Zure Zure 日記

瑣末な日常を Zure た視線でやぶにらみ

Electric Sun / Fire Wind



メンバー
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Uli John Roth (G,Vo)

Sidhatta Gautama (Dr)

Ule Ritgen (B)

ちなみにドラマーのシダッタ・ゴータマはミャンマー人だそうで、すんごい名前です。

いくらミャンマー人だからって、いいかげんにしろって感じです。

どんなにすごい神(仏)がかり的なドラミングを聴かせるのかと思ったら、割と普通でした(笑)



収録曲
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1.Cast Away Your Chains

2.Indian Dawn

3.I'll Be Loving You Always

4.Fire Wind

5.Prelude in Space Minor

6.Just Another Rainbow

7.Children of the Sea

8.Chaplin and I

9.Enola Gay(Hiroshima Today?)
a.Enola Gay
b.Tune of Japan
c.Attack of Enola
d.Lament



イツハードロックの雄・スコーピオンズのリードギタリスト、ウルリッヒ・ロートがスコーピオンズ脱退後に Electric Sun を結成、 Fire Wind は彼らの 2nd アルバム。

ウルリッヒ・ロートが全編思う存分ギターを弾いているのが手に取るように分かるギターアルバムとなってます。

Enola Gay(Hiroshima Today?)のように 10 分を超える大作もフューチャーされてますが、個人的にはアルバムのタイトルにもなっている Fire Wind が白眉かと。



また全曲にわたってウリのリードボーカルが聴ける、というファンにとってはたまらない、そうでない人には堪らないアルバムです。

え~ ウリは歌が下手です。それも並大抵の下手さではありません。

もちろん音痴というわけではないのですが、声質というか、歌のリズム感というか、その辺に問題ありそうで…

ただ、このアルバムでの彼のボーカルは、実にはまってます。

もう、うまいとか下手とか、そんな次元の話は超越しちゃってますね。

曲それぞれのシーンにぴったりとマッチしてる、まさに 「ウルリッヒ・ロートのエレクトリックサン」 です。



またジャケットは彼が尊敬してやまないジミ・ヘンドリックスの元恋人が描いているそうで、何か… 凄いっすね… 濃くって…



極めて個人的な考えですが、このアルバムの何曲かを女性ボーカリストが歌ったらやたらとかっちょいいかな、なんて思います。

それなりにアレンジが必要でしょうが、私の好きな Fire Wind なんかを Do as Infinity の VAN ちゃんあたりが歌ったら、もうかっちょよすぎて失禁ものでしょうな。

大黒麻季の突き抜けるようなハイトーンのボーカルでもいいかも知れない。

どこか企画してくれませんかね(120 %ないだろうけど)。