Zure Zure 日記

瑣末な日常を Zure た視線でやぶにらみ

遠くへ行きたい(笑)

旅行会社で働いているので、普通の人に比べれば、やはりずいぶんといろいろなところに行っていると思う。

正確には 「行かされている」 だが(笑)



今でこそ、社内システムの運用、管理を担当しているが、若かったころは海外旅行の団体営業として、ずっとやってきた。

自分で団体ツアーの企画を作り、営業してお客さんを集め、自分で手配。

そして自分で添乗するという、なんだか個人営業のようである(笑)



オレの場合はもっぱら海外ばかりで、こんな仕事をしている割に日本国内はあまり行ったことがない。

北海道すらも行ったことないし(笑)



ただ海外も回数こそ 100 回以上行っていると思うが、どうしても自分の得意地域であったり、その時の会社の施策もあるので、同じところに何回も何回も何回も何回も何回も… (以下、省略)



基本的に 「旅行」 なので、ほとんどの場合は数日から 10 日前後で帰ってきてしまうのだが、時と場合によっては 1 ヶ月以上も滞在したところもある。

北京…

台北

ハワイ…

フランス…



「ハワイに 1 ヶ月もいました」 となると 「いいなぁ~ オレも(アタシも)行きたいなぁ」 となるだろうが、仕事ですから(笑寂)



そんなワケで回数こそ行っているものの、本当に行ってみたいところとなると、なかなかチャンスがないのが実情。

で、まぁとりあえず、以前から 「行ってみたいなぁ」 と思ってるところをいくつか。

どれもこれも、事実上 「行けない」 ところばかりなんですが(笑)



鳥島
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伊豆諸島沖に浮かぶ、絶海の孤島。

アホウドリの大繁殖地としても知られ、それを目当てに明治のころは入植者もいたようだが、島全体が活火山であり、大噴火で島民が全滅したこともあったようだ。

また一時期は気象庁の観測所も置かれていたが、頻繁に起こる群発地震のため閉鎖、現在では完全に無人島。



なぜこの島に行きたいのか、というと、多くの漂流者たちがこの島に流れ着いたことがあるから。

その中でもっとも著名なのは、やはり 「ジョン万次郎」 だろう。

鳥島で暮らしているうちに、たまたま通りかかったアメリカの捕鯨船に救い出され、数奇な運命の中でアメリカに渡り、高度な教育を受けた万次郎。

その流暢な英語はもちろんだが、当時の世界最先端であった測量術や航海術などを身につけた万次郎は、明治黎明期の日本には貴重な人材であったのは言うまでもない。



また万次郎と同じような運命をたどった日本人がもうひとりいる。

「日本の新聞の父」 と言われる 「ジョセフ・ヒコ」 こと 「浜田彦蔵」 である。

彼は万次郎のように鳥島に漂着したわけではないが、同じく難破したところをアメリカ船に救い出され、渡米。

アメリカで様々な職についていたが、望郷の念やまず、開国直後の日本に帰国。

万次郎と同じく抜群の語学力と商才で、万次郎と並ぶ貴重な人材であった。



しかしこうして脚光を浴びたのは、例外中の例外であり、多くは難破した船もろとも海の藻屑と消えたのだろうし、鳥島に漂着したのも圧倒的に少数であろう。

その中で鳥島に漂着後、何と 13 年にも渡って生き抜き、ついには流木を集めて作った船で無事に故国に帰り着いた 「野村長平」 という人物がいる。

彼を題材にした吉村昭の長編小説 「漂流」 に、その経緯は詳しいが、この本を読んだ時に 「どんなところなんだろう…」 という単純な興味がわいた。



島には水がないため、雨水を呑むしかなく、また農作物なども皆無であるため、とても人が暮らせるような場所ではないが、一度行ってみたいです。

一度行けば十分だけど(笑)



ちなみに鳥島は島全体が天然記念物に指定されているため、学術調査などでなければ上陸することはできません。

なのでオレには一生ムリ(笑)



サマルカンド/Samarkand  
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鳥島と打って変わって、ユーラシア大陸中央アジアのど真ん中(笑)

中国の史書 「後漢書」 に 「康国」 として登場するのが、このサマルカンドであり、現在のウズベキスタンの古都。





この画像はレギスタン広場。



このあたりは、いわゆる 「シルクロード」 なんですネ。

中国領内のシルクロードには何回も出かけたが(もちろん仕事で・泣)、ここらにはさっぱり行ったことがない。

中央アジア特有の抜けるような青空と、乾燥した空気。

荘厳なコーランの流れる街で、シシカバブ(羊肉のスパイシー串焼き)喰いながら酒呑みたいです(笑)

あ、イスラムだから酒呑めないのか…

んじゃぁシシカバブだけでいいや(笑)



トリスタン・ダ・クーニャ/Tristan da Cunha
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ギネスブックにも載っている 「世界一孤立した有人島

大西洋の果ての果て、人が定住する最も近い陸地、いわゆるお隣さんまでは、実に 2,000km 以上(爆)

しかし、世界一孤立した 【有人島】 なので、人が住んでいるわけであるが人口はわずかに 250 人あまり。

そのほとんどが農業と漁業に従事しており、この島内で自給自足が可能らしいっす。





この画像は、島唯一の集落である 「エディンバラ・オブ・ザ・セブン・シーズ」

イメージと違って、ちょっとおしゃれだよネ(笑)

電気はロブスター加工工場で発電したものを各戸に分配しているようで、電話は全家屋に普及、インターネットも OK

役所や警察署、教会、学校、病院、郵便局、喫茶店、パブ、ロブスター工場など、生活に必要なものは揃っているようです。



まぁこんなところなんで、特に何をする、ということもない。

南の島のリゾートであれば、何もなくても、ただビーチでのんびり寝そべる、というのもアリだが、こんな島では観光客などは本当にすることがないのだろう。

ただ、許されるならば 1 ヶ月でもホームステイしたいです。

そして島の人たちと酒でも酌み交わしたいですネ。



シーランド公国/Principality of Sealand
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(爆)



「独立国」 だそうです(笑)

領土は 2 本の円柱と、その上にある甲板。

そして国民は 「4 人」



なぜ、この建造物が独立国なのかは nextこちら でもご覧いただくとして、放送局(海賊放送だが)とか映画、そしてサッカーの代表チームもあるらしい(笑)

そしてもちろん next公式サイト もある。



こ、これはぜひ行ってみたい…

しかし財政上の理由からか、国王は主権を譲渡したい、つまり



国を売りたい



ようで(笑)、お値段は 150 億円程度とか。

ちなみに 2006 年には火事になっちゃいました(笑)





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