ずっと、 Bose のこのヘッドフォンを使ってきた。
Bose SoundSport wireless headphones である。
音質的には非常に満足していたのだが、 Bluetooth でありながら、こうやって左右がケーブルでつながっていて、特に冬場など、マフラーとかしていると、どっかに引っかかり、右を向くと左側が抜ける、という(笑)
それでも 3 年ほど使っていたのだが、 Bluetooth のバージョンや種類が古いせいか、やっぱり途切れる。
特に駅のホームで電車を待っている時、アナウンスが入ると途切れるコトが多かった。
駅員の使うワイヤレスマイクと干渉しているのだろうが、この辺のコトはまったく詳しくないので、わかりません。
これが結構なストレスとなり、久しぶりに有線ヘッドフォンを使ってみようと思った。
SONY の STH50C というヤツ。
Amazon で買っても数千円だし、その割には評判がいいようなので。
何年もずっと BOSE 製品だったので、耳がすっかり坊主になっており(笑)、久々の SONY のドンシャリが耳に心地よい(笑)
ケースは BOSE のを流用(笑)
イヤーピースも、ウチに何故か大量にあった Audio-technica の L サイズを流用(爆)
この価格でこの音質なので、大満足だったのだが、こうなると些細なところにケチをつけたくなるへそ曲がり根性(笑)
プラグが USB の Type-C なんだよネ。
もちろん、それはわかってて買っているのだから、別に SONY さんの責任ではないが、寝る前にスマホを充電しつつ音楽を聞こうとか、そんなんが当然にしてできない。
もっともたいてい毎晩酔っ払ってるから、音楽を聞いても聞かなくてもすぐ寝ちゃうんだけど(笑)
この時期。
ウチの会社もわずかなボーナスが出、女房からスズメの涙ほどのお小遣いをいただいた。
何か買おう(笑)
耳がすっかり SONY なので、 SONY の Bluetooth ヘッドフォンでも買おうか。
って、何だか同じようなモンばっかり買ってる(笑)
って、実は BOSE の完全分離 Bluetooth ヘッドフォンも持っており(爆)、そっちも使っていたのだが、聞くほどに今イチ感が強くなり。
エイジングも終わってるころなのだが、ずっとこなれてないというか、音が固い、というか…
イヤーピースもいろいろと付け替えてみたが、あまり効果なし。
そこで SONY の有線ヘッドフォンを買ってしまったので、即ハードオフ行きが決定した(笑)
化粧箱や保証書類、イヤーピースなど付属品も完璧に残していたので、まぁハードオフが 1,000 円ぐらいで買い取ってくれればいいや、それで、隣の山田うどんで昼メシでも喰おう。
と思っていたら、何と査定額は 5,000 円(!)
山田うどんに通える(笑)
いつ行っても今イチの山田うどんで昼メシを食べ(笑)、その足でヤマダ電機に買いに行った(笑)
SONY の WF-1000XM3 である。
コレにはノイズキャンセリング機能が付いており、実はこれだけヘッドフォンを持っていながら、ノイキャンは使ったコトがなかったので、コイツも楽しみ。
さっそく充電し、スマホには専用のアプリを仕込み、 Bluetooth 接続も済ませ、聞いてみる…
…
……
……… ヾ(^^;ドーシタンダヨ
いや、びっくりです。
コレ。
実に音がクリア。
音像もエッジが立っているかのように明確で、それでいて耳にギスギスした感じがない。
スマホアプリにはイコライザーも付いているので、スマホの音楽プレーヤーである Poweramp 側のイコライザーは OFF にし、アプリ側で少し変えてみたところ、ますます音が豊かになった。
とにかく語彙が少ないオレには、的確な表現ができないが、もし仮に音に温度というモノがあるとしたら、このヘッドフォンの温度は体温に近い。
それぐらい、自然に滑らかに何の違和感もなく、少し足りない脳に楽曲を届けてくれる。
「いい音」 なんてのは、何の客観的なものさしなどはないので、自分がいいと思ったら、それ即ち 「いい音」
どちらかと言うと、ドンシャリが好きなオレにはジャストフィットである。
って、よくそんなんで今まで何年も BOSE を使ってたナ、オレ(笑)
こういうタイプのヘッドフォンは、女性ボーカルとかポップス系がぴったりだと思う。
例えば、こんな曲。
新垣結衣の 「赤い糸」
大人気の彼女だが、歌はあまりうまくない。
むしろヘタ(笑)
しかし、彼女特有のささやきかけるようなこの曲を、このヘッドフォンで聞いてみたら、まさしく目の前にガッキーがいて、ほほえみながら歌ってるような、非常にリアルな臨場感が味わえる。
ちょっと幸せ(笑)
それから、こんな曲。
福原希己江の 「できること」
これも凄い。
ホントに深夜食堂の古いカウンターに座って、小林薫が作ったとん汁定食を食べているような、そんな映像がくっきりと少し足りない脳に浮かび上がる。
凄まじくいいです、これ。
スマホは SONY の Xperia1 で、音質まわりの調整には Dolby Atmos と DSEE HX が使える。
Dolby Atmos は BOSE のそれとは、やや相性が悪いようで、 ON にすると音場が崩れてしまう。
なので、ずっと OFF にしていたのだが、この SONY のヘッドフォンで ON にすると、音場がぐっと広がり、曲全体が少し足りない脳をそっと包み込んでくれるような、何というか、一種の快感とでも言おうか。
それから DSEE HX であるが、効能書きにて曰く:
「圧縮された音楽ファイルをハイレゾ・オーディオ相当にアップグレードし、高音質を再現します」
おおっ! そんな機能があったのか!
全然気が付かなかった(笑)
が、その次の行にて曰く:
「この設定は有線ヘッドフォンに対して有効です」
_ノ乙(、ン、)_
翌日。
会社からの帰りにこいつを使ってみた。
そう。
ノイズキャンセリング機能を試してみるのだ。
よかった、 K 点越遠距離通勤者で♪
(涙)
ヘッドフォンを耳にひっつけ、音楽を流し、ノイズキャンセリングを ON
すぅぅ~… と外の音が消えていく。
というか、楽曲の粒立ちがより極まる、というべきか。
端的に言えば、ノイキャンなしだと楽曲と外音(←こんな言葉があるのか知らないけど・笑)の割合が 6:4 だとすると、ノイキャン ON で 9:1 になるような。
もちろん、 100 %外音を遮断するワケではないのだが、音楽に没頭できる環境が整う、というか。
駅のホームに立って曲を聞いていたら、駅のアナウンスも電車が入ってくる音にもまったく気がまわらず、いきなり目の前に電車が現れたような感じで、かなりびっくりした(笑)
そう、外音に対して 「気がまわらなくなる」 という言い方がより正しいのかも知れない。
考えようによっては、コレ、かなり怖いコトであるが(笑)
そして、やっぱり乗り過ごした(笑)
とにかく音楽に集中できるので、いつも降りる中目黒を乗り越し、気がついたら渋谷に着く直前だった(爆)
もしかしたら、ここ数年の買い物で、一番いいモノかも知れない。
これだけ自分にぴったりの製品って、なかなかないよナァ…
こういうのを【僥倖】って言うんだろうナ。
さて。
非常に気に入っているこのヘッドフォンだが、アラを探して見よう(笑)
って、実はあるんです。
収納ケースが立たない。
(笑)
上の二枚の画像は、キーボードで支えたところを撮ったので、自立しているように見えるが、このケースだけでは立ちません。
動画にしてみた(爆)