8 月 17 日(金)
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さて、着替えて出かけましょう。
って、さすがに脚がパンパン。
特にふとももが張ってるが、でも、ももの裏側は何ともないの。
_ノ乙(、ン、)_
クリートむき出しのシューズで、山道をよく歩いたからナァ
やっぱり普通のシューズは歩きやすいヤ!
_ノ乙(、ン、)_
前から来てみたかった 東洋文庫
ココは東洋学のメッカであり、アジア最大の規模を誇り、世界でも五指に数えられる、東洋学に興味のある人なら一度は来たいと願う場所。
ついに来たゼ(嬉)
広開土王碑拓本。
高句麗第 19 代王・広開土王の功績を讃えた碑文であり、日本を示す 「倭」 の一文もあることから、非常に貴重な資料として知られる。
一度、これが見てみたかった。
東洋文庫の一般公開スペースである 「東洋文庫ミュージアム」 の二階部分から。
何だか気分が高揚してきた。
イギリスのジャーナリストで東洋学に深い造詣を持っていた、ジョージ・アーネスト・モリソンが寄贈した 24,000 冊の蔵書類。
「モリソン文庫」 と称され、東洋文庫蔵書類の中でも一際異彩を放っている。
まだ東南アジアが 「秘境」 と考えられていたころの冊子。
アンコールワットが精緻に描かれている。
陶淵明の詩文。
「誥命(こうめい)」 という、中国清朝皇帝が官吏に遣わした赴任辞令。
「史記」 の一部。
殷の紂王と傾国の美女・妲己との悪ふざけ、いわゆる 「酒池肉林」 を描いたもの。
同じく史記の 「始皇本紀」
オレの拙い読解力では、ちょぼちょぼとしか読めないが、まぁこれを読むなら、日本語訳されたものを買います(笑)
東洋文庫ミュージアムで公開されているものは、全蔵書の中でも極々一部であって、多くは研究者のための資料となっている。
それでも、こうやって一部ではあるが公開されているのは、ありがたい限りであり、眼の保養を兼ねた、充実した時間を過ごせた。
この東洋文庫。
文京区は駒込にあり、オレが通っていた高校が近くにある。
もっとも、高校生の時は、東洋文庫なんてまったく知らなかったが。
せっかくなので、ちょっと行って見ることにした。
高校卒業以来、一度も行っていないので(笑)、 30 年以上ぶり…
駅前はすっかり変貌していた。
よく通った本屋はなくなってラーメン屋になっていて、よく通ったラーメン屋は跡形もなく、場所すらもわからなかった。
高校時代は、あんまりいい思い出がなく、仲の良い友人たちがいたので、途中でやめることもなかったが、友だちいなかったら、絶対中退してただろうナ(笑)
さっさと帰る。
もう二度と来ないだろう(笑)
さて、次の目的地。
東京国立博物館
子供の頃に、親父に何度か連れてきてもらったことがあるが、何を見たのかまったく記憶にない。
ところが数年前に、台北故宮博物院の特別展を見に行った時、ここはもう一度ゆっくり来たいと思っていた。
というワケで駒込から上野へ。
朝メシおかわりしちゃった割には、もう腹が減ってきたので(笑)、どこかで美味しいラーメンでも食べようと思ったが、上野界隈は、日本語を解さない人たちで溢れており、どこも長蛇の列。
並ぶのがキラいなオレは、もうそれだけでパス。
この店なら行列はないだろうと思ったが、やっぱり行列はなかった(笑)
昔っからある、カレーの店 「クラウンエース」
昭和カラーを強烈に放つ、この佇まい。
カツカレー大盛り 600 円。
このボリュームでこの安さ。
学生のころはよく通ったが、変わらぬ美味しさだった。
ごちそうさまでした。
これまた久しぶりの上野の山。
7 割ぐらいが外国人だったろうか。
ま、たくさん外貨を落としてください(笑)
まずは東洋館から。
居並ぶ仏像に圧倒される。
意外なことに、撮影禁止マークがない展示品は、すべて撮影 OK だった。
博物館の展示品なんて、すべて撮影禁止だと思っていたオレには、実に意外。
もしかしたら複製品だからなんだろうか…
しかし複製品には 「複製」 と表記がしてあり、ということは、これすべて本物…
ほとんどの展示品はガラスケースなどには入っておらず、おかげでホントに間近からじっくり見ることができた。
まさかこんな風に見られるなんて。
かなり興奮(鼻息荒)
東洋館を堪能し、次は本館へ。
ここでも様々な展示があったが、東洋館の仏像群に圧倒されてしまい、気がついたら写真を一枚も撮ってない(笑)
平成館では、土偶や埴輪の特別展が開かれていたが、ここも長蛇の列だし、別料金なので(笑)、スルー決定。
法隆寺国宝館。
大小の仏旙。
寺院ではこのようになる。
ここでも仏像に圧倒された。
どの仏様も優しいお顔をされており、その中でも清濁併せ呑む度量の大きさが伺える。
でも、さすがに。
昨日の疲労と、今朝は朝練みたいに 50 キロ近くも走ってきた疲労が、だんだん出てきた(笑)
ずっと立ちっぱなしで夢中になって見ていたので、そろそろ限界です。
まぁ期待してた以上に満足したので、このあたりで帰りましょう。
帰りは駅前スーパーで女房と待ち合わせて、一緒に夕飯の買い物。
帰ってフロ入って、好物のマグロ漬け焼きが美味しい。
疲れたケド、とってもいい一日でした。
早朝から朝練(笑)、午前中に東洋文庫、午後から東京国立博物館と、とっても健康的かつアカデミック。
飛天でも舞う夢を見るかと思ったが、熟々睡でした(笑)