Zure Zure 日記

瑣末な日常を Zure た視線でやぶにらみ

NFL 2021 Week6 TB vs PHI

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第6週。

タンパベイ・バッカニアーズフィラデルフィア・イーグルスの一戦。

 

ん~…

何でしょう、このモヤモヤ感…

 

チームの総合力としては、明らかにTBの方が勝っている。

残念ながら今季のイーグルスは、そんなによくないよネ。

 

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イーグルスといえば、このカーソン・ウエンツだったが、ケガに泣かされたよネェ…

スーパーボウル進出の時もケガしちゃって、サイドラインだったし、それからもケガがあり、結局、イーグルスとしてスターターQBに立った回数は、そんなに多くないんじゃなかろうか。

 

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非常に期待されていたし、それに答えうる能力を持っていた選手だったが、結局は今シーズンにコルツにトレード。

コルツもエースQBアンドリュー・ラックがいきなり引退しちゃって、フィリップ・リバースを持ってきたものの、リバースも1シーズンで引退、QB不足であったことは事実。

才能と実力を持っているQBだけに、新天地コルツでの活躍を祈ります。

 

また主力選手の移籍も重なり、平均以上のチーム力だとは思うものの、やはりトム"GOAT"ブレイディ率いるTBとでは、力の差は歴然だろうナァ

 

試合開始早々の1stシリーズでもTBは簡単にTBを決めてしまった。

しかも10プレイ、75ヤード、5分34秒を使ってのシリーズだったので、TBとしては理想的な滑り出し。

 

それもそのはず、WRとしてはクリス・ゴドウイン、マイケル・エバンスそしてアントニオ・ブラウンというリーグ屈指の名プレーヤーを集め、RBにもレオナード・フォーネットとロナルド・ジョーンズという強力2枚看板。

 

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プラトーン」じゃありません(笑)

WRとしては、間違いないなくリーグ3本指に入るアントニオ・ブラウン。

ピッツバーグ時代も『The Killer B』の一角として大活躍したが、ちょっとメンタル的に「NFL選手としてそれでいいの?」的な部分もあり、ゴタゴタの末にピッツバーグを追い出されるように退団。

 

しかし。

今季の彼はメチャクチャいい。

解説の森さんも「全盛期を彷彿とさせる」と言っていたし、ベテランらしい、ブレイディがラッシュをかわしつつ、レシーバーを探している間に、するするとオープンスペースに入っていき、そこにブレイディのピンポイントのようなバス。

 

要するにQBとWRとの間に必要とされる『以心伝心』ってヤツだよネ。

他のふたりのWRもきっちりそれを決めてくるので、まぁ飛び道具としては超一流です。

 

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RBのレオナード・フォーネット。

この人もいいRBです。

身長183cm、体重103kgとフットボール選手としては、決して大柄ではないが、足腰が強くてバランスがいいのかナァ、とにかくラインのギャップを抜けてくるし、1回や2回のタックルではなかなか倒れない。

この試合でも前半はこの人のランが炸裂していた。

 

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イーグルス期待の新QBジェイレン・ハーツ

アラバマ大学オクラホマ大学という、もはやNCAAの稼ぎ頭であり、NFL選手の養成機関と化した感のある両名門大学に所属し、ドラフト2巡指名だったか、一説には彼が指名されたことで、ウェンツの去就が決定的になった、とも言われているが、とにかくイーグルス期待の星です。

モバイルQBであり、彼のランはショートヤーレージとかエンドゾーン前では強力な武器となる。

が、まだまだ若いし、イーグルスの超絶DEであるフレッチャー・コックスも今シーズンはそんなに活躍できていないことを考えると、この試合はバックスの圧勝かと思ったのだが…

 

1Q早々にTDを決められたイーグルスだったが、次のオフェンスではあっさりと同点TD(笑)

もっともジェイレン・ハーツのロングパスにインターフェアの反則があったからだけど(笑)

 

前半終了時、ボールコントロールは圧倒的にバックスがリードしていたけど、それでも点差は2ポゼッション。

ここなんですよネ、モヤモヤ感は。

前半終了で2ポゼッションだったら、まだまだ点差なんてあってないようなモンだし(GOATが相手ではあるが・笑)、これぐらいの差の方がゲーム展開としてはおもしろい。

 

しかしだ。

チーム力に大きな差があり、ボールを支配している時間も圧倒的に長いのに、なんで2ポゼッションしか差がついていないのか。

 

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結局はイーグルスのディフェンスがモノ凄くがんばってる、ということなのだと思う。

バックスの強力オフェンスを何とか食い止めて前半終了といったところか。

 

後半。

ここでも何だかわからんうちにイーグルスがTDを決めて、点差は1ポゼッション。

もっとも、ここでもインターフェアがあって、めっちゃヤードを稼いだからだけど(笑)

 

前半はあれほど出ていたフォーネットのランも止められていたし、ブレイディにしたら珍しくパスがやや乱れたところもあったが、最後は28対22でバックスのビクトリーフォーメーションで試合終了。

「いや~ やっぱりバックスは強いや!」と簡単な感想で試合を見終わるかと思っていたが、イーグルスの健闘が光った一戦となった。

 

ごちそうさまでした。

 

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