が示すように、絶大であり、結果を重視するプロスポーツの世界においては、やはり肯定されるべきモノなのだろう。
ブロンコスと言えば、リーグ No.1 の守備力であり、それは先のリーグチャンピオンシップやスーパーボウルでも遺憾なく発揮された。
ボン・ミラーとデマーカス・ウェアのデビルツインズ(笑)の破壊力は凄まじかったし。
しかし、 D#と O#は、やはり両輪であり、 O#チームの力は、この人に依るところが大きい。
すばらしいゲームの数々を見せてくれて、ありがとうございました。
来シーズンは、ちょっと寂しくなりますナ。