テクノ(笑)
ハードロックオヤジ同盟の構成員という立場からは、もっとも縁遠い分野なんだけど(笑)
正直言って、まったく肌にあわないので全然聞いてなかった/興味がなかった。
だけどテクノ全盛のころの DEVO あたりには、ものスゴく 【ROCK】 を感じちゃったりして、けっこう好きだったんだよネ。
しかしですネ。
やっぱコレです。

ジャーマンテクノの雄というか、テクノワールドの頂点というか。
テクノミュージックというと、とかく無機質とか機械的とか、そんなデジタルワールドがまず脳裏に浮かぶと思うのだが、このクラフトワークは違います。
オレが思うに、このクラフトワークの音楽感というか、世界観を貫くコンセプトは 「切なさ」 ではないかと。
代表曲 「Tour de France」
別に自転車乗ってるから、これを選んだワケじゃないけど(笑)
「Trans Europa Express」
邦題 「ヨーロッパ特急」
って、そのままじゃん(笑)
この迫り来る透明かつ芯の通った魂の気位の高さ、志士を思わせる心持ちの高さは何だろう…
「The Man Machine」
これぞクラフトワークの真骨頂。
「 Man Machine … Man Machine … Man Machine … Man Machine …」 とつぶやくような、佇むような、静かなる存在感、ひたすらリピートする主題が織り成す圧倒的なたたみかけるようなメッセージ、そこから一転して無機質かつ無重力な展開の鮮やかなコントラストが、切なさをより一層際立たせているかと。
CD 買っちゃおうかな…(笑)