いや~
今年のプレイオフはおもしろい!
レギュラーシーズンの成績から順当にコマを進めたチームもあれば、台風の目的チームもあり、またゲーム自体が波乱に満ちていて、実におもしろい。
結果としてチャンピオンシップは:
AFC:テネシー・タイタンズ vs カンザスシティ・チーフス
NFC:グリーンベイ・パッカーズ vs サンフランシスコ・49ers
今回の台風の目としては、やはりテネシー・タイタンズ
第6シードでのプレイオフ出場だが、あのペイトリオッツをワンポゼッション差で下すとは。
この試合でラッシングヤード182ydsという、WRじゃないのか?! 的なスーパーマンぶり。
190cmを超す身長と体重100kgあまりの重量級ながら、スピードも早く、もはや誰も彼を止められない。
前に倒れ込んだだけで、セカンドエフォート2ydsぐらい稼いじゃうからネ(笑)
どうもこの人は、ドルフィンズというイメージが強いが、そのころから、けっこうこのQBはいいのではないか、的な印象はあった。
堅実なんだよネ。
だから、あまり目立たつこともなく、ドルフィンズでは大した成績も残せずに、タイタンズに移籍してきたワケだが、こういうスーパーRBがいて、オフェンスを組み立てるチームとは、相性がいいのかも知れない。
レギュラーシーズン終了間際では、足を負傷していたらしいが、何と言っても今季はレシーバー陣の不足に泣かされたんだと思う。
最も頼りになるロブ・グロンカウスキーは去年、引退しちゃったし、ダニー・アメンドーラもチームを離れ、残るメインターゲットはジュリアン・エデルマンのみ。
ファルコンズからモハメド・サヌーが加入したものの、やっぱりまだチームに馴染んでないのかナ… そんな活躍をした、という印象もない。
ま、何にしてもプレイオフに11年連続出場、スーパーボウル制覇6回というスティーラーズと並ぶ大記録を打ち立てたチームだけに、今後の去就が気になります。
それから、このタイタンズ。
ディビジョナルプレーオフでAFC第1シードのボルチモア・レイブンズをも負かしちゃったんだよネ。
誰が見てもレイブンズが勝つだろうと思われていたが、甲子園に魔物が棲むように、NFLのプレイオフにも悪魔が棲んでいるのかも知れない。
いい意味でも悪い意味でも、ラマー・ジャクソンのレイブンズであることを証明したこのディビジョナルプレーオフ。
彼にとってアンラッキーな場面もあったが、やはりチームの柱たるQBがサイドラインで、あんなに腐っちゃダメですヨ。
程度と深刻さは次元が違うが、オレも添乗員時代は台風でマカオに閉じ込められたとか、乗った飛行機が上空で故障しちゃって引き返す(笑)、中国でバスのシャフトが折れ(爆)、道行く地元のバスをひっ捕まえて無理やり乗り込んだとか、まぁいろんなコトがあった(笑)
心の中ではめっちゃオタオタしてるんだが、ここで添乗員がうろたえると、お客さんが不安になってしまう。
心情と表情を180度変えることの難しさと大事さをしみじみ味わった(笑)
AFCチャンピオンシップでタイタンズと対戦するチーフスは、まぁ順当な勝ち上がり。
対テキサンズ戦では、序盤にレシーバーの落球や反則が目立ったが、終わってみれば51対31の圧勝。
序盤の劣勢でも表情を変えることなく、淡々かつキレッキレのいつものパフォーマンスを発揮したのは、さすが以上のものがある。
なかなかおもしろいゲームであり、最後はワンポゼッション差まで持ち込んだのは、さすがシーホークス。
劇的だったのは、第4Q残り1分49秒で、元シーホークスのTEジミー・グレアムが勝利を決定付ける1stダウンを更新したこと。
シーホークス時代ほどの活躍場面はなかったものの、古巣シーホークスにこうした形で引導を渡すことになったのは、運命の皮肉というよりは、超一流のスポーツ選手らしい、古巣への恩返しだったと思いたい。
そんなワケで、両リーグのチャンピオンシップは今度の月曜日1月20日に行われるのだが、NHK-BSの録画しか見られないオレは、試合を見られるのはその週の土曜日つまり1月25日(笑)
それまで、ヘタにネットとか見ないようにしないとナァ…
で、まったく当たらないオレの予想。
こうなったらタイタンズを応援したいけど、快進撃もここまで。
チーフスの勝ち。
49ersとパッカーズがわからんが、どっちが勝ってもうれしい(笑)
そして頂上決戦、第54回スーパーボウルは2月3日(月)。
NHK-BSでは、朝8時から生放送。
もちろん、その日は毎年恒例の【スーパーボウル休暇】ですとも(笑)