第 2 日め: 2 月 20 日(土)
時差ボケ+娘と会えた安心感+ビール=熟睡
という方程式のもと、オレは熟々に睡眠を取ったが、その代償として、娘はあまり眠れなかった、と。
オレのいびきがデカ過ぎて。
<(_ _;>
さて、今日はサクラメントからグレイハウンドに乗って、目的地であるチコに行きます。
その前に朝ゴハン。
いかにもアメリカらしいメニュー。
でも、飽きちゃうんだナァ これがまた(笑)
泊まったホテル。
早朝だったが、濃い霧がかかっていた。
昨日に引き続き、娘に UBER でタクシーを呼んでもらい、グレイハウンドのバスターミナルへ。
ホテルから 15 分ぐらいだったろうか。
これまでアメリカにはずいぶんと来たが、グレイハウンドに乗るのは実は初めて。
仕事で来れば、飛行機か貸切バスでしか移動しないしネ。
グレイハウンドのサクラメントターミナル。
飛行機で移動するヒトたちとは、やっぱりちょっと庶民性が高い、というか。
中にはデッカイまくらを持ち込むヒトもいて、まぁこれだけ広い国土だから、移動距離もスゴいんだろうナァ。
中は至って普通です(笑)
車内では Wi-Fi が飛んでいるので、このように今、自分がどこにいるか、どこを走っているのか、が一目瞭然。
娘は隣の席で、早くも熟睡(笑)
夕べはまったく眠れなかった、と見える(詫)
約 2 時間後、バスは無事にチコに到着。
チコのアムトラックの駅。
グレイハウンドの停車場も兼ねている、チコの交通機関の要所であり、日本ならさぞかし駅前は賑やかになろうところだが…
何にもありません(笑)
駅前に佇み、しばし呆然。
ずいぶんといろいろなアメリカの街に行ってきたが、こんな田舎というか、何にもないところに来たのは初めて。
こんなところに、自分の娘が暮らしているのかと思うと、何というか不思議な気分である。
チコ駅から、まずは学校まで、ガラガラとキャリーを引きながら、ふたりで歩く。
娘は今回の留学で、初めて親元から離れて暮らし、なおかつ初めての海外。
ココに着いたばかりのころは、さぞ不安というか、おろおろしていたコトだろう。
程なく、娘が学んでいる学校に到着。
カリフォルニア州立大学チコ校。
構内は、また後から案内してもらうとして、彼女の住んでいるアパートというか、寮に行くコトにした。
日本から持ってきてほしい、という彼女の荷物をたくさん持ってるからネ。
それを置いてきましょう。
大学から寮まで、シャトルバスが運行しているそうなのだが、タッチの差で逃してしまった。
ココから歩いても 20 分ほどだ、というので、天気もいいし、またキャリーを引きつつ、ブラブラ歩いて行くコトとする。
それにしても、いい天気。
日本はまだまだ寒いが、こちらでは強烈な日差しと、 25 ℃ぐらいの気温。
また湿気がほとんどないので、歩いていても実に気持ちがいい。
いいナァ…
オレもこんなところで、もう一度学生をやり直してみたい。
って、オレも北京の大学にいたころは、そんなコトはつゆほども思わなかったけどネ(笑)
途中にある民家だが、ココにはチェーンソーを持った変なオヤジが住んでるんだって(笑)
家自体は、小さなサイロがあったりしてかわいいのだが、歩いて帰る時は、この辺は緊張するそうで(笑)
昼間はともかく、夜に帰る時は、くれぐれもクルマを使うように、念を押した。
娘が住んでいるアパート。
というか、寮。
まわりはこんな感じで、要するに学生村。
こんなビレッジが、あたりには数カ所あるんだって。
この辺で彼女の友だちにもたくさん行き合ったが 「ハ~イ♪」 と。
すっかりアメリカナイズされてしまったと、頼もしく思ったが(笑)、彼女曰く:
「愛想笑は得意なの」
(爆)
彼女の部屋で荷物を開け、頼まれていたモノを渡す。
だし汁のパックとか、妹に託されたマンガ本、衣類、 etc …
「運び屋」 のミッション、コンプリート(笑)
ミッションコンプリートの後は、今度はバスに乗ってダウンタウンにあるホテルに向かう。
とりあえず、このキャリーをホテルに置かないと、動きが取れん。
って、彼女の荷物を渡したら、半分ほどカラになったので、めっちゃ軽いんだが(笑)
娘オススメのホテル。
ホテルダイヤモンド
チコの街にふさわしい、クラシカルなホテルである。
