Zure Zure 日記

瑣末な日常を Zure た視線でやぶにらみ

爪物語

人間椅子の 「膿物語」 と引っかけてみたが、全然引っかかってない(笑)



5 ~ 6 年ほど前に左足の親指が巻き爪になってしまった。

どこまで巻くか、なんてバカみたいに構えていたら一周してしまい(爆)、痛みもひどくなったので病院へ。

即手術(笑)



「手術なんて、そんなおおげさな…」

どうせ診察室のつい立ての向こうで、ちょこちょこやるぐらいだろ… と、ここでも根拠無き楽観お気楽主義で乗り切ろうとしたが、手術着を着せられ、手術室へ(笑)

ドラマなどではよく見るが、初めて入りました。

心電計とかいろんなモノ付けられ 「ホントに手術じゃん」 と、やっと現実を把握した(笑)



まぁ手術そのものは麻酔がよく効いて、まったく痛みはなかったのだが、その後がヒドかった。

麻酔が切れたころは、んもう痛くて痛くて一晩中うなってたし。



それもそのはず。

爪抜いた後で、爪床という爪の下の皮膚を切開して、中の骨を ごぉ~りごぉ~り と削ったらしいです(笑)



結局、歩こうにも歩けずに一週間ほど会社休んでしまい、それはそれでウレしかったのだが(笑)、 1 日 2 回、自分で消毒してガーゼ交換するのがコワかった(笑)



それから幾星霜。

今度は右足親指の爪が巻いてきた(爆)

( ;ω;) ナンデ…?



何でもつま先の狭い靴など履いていると、巻き爪になりやすいそうだが、オレは別にそんな靴履いてないし、第一 27cm のパンプスとかヒールとか、そんなんも持ってない(笑)

でもとにかく巻き始めちゃったんです…(泣)



痛みもだんだんヒドくなってくるし、わずかだが出血もしはじめたので、すぐにでも病院に行きたかったのだが、このころ仕事がめちゃくちゃ忙しく、土日も会社に行ってたぐらい。

やぁ~っと一段落して、さて病院!

しかしもう手術はゴメンです。



いろいろとネットで検索していたら、ワイヤーで矯正する治療法が一般的らしく、その手の病院もけっこうあった。

その中で自宅からクルマで 30 分ほどのところに、その治療法を行う病院があったのでさっそく予約。

もうさわるだけでも痛かったので、ワイヤーをはめ込むのは相当辛かったが、何とか装着。



そんな話しを next江戸紫プロジェクト のライブに行った時、メンバーである SHOKO ちゃんに話したら、

「ペディキュアが金属ワイヤーなんて、ヘビメタだネ!」 とかって言われた記憶が…(笑)



結局、その病院も一年以上通ったんだよネ。

形状記憶合金のワイヤーが元に戻る力を利用して、巻いた爪を矯正していくので時間がかかる。

また、オレの爪はブ厚くて固いそうなので、よけい時間がかかるようだ。



一番泣けたのは、その治療方法は保険が効かないこと(泣)

1 回につき 10,000 円かかり、最初のころは毎月行ってたので、んもうカネないっすヨ…

そのうち 2 ~ 3 ヶ月に 1 回となったので助かったが、毎月 3,000 円ずつお小遣いを貯金していたという(笑)



最後は爪を柔らかくするクリームを塗って、サランラップして 1 時間ほど放置プレイ。

柔らかくなったところで、ラジオペンチみたいなヤツで巻いた爪を ぐいっ! と広げ(笑)、伸びた爪の両端に穴を開けて、直接ワイヤーを差し込む。

これが効果てきめんで、クルクルと愛らしく巻いていたオレの爪は、ほぼ真っ平らに(笑)



そしてこの前が最後の通院日だった。

通い始めたのが去年の 2 月なので、足かけ 1 年 3 ヶ月かぁ…

長かった…(泣)



やっと長い治療から解放されるオレは、うれしくて前の晩、ちょいと飲みすぎてしまった。

んで酔っぱらって…

家の階段を踏み外し…



治療のため、かなり長く伸びていた元巻き爪の親指の爪が割れた(笑)

そんで、小指の爪がほぼ浮き上がってしまい、出血(爆)



オレ、悶絶



(死)



しかし酔っぱらっていたオレは、小指にバンドエイド巻いて、そのまま熟睡(核爆)

翌朝、痛くて目が覚めた。

バカだよネ、オレ…(泣)



家族からは、アゴがはずれるほど開いた口が閉じません、みたいにあきられた(笑)

巻き爪治療最後の通院のはずが、小指の爪治療になろうとは…(哭)



足引きずって病院行ったら、先生が 「あら? どうしたの?」 と。

「これこれ、こーゆーワケで…」

「どれどれ…」



「あら、小指の爪、はがれちゃってるわネ♪」



( ・ω・)



(泣)



まぢっすか…

そんで 「♪」 はヤメてほしいんですが…



「はがれている」 と言っても、ポロ… と落ちちゃうような状態ではなく、くっついてはいるのだが、医学的には 「はがれている」 と(爆)



そもそもの目的であった親指の巻き爪の方は、割れた時に伸びていた部分がスッ飛んでいたので、先生も苦笑しつつヤスリで形を整える程度。

「小指の方も治療してあげようか…?」

「あ、いや、さわるだけでもイタいんで、いいです」

「あっそ♪ そっとしておけば大丈夫だから♪ 痛み止めのクスリ出してあげるネ♪」

だ、だから 「♪」 はヤメてくださいヨ…(泣)



とにかく巻き爪の治療は終わりまつた。

んで、小指の方もそっとしておけばいい、とのことで、足引きずりつつクスリもらってさっそく飲んだ。



クスリのせいか、あるいは 「はがれている」 と言っても、そんな大したモノではなかったのか、とにかく痛みはなくなったし、恐怖だった靴下もちゃんと履けました(笑)



というワケで 「膿物語 by 人間椅子

♪膿がぬらぬらり

膿がぬるぬるり

膿がだらだらり

呪いの膿物語



そんなんで 「爪物語 by こた」

♪爪がくるくるり

爪がパキパキり

爪がぽろぽろり

呪いの爪物語



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