Beck,Bogert & Appiceの『Live in Japan 1973』と『 Live in London 1974』のBOXセットが届いたので、さっそく聴いてみた。
Beck,Bogert & Appice(以下、BBA)は今年、急逝したジェフ・ベックがヴァニラ・ファッジのティム・ボガート、カーマイン・アピスと1972年に組んだトリオ。
結成当時は『スーパーグループ』などともてはやされたが、活動自体は2年ほどで終焉を迎えてしまい、スタジオ録音盤1枚と日本でのライブ盤、そして数枚のライブアルバムが残されたのみ。
いろいろ入ってんナァ…
後ろのポスターなど、ちゃんと額装して部屋に飾りたい気もするが、不動明王とBRIDGESの円形プレート、この前行った平山郁夫シルクロード美術館で買った複製画などが飾ってあるので、統一感がないことおびただしい(笑)
これは何でしょうネ…
ペラペラの薄いヤツなんだけど、マウスパッド…?
今どき、マウスパッドがおまけ…?
さて、このボックス・セットには2枚組CDがそれぞれ1セットづつ、つまり1973年の来日公演時と翌1974年のロンドンレインボウシアターでのライブ盤という構成。
来日公演のCDはリマスターされたものらしいが、聴いていて何だかおもしろみがない。
何だか全体的にソフティケイトされたような印象で、尖った音が引っ込んじゃいました、みたいな(笑)
一方、レインボウシアターでのライブは、知らない曲もたくさんあって、それなりに楽しめた🎵
ジェフ・ベックは大好きなミュージシャンのひとりなのだが、オレ的には、やはりこのBBAがベスト。
そして次は、となると、ヤン・ハマーと組んだライブ盤とか、初期のころの『ジェフ・ベック・グループ』『ベック・オラ』とか『トゥルース』あたりか。
だからオレの中では彼はブルース・ロック系ギタリスト、という誤ったイメージしかない(笑)
そんな中でもBBAはホワイト・ロックというか、こざっぱりした曲が多く、それをジェフ・ベック、ティム・ボガート、カーマイン・アピスという超絶ミュージシャンたちが好き勝手に演奏しているので、そこが愉快なところ(笑)
しかし、なんでこのタイミングでこんなCDが発売されたのだろう。
ライナーには来日公演50周年記念、と書いてあったが、何だか取って付けたような理由(笑)
だいたい『伝説の』とか『スーパーロックトリオ』とかって語句が乱舞しているが、BBAって、ジェフ・ベックのこれまで組んだバンドの中では、最低評価しかなかったような気がしている。
まとまりがない、とかジェフが間違えてばっかりとか、中には『へたくそ』というものまであり、そんな世間の評判しかなかったアルバムが未発表音源も含めて再発されるのは不思議な限り。
ま、自分が楽しければ、それでいいんだけどネ(^^)b