Zure Zure 日記

瑣末な日常を Zure た視線でやぶにらみ

腕時計と本願寺

BreitlingのChrono Avengerという腕時計。

今を去ること20年前、オレの40才の誕生日の時、女房が買ってくれたもの。

 

もうこの時計が欲しくて欲しくて、当時、よく行っていたデパートのショーウインドウに飾られてあったので、行く度に眺めてはため息をついていた。

まるで何かの少年のようだ(笑)

 

思いもかけず、自分のものとなってから20年、ずぅ~っと愛用している。

まぁGショックとかスマートウォッチとかに浮気した時期もあったが(現在進行系・笑)、基本的にはコレ。

 

こうした機械式時計はたまにメンテナンスに出してやる必要があり、確か10年ほど前に一度したはずだが(笑)、それっきりになっていたので、メンテをお願いすることとした。

 

国際保証書とか会員証とか。

全部、20年前に買った当時のまま、すべて残っている。

如何にしまい込んでいたかがよくわかる(笑)

 

Breitlingは都内に数店舗あるのだが、ウチからもっとも近いのは銀座のお店になるので、この暑いのに久しぶりに電車に乗って出かけてきた、と言うワケ(^^)b

 

庭には二羽、裏庭には二羽、にわとりがいる。

これは駅にいた二羽の鳩(笑)

 

銀座なんて何年ぶりだろう。

Breitlingのお店は駅直結なので、外に出ることはないのだが、もう渋谷駅なみに複雑な迷路と化した構内を、リュック背負ったおっさんがウロウロ(笑)

 

やっと着いた(疲)

 

店内のカウンターには未だにアクリル板が設置されており、スタッフもマスクをしているので、声が聞き取りにくい。

何度も聞き返してしまい、ここでも耄碌度満点(笑)

 

メンテナンス、と言うか、10年ぶりなので『オーバーホール』ということになり、料金にため息が出たが、まぁ仕方ない。

手続きも終わったので、少し店内を見てみることにした。

 

一時期、Breitlingもロ◯ックスのように過度かつ中◯の富裕層が好きそうなダイヤの文字盤とか、そんなヒドい時期もあったが(笑)、最近は落ち着いてきたようです(^^)b

 

さて、まだまだ時間も早いので、どこかに寄ろうと思ったが、どこ行こう…

あ、築地の本願寺に行ってみるか…

銀座から歩こうと思えば歩けるぐらいの距離だし(実際に歩こうと思っているワケではない・笑)、一度、きちんと行ってみたかったし。

 

ちょうど時間もお昼時だし、場外でなにか美味しいものでも食べよう。

と思ったオレがバカでした(笑)

 

モノ凄い人出。

しかも外国人率99%

 

ただでさえクソ暑いのに、アングロサクソン特有の甘ったるい◯臭やアジア人特有のほこり+汗っぽい体◯、さらには魚の生臭さが強烈で、クラクラしてきた。

人出が多いところが苦手なオレが、もっとも来てはいけない場所かも(笑)

 

市場という本来の機能が豊洲に移転して以来、築地も生き残るためにいろいろと策を講じているのだろうが、もはやすっかり異人たちの、ただの観光地となってしまった。

これ自体は別に悪いことではないし、たまたま来たオレのような部外者にエラそうに言われる筋合いもない。

ただ、もう二度と来ることはないです(笑)

 

それにしてもお腹が空いた(さっき目眩がしていた、というのに・笑)

場外から少し離れたところにお蕎麦屋さんがあったので、吸い込まれるように入ってしまった。

 

(笑)

 

冷やしたぬきそば

 

そばつゆがかかっておらず、ざるそばのように徳利で別に供される。

そのそばつゆも、たまり醤油ほどの濃さで、漬けるよりは、そのままお蕎麦にかけてしまうのだろうと思い、そうしたが、後で蕎麦湯も出てきたので、あ、やっぱり漬けて食べるモンなのかナ…

すいません、田舎モンですから、こういう高級目の冷やしたぬきそばって食べたコトないんです。

 

あとで店員さんに聞いてみたら、お好みでどちらでもいいそうです(^^)b

 

また、普通『たぬき』というと揚げ玉が思い浮かぶが、このお店のたぬきはみょうがやちくわ、れんこんなどの天ぷらをざく切りにしたもので、これは非常に美味しかった。

冷たいお蕎麦と濃いめのつゆとも相まって、大変に美味しくいただきました。

ごちそうさまでした。

 

で、やっと本来の目的である本願寺である(笑)

 

こうしてちゃんとお詣りするのは初めてかな。

思ったより小さい。

 

全然関連はないが、アメリカのホワイトハウスも『え、こんな小さいの?』と意外に思ったことを思い出した(笑)

 

インド伽藍の様式が特徴的、というよりも特異だが、詳しい来歴は本願寺のWEBサイトをご覧ください(^^)b

 

tsukijihongwanji.jp

 

 

WEBサイト冒頭には『より開かれたお寺へ』との文字が。

その通り、御坊の講話が参拝のじゃまにならない程度の音量で流れたり、レストランやショップなども完備。

この前に行った、奈良の唐招提寺とはまったく違った雰囲気だったが、これはこれで有意なのだと思った。

 

若い時に『大谷光瑞の生涯』という本を読んだが、まぁこの人も賛否両論、大谷家の存在自体も仏教の教えを奉ずる一派としては、果たしてよかったのか(門主である以上、そもそもが存在するのだ、という考えもあるだろうし)、いろいろと考えは浮かぶが、巨大集団となり、多くの信徒を抱えてしまった現在、教団の経営ということも肝要だろうし、紅塵の巷、なんて言ってられないだろうし。

 

本堂壇上から正門側を望む。

こうして見ると、こんな都会のど真ん中にインド様式の伽藍が鎮座するなど、ある意味シュールな光景ではある(笑)

 

こうしたお寺は異人たちにはあまり興味がないらしく、場外に比べたらその密度は極端に低い。

ホントは灼熱の場外の回転寿司屋で生臭い寿司を貪るより、こうしたお寺にも目を向けてほしいとは思うのだが、もっとも腥喰ったその口で来たらいかん(笑)

オレはお蕎麦だからいいの(^^)b

 

あ、ビール飲んじゃった…

<(_ _;>

 

洗面所を拝借した先。

こういう古い建物のレトロな雰囲気も大好きなので、もう少し、いろいろと公開してほしいものです。

 

というワケで、久しぶりに外出した。

暑かったけど、楽しい一日でした(^^)/