Zure Zure 日記

瑣末な日常を Zure た視線でやぶにらみ

予行本番

「予行」 の 「本番」 というのも、おかしな話しだが…(笑)



一昨日、つまり 11 日は 「予行」 の 「予行」 ということで、輪行袋やらバックパックに荷物を詰め込み。

そんで昨日、 12 日はそれを実行に移す、と。



朝 3 時半起床(笑)

女房が職場から大量にもらってきた食パンを消費すべく、朝から大量に食す(肥)

朝、ってか 「夜」 ですけど(笑)



4 時半。

「どっこらしょ」 っと、輪行袋をかつぎ、駅までトボトボ歩き出す。

ウチから駅までは歩いて行っても 15 分かからないぐらいなのだが、何せこの日は 10kg 前後もある輪行袋をしょってるワケなので、倍ぐらいの時間を見た。



さっそく挫折(笑)

めっちゃ重いし、歩きづらい…

レバーじゃない方のクイックのネジが足に当たって痛い。



きっちり詰めても、どうしてもホイールとフレームが干渉しあうので、スポークがブレたりしないか、フレームにキズがつかないか、気になってしょうがない。





やっと駅着。

これで 5 時過ぎ(笑)

始発電車は 5 時 8 分なので、ギリギリ(笑)



日曜日の始発ということで、車内はガラガラ。

輪行袋をドア脇に寄せ、その横に座ってショルダーベルトをしっかりと腕に巻き付ける。



儀助師匠との待ち合わせ駅に到着。

「おはようございまぁ~す♪」



さっそく輪行袋を開き、自転車を復元(笑)

オレ、すでに汗だく(瀧)



サイコンをつけて前輪をまわしてみたが、反応しない。

前からちょっと調子が悪かったのだが、ここまでウンともスンとも言わないのは初めて。

接点を拭いてみたり、センサーの位置を直したりしたが、まったくダメ(泣)



オレが着替えたり、飲み物を買っている間、儀助さんもいろいろと見てくれたが、全然ダメっす…

初の輪行でサイコン、アウトかぁ…(悔)



でも、まぁいつまでもクヨクヨしててもしょうがないし、あとで儀助さんのデータを教えてもらうことにして、とにかく出発!

今日のルートは R246 から境川 CR 、江ノ島から R134 → R1 、そして箱根。

がんばりまっしょぉ~!



R246 は儀助さんも言われている通り、鬱陶しいアップダウンが続く。

結構キツい坂もあり、あんまりハァハァ言っちゃうのも恥ずかしいので(笑)、なるべくガマン。

師匠のラチェット音が、ものスゴくでっかいので助かった(笑)





そんなんで境川 CR 着。





正式には 「藤沢・大和自転車道」 というらしい。

全長 24.5km の手頃な CR

儀助さんによれば、ここはピストが多いらしく、たまにタイヤ引っ張ってるのもいるらしい。



しばらく走っていたら、儀助さんが感慨深げに 「ここでてっちゃんに 50 キロで鬼引きされたんだよナァ」 と(笑)

50 キロって 「引く」 って言わないよネ、普通(笑)





境川遊水地情報センター、だったかな…

休憩スポットでまったり。





続けて飯田牧場のアイスクリームで、再度まったり(笑)

めっちゃ濃厚でおいしかった♪





このようにちゃんとロード止めもある。

ヒップアップしたルックとビアンキ(笑)





江ノ島駅

左のじじいがめっちゃジャマ(笑)





いやぁ~ 江ノ島なんて子供の時以来だなぁ…

海が見えると、気分も高揚します。

後ろに突き出た輪行袋がブチこわしだが(笑)





茅ヶ崎サザンビーチ着。

できれば、このモニュメントとビアンキちゃんだけで写したかったが、そうも行きません(笑)



