今、 SONY の PEG-NX80V という PDA を使っています。
また例によって 「 PDA 飽きちゃったシンドローム」 が発症し、たぶん死ぬまで使うだろうと思いこんでいた sigmarion Ⅲをいとも簡単に葬っちゃったワケで(笑)
ただこの NX80V をまた使い始めるようになったきっかけがまた別にありまして、これ意外と音がいいんですよネ。
その名もズバリ「 Audio Player 」という MP3 再生アプリケーションが搭載されてまして、さすがに SONY と言うべきか、非常に佳き音質です。
特に低音をブーストするイコライザーがすばらしく、コイツと密閉型ヘッドフォンとのコンビは実にワタシ好みの音質を再現してくれます。
もうこれで聞いちゃうと、 iPod には戻れません。
それほど佳き音であります。
どうも iPod って、音質がよくないんですわ。
もっとも非常に主観的な部分ですから、 iPod に十分満足してるし、もう最高! っていうユーザーもたくさんいることでしょう。
ワタシもかつては iPod 礼賛派だったのですが、このブログにも書いた通り、別のプレーヤーの音を聞いちまったら、もうダメ(笑)
ただこの NX80V にも当然、ウイークポイントがありまして、それは次のふたつ。
外部メディアの容量に限界がある
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NX80V の外部メディアは、天下の SONY 様が他機種との互換性や現状のデファクト・スタンダードを無視しまくって作った独自規格プラス独自サイズの記憶メディア、その名も 「メモリースティック」 でありまして、現在の最大容量は 1GB 。
もちろんワタシは 1GB のメモリースティックを持っちょりますが(笑)、 20GB の iPod に慣れちゃうといかにも 1GB というのは頼りない。
仮に 1 曲 5MB の MP3 ファイルの場合、約 200 曲は保存できるワケですが、 NX80V は当然にして他のファイルももっているので、メモリースティックの容量 100 %まるまるを MP3 に使っちゃうコトはできません。
というワケで、前は 「マイ・フェイヴァリット・ミュージック」ヾ(^^;高校生ノ MD カヨ を厳選して入れてましたが、現在は コレ (笑)
が、いつまでも VAN ちゃんばっかりっつうワケにはいかないんで、別の曲も入れたいですが、そこで出てくるのが次の問題。
iTMS 何とかならんか
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iTunes Music Store
前にも書いた通り、ここからダウンロードしてくる MP3 ファイルはすべて暗号化された M4P という形式になってまして事実上 iPod でないと再生できまへん。
で、結局
iTMS →いったん iTunes に取り込み→ CD に灼く→それを iTunes にインポート
で、素の MP3 になっちゃうんで、それをメモリースティックにコピーして NX80V で聞いてたんですが、これがまた時間もかかるし、けっこうかったるいのヨ(笑)
CD-R に灼いちゃうと再利用ができないし(まぁバックアップと思えばいいんだけど・笑)、 CD-RW でもできるコトはわかったケド、 CD-RW を素にするのもけっこう時間がかかるんですよネ。
正規に iTMS から買った楽曲を、 iPod 以外のプレーヤーで聴きたいというのは、自分で買った LP レコードをウオークマンで聴くためにカセットに録音する、っていう行為と何ら変わらないと思うんだけど、そこには 「デジタル録音」 という、音質が劣化しないコトがポイントになっていて、そうむやみにコピーできないんですよネ。
ミュージシャン、あるいはそれに携わっている人々の正しく得るべき報酬を担保する、という意味は正しいと思うんだけど、ユーザビリティは著しく低下しているワケで。
しかし、そんなジレンマを一挙に解決するアプリケーションが発売されました。
tunebite
iTMS で買った楽曲ファイルを iTunes で再生すると、あ~ら不思議。
何の汚れも知らないバージン MP3 になっちゃいますヨ、と(笑)
効能書きをよくよく読んでみると、 iTunes で再生している暗号付き MP3 である M4P を内部的にライン録音、つまりアナログ化して、それを再度 MP3 にエンコードしてるみたいです。
この 「アナログ化」 ってトコがミソみたいで、発売元である P&A 社は 「完全に合法である」 としています。
「アナログ化」 している以上は、当然多少なりとも音質の劣化は否めないワケですが、それも同社によると 「耳では判別できない程度」 としています。
確かに人間の耳では 「判別できない程度」 なのだと思います。
そうしてできた MP3 に、またプレーヤー側でイコライジングしちゃえば、さらにそうでしょうネ。
しかし。
いいのか、コレ? (笑)
パッケージ販売はせず、ダウンロード販売のみだそうなので、いつ同社を取り巻く環境の変化によりダウンロードできなくなるかわかりません。
また apple も何らかの対抗措置を取ってくる可能性は十分にあるワケで、それなら今が買い時なんだろうか…
ダウンロードしてカネ払ってライセンスを手に入れたものの、 apple の対抗措置で変換できなくなった場合、同社からのサポートというか、再対抗措置が取られるのだろうか…
最も 2,940 円なんで、 CD1 枚分ぐらいバージン MP3 にしちゃえば、モトは取れているのかも知れませんが…
論語に曰く
「 40 にして惑わず」
が…
43 の誕生日を目前に控え、まだまだそんな境地には達さないアタシ(笑)
日暮れて道遠し… ですかネ ヾ(^^;意味ガ違イマス