Zure Zure 日記

瑣末な日常を Zure た視線でやぶにらみ

休暇その 2  紹興・普陀山

烏鎮でシノイズムの夜を満喫したオレたちは、翌日紹興へと向かった。



紹興では日本でも人気の高い 「紹興酒」 の故郷であり、また中国の文豪・魯迅生誕の地としても知られている。

まずは紹興の街をひとまわり。





添乗中は当然にして観光バスであるが、自分でまわる時は 「自転車タクシー」 なのであった(笑)



車道だろうが歩道だろうが、縦横無尽に(傍若無人に?・笑)走りまわる自転車タクシーだが…





たまにはこのようにドツボにハマる時もあるのである(笑)



昼メシ。

中国人に人気のあるレストラン、というかただの汚ねぇメシ屋にて(笑)





手前左側の茶色い液体が、かの 「紹興酒」 である。



( ・ω・) 本場ハ丼デ呑ムンダネ



とか思ったが、ただ単にガラスのコップがなかったダケのことらしい(笑)

ちなみにこのテーブルに並んでいるのは、紹興の庶民の食卓です。

かなりクセというか、臭いもきつく、同行していた西安生まれの中国人は 「オレ、これダメ」 と早々に白旗をあげていた(笑)



真っ昼間から紹興酒をかっくらって、佳き気持ちとなった一行の次なる目的地は 「普陀山

杭州湾の沖合に浮かぶ 「舟山列島」 の中のひとつの島で、観音菩薩を祀る中国でも指折りの霊場である。



紹興からクルマをブッ飛ばし、ようやく着いたのが船が出航する 10 分前(笑)

あたふたと船に乗り込み、普陀山へ。

着いたころにはとっぷり日も暮れていたので、まずはホテルに荷物を下ろし、腹ごしらえのために街へ繰り出す。



と、言いたいところだが、ここ普陀山はえらく小さい島で、メシ屋が数軒並んだ通りが 「島一番の繁華街」 だそうで(笑)

さすがに普陀山まで来ると、料理もかなり田舎イナカしており、お世辞にもウマい! といえるものでもなかった(笑)



食後。

「さぁ~って… ドコに遊びに行くか…」

( ・ω・) 遊ブトコナンテアルンデスカ…?



観音様の霊場なんでしょ? ココ?

しかし。

ちゃぁ~んとあるらしい(笑)



メシ喰った店の、いかにも! ってにいちゃんから情報収集。

結局はオレたちが泊まっている、島で一番いいホテルの地下に 「その手の店」 があるらしい(爆)



さっそく行ってみた(笑)



地下にはマッサージの店があり、どうやらココらしい。

同行の中国人が料金と内容を聞いてみたところ…



「手なら 300 元、最後までなら 600 元だヨ」



と、あまりと言えばあまりにミもフタもないお答え(核爆)



300 元なら 5,000 円弱、 600 元なら 10,000 円弱といったところか…



しかし、店にいた子たちはどれもこれも 「塗りたくっている」 という表現がぴったりなぐらいの厚化粧、しかも田舎言葉丸出しで、とてもそんな気になれません。

しかも 「観音様の霊場」 で、こんなコトでもヤッた日にゃぁ畜生道に墜ち、かつまた餓鬼道に蹴り込まれるコト確実なので、這々の体で店を逃げ出した(笑)



翌日。

清浄な気持ちで朝を迎えたオレたち 3 人(笑)

さっそく霊場めぐり開始。





善男善女の祈りや…





延々と山頂まで続く石段をあえぎながら登っていく労働者と、自分の身長の分だけ進み、ひざまづいて祈りを捧げることを繰り返す敬虔な信者。



やはり夕べは思いとどまってよかった



(爆)



そんな中で見つけた逸品。

単調なリズムに乗って仏のありがたさを説く 「仏歌」 というのがあるんだが、このメロディと歌声が、何とも言えず奇妙というか不思議というか…

興味のある方 nextぜひ聞いてみてください(MP3 ・225KB)



観音様のありがたい霊場で、しかも霊験あらたかな仏歌も聴き、心身ともに生まれ変わったオレたち一行は、蓮の花のかたちをした船に乗り、上海へ(笑)

着後、ホテルに直行。

このホテルがまた笑えました。





これが外観。

この何とも言えない照明は何としたコトでしょう(笑)





ロビー。

ハデハデ(笑)





ベッドサイドのスタンドもなまめかしく…





お約束のようにソファーも毒々しい赤であり…





バスタブもムダに巨大(笑)



なんでもこーゆーのが今の中国の流行だそうで、こーゆー部屋に入った中国人は 「おお! こりゃまたきれいな部屋だナァ~♪」 となるらしい。

まぁ日本人と中国人とどちらの審美眼がどーのこーのというコトではなく、あくまでも日本人の感覚から見た場合なので、中国人から見たら不可思議な日本の習慣というか、感覚は理解できないモノもたくさんあるんでしょう。



なまめかしい部屋にて一晩を過ごした翌日、つまり今日。

午前中は中国側とまじめに打ち合わせ。

午後の飛行機でまた大連に戻るワケだが、上海の街中からリニアモーターカーで空港に行くコトにした。





これは 「龍陽路」 という上海市内の駅。

すんごいキレイ。

ちなみにリニアモーターカーは、中国語では 「磁浮列車」 と言うです。

ナルホド(笑)





同じく龍陽路駅のプラットフォーム。

これまた巨大なチューブ状の建物で、さすが近未来都市・上海(笑)





13:30 に出発した磁浮列車は、みるみるうちにスピードを上げ、出発後わずか 4 分弱で最高速度 430km を記録。



スゲー(誠)



アッ! という間に上海空港到着(笑)



そしてアッ! という間に大連空港到着(泣)



こうしてオレの束の間の休息はアッ! という間に終わりを告げた(泪)

また明日から始まります。

まず都合 4 本めとなるツアーを大連で迎えて一緒に上海に飛んで、そんで 5 本めのツアーを上海で迎えてまた大連に戻ってきて…



(辛笑)