Zure Zure 日記

瑣末な日常を Zure た視線でやぶにらみ

十年一昔

打ち合わせで訪れた都内某所。

今日の予定は 打ち合わせ → サクサクッ! と終了 → 直帰(笑)

何せ通勤時間 2 時間半だかんネ。

これぐらい許してもらわんとやってらんないワケで。



予定通りにサクサクッ! と終了(笑)



「さぁ~ 帰ろうっと」



そうは言ってもとりあえずは会社に一報を入れ、急な仕事とか呼び出し(笑)とかないコトを確認。

で、途中駅。



「あ…」



学生のころは学校に近いところでずっと一人暮らしをしてたんですが、その駅を通るんですネ。



「ちょ、ちょっと降りてみようかな…」



駅の様子はあんまり変わってなかった。

学校に行ってみた。



えらい変わっていた。

オレが在籍してたコロは木造どこじゃない、急造のプレハブ校舎であり、その横には戦前からあるという石造りの重厚な建物。

なんでも 「開かずの間」 というのが実際あるらしく、血まみれのヘルメットとかゲバ棒とか(笑)

時代がバレるが(笑)



しかしさすがに 20 年以上も経つと立派な校舎に変わっており、石造りの建物もまったくその姿はなくなっていた。

ちょっと学校に入ってみる。



当然であるが、オレがいたころとは何もかも違う。

授業一覧を見ると、先生も全然知らない人ばかり。

そらそーだ…



で、学校から一人暮らしをしていたアパートまで記憶をたどって歩いてみた。

目印となるランドマーク的なものはまだ残っていたのだが、それからはさっぱりわからん(笑)



「確かこの道の裏側が…」



古びた商店街があり、けっこう美味しいラーメン屋があり、その向こうにはスーパーとかがあったハズだが…

何にもなかった。

というより、近代的なビル街となっており、昔の住宅街がまったくない。



そらそーだ…



で、たぶんこの辺というところで道を一本はずれてみる。

ここにオレが住んでたボロアパートがあったはず…







何にもなかった(笑)



再開発で何だかスゴいビルでもできるんだろうか…

あのラーメン屋とか、大家さんだった文房具店とか、夕食の買い出しに行ったスーパーとか、どうなっちゃったんだろうネ。



十年一昔というが、 20 年以上も前のこと。

変わって当然。

しかも都内で足の便もいいところだから、当然すぎるほど当然のコトです。



結局、当時のままで残っていたのは駅前のでっかい立体交差の歩道橋だけだった。

意味もなく立体交差をひとまわりし、タバコ吸って家路に着いた。