何だかアーリーアメリカン調だよネ。
こんなん大好き。
フロントも若いにいちゃん、ねえちゃんたちで、対応もてきぱきと気持ちがいい。
って、全部娘がチェックインとかもやってくれたので、オレはただ見てるダケ(笑)
とりあえず部屋に入って、チコからの帰りのバスを予約してくれる娘。
行きはグレイハウンドで来たが、聞くところによると、チコからサクラメント空港までの直行の North Vallay Shuttle というのがあるらしい。
それに乗れれば一番ラクだが、娘は乗ったコトがない、と。
よくわからんが、とりあえず予約してみて、ダメならグレイハウンドにすればいいヤ。
と、アメリカに行っても相変わらずお気楽な調子で帰りのバスを決めるオレ(笑)
このホテルから大学までは、歩いても 5 分程度なので、荷物を置いた後、学校を案内してもらうコトにした。
いい学校である。
環境もすばらしい。
昔、仕事でアメリカ各地の大学をまわったコトがあった。
いろいろな国の学生たちが、実に楽しそうに学んでおり、オレもかつての北京時代を思い出したモンだが、まさか自分の娘が、こんな日々を過ごすようになるとは。
毎日、大量の課題に追われ、彼女の専門であるコミュニケーション学を実践するために、アメリカの学生たちと英語で討論だそうで、全然わからないし、追いつけない、と溜息をついていたが、ま、それも当然。
大切なのは英語力そのものではなく、こうやって異国の地で一生懸命やった、という経験なので。
彼女なりにツラい毎日を送っているが、その経験は必ず活きてくるから。
って、そんなコトは、渦中にいる時はわからないんだけどネ。
さて。
お昼にしましょう。
彼女のルールで、週末は 「醤油風味」 「ゴハン」 だそうで、これで一週間分のパワーをチャージすると。
もともと和食が好きな子だから、アメリカの食事はツラいだろうナ…
友だちと行って美味しかった、というタイ料理の店に行くコトにした。
タイ料理と和食とは程遠いと思うのだが、やっぱりパラパラのカリフォルニア米でも 「お米」 が食べたいのだそう。
が、行ってみたらクローズしていた(爆)
で、仕方ないので、チコで一軒だけだという中国レストランへ(笑)
めっちゃ量がある(笑)
とても食べきれません。
なので、ドギーバッグでお持ち帰り。
日本では、こういう時に持ち帰られるのか、やったコトないのでわからんが、こちらでは普通にみんな持ち帰るそうです。
別に持ち帰っていけないワケでもないだろうケド、日本ではつまらん規制とかで、ダメなんだろうネ。
そしたら、これは残飯というコトで捨てられちゃうワケでしょ。
自分のトコだけの収穫で、自国民も食わせられないクセに、実にもったいない話しである。
ちょっとこの店の主人と話をしたが、中国は湖北省・武漢出身のご夫婦だそうで、息子が三人、いずれも店を手伝ってくれるので、気楽な毎日だ、と話していた。
武漢生まれの夫婦が、どういうめぐり合わせで、こんな田舎町で中華料理屋を営んでいるんだろう。
人生は不思議ですナ。
さて。
お腹もいっぱいになったし、チコのあちこちをまわろうか。
とは言っても、メインストリートがこんななので アッ! という間にまわってしまう(笑)
さすがアメリカ(笑)
普段はこんなに歩いたりしないのだが、いろいろな話をしながら歩いていると、特に何がある、ってワケでもないにかかわらず、時間は過ぎるし、お腹も適度にすいてくる。
というワケで、かなぁ~り途中をはしょって、晩メシ(笑)
チコで一番人気だという、ハンバーガーレストラン Madison Bear's Garden
土曜の夜、というコトもあり、順番待ちの長蛇の列。
店内はこんなん。
アメリカンですナ(笑)
一人前にビールも呑むようになった(笑)
画像で見ると、そんなでもないが、かなりのボリュームです。
特にポテトが掘っても掘ってもなくならず(笑)、喉まで喰った(笑)
いや。
今日は楽しかった♪
娘を大学まで送り、バスに乗ったところまで見届けた後、ひとりブラブラとホテルに帰る。
アレ…?
迷った(笑)
こんな小さな街なのに、アレ… どうやって帰るんだっけ…
あ、だんだんトイレにも行きたくなってきた YO !
(笑)
あった…
( ´;ω;`)
2 日め。
おしまい(笑)