と、ここへ。

10 人ぐらいの男女の壮年ローディが賑々しく到着。

何だか言動がまったく年齢にあってなく、ものスゴく違和感を覚える。

はしゃぎ方にムリがある、というか(笑)



「さ、そろそろ行きますか」

「はいはい、行きましょ、行きましょ」

と、さっさとその場を離れる儀助さんとオレ(笑)



このあたりで、フロントフォークに妙なモノがブラさがっているのに気づいた。

よく見たら、それは…



ちぎれたサイコンのコードだった(爆)



これでわかった。

ハンドルは 90 度曲げてから輪行袋に入れ、それをかついでいくワケだが、ケーブルの遊びがあまりなかったため、ずっと引っ張られて断線、最後にはちぎれてしまったのだろう。



これじゃぁサイコンも機能するワケない。

ワイヤードのサイコンだと、こういう時にはよっぽど注意しないといけないナァ…

いや、いい教訓になった。



ワイヤレスだったらこんな心配もいらないか…

ケーブルちぎれちゃったし、このサイコンはもう使えない…?



また出費ですか



orz



ま、まぁ気を取り直して。

ここからは海沿い(と言っても海は見えないが・笑)の R134 で西へ、 R1 に入り箱根を目指す。

R134 はキレいな通りですネェ♪

由比ガ浜鵠沼海岸、辻堂(順不同・笑)など、まさしく湘南の海が続く。

つい水着のおねえちゃんに目が行ってしまうが、よかった、アイウェアしてて(笑)



この辺までは儀助さんもオレも元気だった。





名もなきコンビニ ヾ(^^; アルヨ で昼メシ兼休憩。

このあたりから風祭、箱根湯本を越えるといよいよ箱根でつ(怖)



……中略…… ヾ(^^;





し、しんどい…

とりあえずの目的地である大平台の途中。

5 ~ 6 %台の坂がダラダラ続き、途中 10 ~ 11 %ぐらいの坂があるのだが、やっぱりキツいっす(泣)

この辺の勾配は儀助さんからも詳しく教えてもらったのだが、すいません、頭がフラフラして、生返事だけであんまり聞いてませんでした(爆)



インナーローで自分のペースで行けば、まぁ上がれないこともないとは思えるが、交通量がスゴいんだよネ。

乗用車はもちろん、オートバイや大型観光バス…

狭い道幅なので、ちょっとグラグラして蛇行しようもんなら、非常にアブない。

なので体力的、精神的にもトータルで疲れるという、大変お買い得な峠となっちょります(笑)





ボチボチ行きまっかぁ~…

そうしまっかぁ~…

そうでんナァ~…

やぁ~れ、やれぇ~…

(辛_辛)



ここからは無謀にもオレが先に行く(笑)

自分のペースでどこまで行けるか、せっかく来たんだから試してみたいし、それに目的地の大平台まで、たぶんもうちょっとだし(笑)





だぁ…

景色もクソもない(笑)



クソ暑くて、登ってる最中でも汗がボタボタと落ちる。

あ、フレームが汚れちゃう…

そんな場合ではない(笑)



本来の予定では、強羅はムリとしても、もう少し先まで行くつもりだったのが時間的に押してきたし、とにかく暑くてもうダメ。

ここで引き返すことにした。

で、これが大正解だったんだよネ。







さぁ下りまぁ~っす♪

しゃー

気ん持ちいい~!



が、しかし。

途中、クルマが渋滞してやがって、自転車も脇を抜けられないほど。

( ´;ω;`) ソ、ソンナ…



登りは長いけど、下りは アッ! という間ですナ。

いつしか下山し、箱根湯本駅も通過。

ずぅ~っと下り勾配で、これはかなり気持よかった。



風祭あたりまで下ってきたところで、ラーメンでも喰おうか… ということになった。





儀助さんはラーメン大盛り、オレは塩ラーメン。

が…

もう来ません(笑)



で、この先は画像がありません(笑)

