やー 始まりました。
NFL 2023シーズン。
何かいろいろなことがあって、すっかり忘れていたが(笑)、やっと開幕戦の録画を見た。
ペイトリオッツに続く、王朝を築きつつあるカンザスシティ・チーフスと長い低迷期からやっと這い上がりつつあるデトロイト・ライオンズの一戦。
引退したトム・ブレイディから『G.O.A.T.(Greatest Of All Time)』の異名を引き継ぎつつあるパトリック”マジック”マホームズ。
どんな体勢からでも、右からでも左からでも、あるいは上投げでもサイドスローでも、正確なパスを投げ、かつまたいったんポケットから出れば、10ヤードぐらいなら簡単にスクランブルでフレッシュダウンしてしまうという、モンスターQB
昨シーズンは足首の負傷をこらえつつ、スーパーボウルに出場、その姿はチームを鼓舞し、みごとスーパーボウル優勝を成し遂げた。
かたやロスアンゼルス・ラムズからマシュー・スタフォードとの電撃トレードでライオンズに移籍したジャレット・ゴフ
ラムズ時代はショーン・マクベイHCとの息もぴったりのように思えたが、よりにもよって5年(6年?)地区最下位のオンボロライオンズにトレードされ、まぁ普通の人だったら『ケッ!』とか言ってやけ酒でも喰らいそうなモノだが(笑)、やっぱりNFLで頂点に立つような人は、その精神構造からして違うらしく、昨シーズンのレギュラーシーズン後半、破竹の8連勝で何と何との地区優勝、ポストシーズンまであと一歩、というところまでチームを引っ張ってきた。
このスーパーQBふたりに率いられたチームが開幕戦を戦うとは、何と粋な組み合わせでしょう。
これは楽しみダ!
とか言ってる割には、旅行に行ったりペットに夢中になったりしちょりましたが(笑)
前半は両チームともにペナルティもなく、タイトな試合運び。
1stドライブだったか、ライオンズがパントからいきなりのスペシャルプレイを見せたり、ライオンズが先制点を取れば、すかさずチーフスもTDを決め、同点にするなど、互角の戦いぶり。
ただ、マホームズが珍しくインターセプトを食らってしまったが、これはレシーバーがお手玉をしたせいであり、決して彼のミスではないが、記録としてはインターセプトになっちゃうんだろうネ。
成功はしなかったが、エンドゾーン手前での、チーフスのスペシャルプレイもおもしろかった。
RBの位置についたマホームズが、Cからのボールを受けたプレーヤーからトスを受け、そのままOLが左にプルする中、マホームズから再びトスされたボールを受けたボールキャリアが右オープンに展開する。
ダブルリバースというのか、よくわからんが、このトリックに引っかからず、冷静に対応したライオンズのDLもすごい。
後半、やや電池切れのように見えたライオンズだったが(笑)、堅実な試合運びで、結局は21:20というわずか1点差でライオンズの大金星となった。
解説の森清之さんも言っていたが、チーフスの本拠地であるアローヘッド・スタジアムで勝つというのは、これまた特筆モンです。
何せここのクラウドノイズはNFLでも一、二を争うほどだし、実際にライオンズのCがカウントを間違えてボールを出しちゃったり、明らかにひとりだけのフォルススタート(要するにプレーコールが聞こえなかった)をしたりと、チーフス12番めのプレーヤーはやっぱり恐ろしい(笑)
開幕いきなりの黒星スタートとなったチーフスだが、まぁレギュラーシーズンは長いし、この数年同様、スーパーボウルチャンピオンの最右翼であることは間違いない。
トラビス・ケルシーがケガで欠場したのが不安要素ではあるが、大事を取って、という程度らしいし、ケルシーの代わりに出場したふたりのTEも、なかなかにいい活躍をしていた。
一方、ライオンズとしては、ジャレット・ゴフの存在はやはり大きく、この人がチームの中心であることは変わりないが、
ドラ1のルーキーTEであるエイダン・ハッチンソンがレシーバーとしてもブロッカーとしてもいい活躍をしていたし、
新しくシカゴ・ベアーズから移籍したデビッド・モンゴメリーもいいランを見せていた。
これは今年も楽しみです(^^)/