ここから R246 だと、またあのアップダウン。

この暑さと疲れた身体で、それは非常にキツい。

ならば鎌倉街道という別の道があり、それは山ひとつ越せばあとはずっと平坦。

って、あの… 山はもうお腹いっぱいなんですけど…(笑)



しかし鎌倉街道は交通量も多い上に、一車線なので、日が暮れる前になるべく早く帰ろうと一生懸命走ったのである。

江ノ島あたりまで戻ってきたところで、すでに夕暮れ。

そこからはどんどん日が落ち、すでにとっぷり暮れてしまいまつた(笑)



やっと街中まで戻ってきたが、信号にひっかかる、ひっかかる…(怒)

儀助さんに言わせれば 「走らせるための信号ではなく、止めるための信号」

まさにその通りで、ちょっと走っては止まり、ちょっと走っては止まりの繰り返し。



さすがにだんだん疲れてきた。

止まってるよりも、走ってる時の方が楽に感じるようになったら、ちょっとヤバいと思うんですが、そんなことないですかネ(笑)

つまり 「ランナーズハイ」 ?

その時はいいケド、揺り返しがめっちゃコワいよネ…

揺り返し、イコール 「ハンガーノック」 か…



ガクガクブルブル…



おまけに 150km を越えたあたり(たぶん、これぐらい・何せサイコンがないから・笑)で、だいぶお尻も痛くなってきまつた。

もう一度ポジションを正確に出し直そうと思って、サドルを薄くて固いポンザで調整、そのまま乗ってきたのだが、ケツ痛ぇ~

何というか、股ズレ的な痛さ…?(笑)



圧迫されて痛いとか、そんなんとは異質のすりむいたような、ヒリヒリした痛さで、信号待ち→ GO!でサドルに乗る度に飛び上がる(笑)

必然的にダンシング(笑)



儀助さんもかなり疲労困憊の様子で、たまらずコンビニで休憩。

オレの顔を見た儀助さん、ひとこと 「眼が飛んでるけど、だいじょうぶ…?」

(爆)



そっからはもうひた走り。

オレにはさらに 2 時間の輪行が待っているワケで、少しでも早くオレを帰してやろうと、儀助さんがスッ飛ばしてくれる。

ありがとうございます、師匠…(感涙)



本来は、今朝待ち合わせた駅まで戻るつもりだったが、儀助さんの機転で別の駅へ。

そこでも全然かまいません♪



でも、けっこう長かった…

ふたりともヨレヨレで到着。

オレは駅の片隅で自転車バラして、輪行袋に詰めて、というつもりだったが、もうそんなん関係なく、堂々と店広げたった(笑)

その姿を見て、さらに儀助さんのひとこと 「何だか自分の家みたいになってんなぁ…」

(笑)



やっと完成。

「師匠、できまつた!」 の声に、儀助さん苦笑(笑)



で、本日の記録を聞いた。

走行距離 184km ちょい。

あぁ…  200 はいったと思ってたのに…

200km の壁はやっぱり高くて厚い…

でも今までの自己最長は 166km だったから、更新できてよかった♪

アベレージは 20km 、最高速度は 51km だった。



師匠と駅で別れ、オレはヨロヨロと電車へ。

オレ、めっちゃ汗くさいだろうナァ…

自分でも感じるぐらいだし(笑)

気のせいか、オレのまわりに人がいないんですが…(爆)



やっとの思いで最後の駅に到着。

時間はすでに 11 時(笑)



こっから輪行袋かついで、また 30 分歩くのか…(泣)

もうタクシーで帰っちゃおうかな…



でも、クルマに乗せるには、輪行袋を斜めにしないと入らないんだよネ。

これは絶対にイヤだ。

フレームの変形はないにしても、重みでスポークが歪んじゃったりしたらヤダもん。



で、ふと考えついた。

また自転車組みなおして、家まで帰ろうか…



(爆)



さすがにそれは却下。

第一、真っ赤にすりむけたお尻が許してくれない(笑)



最後の力を振り絞って歩いている途中でも、かたん、かたん… とか かちん、かちん… みたいな、イヤな音がしている。

もう気が気じゃないっす。



亡くなったおじいちゃんとかおばあちゃん、あるいは事故で夭折してしまった友人など、なつかしい顔ぶれが勢ぞろいし、川の向こうで おいでおいで してるのが見えかけた時、やっと家に到着(笑)

玄関で輪行袋を即開封

頭が朦朧としているが(笑)、さっそくフレーム、ホイールを点検。

どうやら大丈夫のようだ…







も、もう今日はカンベンしてください…(笑)



「ただいまぁ~…」

オレの顔を見た、女房のひとこと 「何だか 5 才ぐらい老けこんじゃったネ」

(爆)



シャワー浴びて、ホッピーとビール呑んで、おかずの残りをちょいと食べ、あとは失神しまつた(笑)



いやいや、それにしても。

キツかったけど、とっても楽しい一日でした。

やっぱり海が見えるのはテンションあがるよネ♪

湘南の街はとってもキレいだったし、箱根も途中までだが経験できた。

オマケに輪行も 4 時間経験したし(爆)



儀助師匠、いつもながら本当にありがとうございました <(_ _)>

あ、別れ際に言った師匠の一言、覚えてます…?



「今度はオレが春日部まで輪行するからサ! もちろんヘルメットかぶって、ジャージ・レーパンで♪ そんで太平山行こう!」

待ってますヨ、師匠…

絶対、そのカッコで来てくださいネ… Ψ( Φ∀Φ)Ψ



(笑)



オマケ ヾ(^^; マダ続クノカヨ



輪行
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初めての輪行で考えたこと。

輪行袋は、これをかついで長時間歩くようにはできていない。

せぇぜぇ駅間の乗り換えとか、そんな程度だと思う。



どんなに上手にパッキングしても、フレームとホイールがブツかり合うのは避けきれないし、かついで歩く時にスポークが身体に押され、ブレが生じないかとっても心配になる。

もっとも、そんなヤワにはできていないのだろうが、精神衛生上、実によろしくない。



理想を言えば、フレームは輪行袋に、ホイールはホイールバッグにと、別々に入れていくことだと思う。

ふたつも持っていけるか、という根本的な問題があるが(笑)



儀助さんがちらりと言ったことだが、輪行する時、とにかくフレーム全体に緩衝材を巻きつける人もいるという。

今回の輪行で、その気持がわかった。



まぁ現実的には着古した T シャツなどを数枚、適当な大きさに切って、それをフレーム個々に巻きつけておくのがいいかと。

固定するには、包帯を止めておく紙テープなどがいいかも。

それでは粘着力が弱い、コストパフォーマンスが悪い、という場合は、切った T シャツをきちんとミシンで処理して、ベルクロをつけて、と。

面倒だが、一度作ってしまえば、あとは輪行の時、裸でフレームを入れるよりはよっぽど安心できると思う。



ホイールだが、クイックのレバーは内側に入れるとしても、反対側のネジがどうしても足に当たってしまう。

これがかなりジャマというか、痛いんだよネ。

適当なスポンジでくるむとか、そんなんした方がいいのかなぁ…



となると、 T シャツ緩衝材とかスポンジとか、どんどん荷物が増えるが、どうせ輪行の時はバックアップを背負うワケだし、思った以上にドイターのバッグは収納力があるので、たぶんだいじょうぶ。

さすがにドイターのバッグはよくできていると思った。

この日もずっと背負っていたが、首や腰の痛みは皆無。

肩ひものおかげで、ちょっと肩のあたりが赤くなった程度でした。



というワケで、ひょうたんからコマの遠征(笑)も、だんだん日が近づいてきた。

いいシュミレーションができて、ホントによかったです。



おまけに今日は代休だし(笑)