小学生~中学生ぐらいのころに洋楽に目覚め、それから還暦を迎えた今、飽きることなく聞いている(笑)
中学生の時に初めて買ってもらったラジカセがうれしくて、とにかく洋楽なら何でも、AMだろうがFMだろうが、手当たり次第に録音して、昼となく夜となく聴いていた。
そのうち、
『ア! コノバンドハいーぐるすトイウノダ!』とか
『りっちーぶらっくもあハ、レインボウノ前ハでぃーぷぱーぷるトイウバンドニイタノカ!』
のように段々と相関関係がわかってくると(笑)、自分が凄い洋楽マニアになったような気がして(笑)、ますますのめり込んだ。
当時は主にHR/HMばっかり聴いていて、たまにプログレを聴く程度だった。
トシを取るとガンコになるとか、頑なになるとはよく聴く話だが、ワタシの場合は逆にトシ喰うにつれて、音楽を聴く幅が一挙に広がったようである。
HR/HMは今でも聴いているが、日本の女性ボーカルやポップス、沖縄民謡、いわゆるクラシックに映画音楽などストライクゾーンは広がりっぱなし(笑)
まぁこれには、ワタシ世代の多くの人がそうであろうが、ウォークマンの登場や貸しレコード屋、そしてネットの台頭と、音楽を聴く環境が劇的に広がり、ブ厚くなったことも影響しているのだろう。
で、いつものように前置きが長くなりました(笑)
そんな風にいろいろな曲を聴いてきたのだが、やはり『心に刺さる音』というのはあるわけで、ジャンルを問わずに、なぜだかずっと記憶に残っており、日常の場面でもふと蘇ってくるフレーズがある。
そんなんを備忘的に残してみます。
いきなりレゲエかい(笑)
Third WorldのTry Jah Love
確か邦題は『ラブアイランド』とかって、頭もお尻も軽い題名だったはず。
この曲の2:15ぐらいからのギターがすごくいいんですヨ。
もちろんワタシはギターを始めとする楽器は何もできないし、音楽的な知識も皆無。
ただ『何だかわからないが、いいなぁ、これ』というだけ(笑)
Borisという日本のバンドのFlareという曲。って、そのまんま(笑)
何でこのバンドを知ったのか、まったく覚えていないし、どういう来歴のバンドなのかも全然知らない(笑)
だけど、2:22ぐらいからのギターがとにかくかっこいいです。
確か女の子のギタリストだったと思うのだが、何でしょうね、このかっこよさ。
ベースラインもかっちょいいし、特に2:46ぐらいからの転調(って言うの?・笑)が刺さりました。
『マイスモールランド』という日本映画の主題歌。
この『マイスモールランド』は前にも書いていて、最初は主演の嵐莉菜がとてつもなく美形という、邪な動機で見たのだが(笑)、見ているうちにどんどん映画に引き込まれてしまい、最後には正座して見ていたという(笑)
ROTH BART BARONというバンドも全然知らなかったし、極端なハイトーンのボーカルも衝撃だったが、この映画を見てからこの曲を聴くと、なぜだか涙が溢れてくる。
特に5:30ぐらいからのギターは、映画最終盤の主人公の表情を音で表現しているように思え、そんな風に音を感じたのも、初めてのことだった。
ぜひ、この映画を見て、ぜひこの曲を聴いてほしいです。
いきなり世界が激変(笑)
懐かしいですね、Queensryche
NWOBHMにジャンル分けされるんだろうけど、この曲調からイギリスのバンドかと思ったら、実はアメリカのバンド。
80年代当時のNWOBHMらしく、実にストレートなHR
この曲は2:15ぐらいからのツインギターにシビれた(死語・笑)
ふたりで弾いていたギターだが、2:40ぐらいから一人になるところも好き(笑)
こういうの、音楽的には何と言うのだろう。
そんな曲はもう一曲ある。
Bostonの『Its Easy』
歴史の彼方の代表ですナ(笑)
2:20ぐらいからトム・シュルツのギターソロが始まり、さんざんオーケストレーションしたあとで、2:50ぐらいから一人になります。
このあたりの展開が非常にかっこいい。
こんな風にギターが弾けたら、本当に気持ちいいんだろうナって思える。
更に世界は激変。
PRISMの1981年ライブ。
とにかくこのアルバムは大好きで、音源は友&愛で借りたLPから録音したカセットしか持ってなく、文字通り、テープが擦り切れるまで、擦り切れても聴いていた、という(笑)
素人のワタシの目から見ても、奇跡のリズムセクション。
ドラムって途切れてはいけないのだが、まさに青山純の途切れることのない、重厚なドラムは圧巻。
このライブの時は、確か20代ぐらいだったと思うのだが、このトシでこの音圧かと、同じ20代ぐらいの時に聴いてためいき(笑)
この記事を書くに当たり、青山純さんのことを少し検索しました。
若くしてお亡くなりになっていたことは知っていましたが、私と同じ肺血栓塞栓症でお亡くなりになったとは存じませんでした。
何の因果か、私は生き延びましたが、生ある間、このアルバムは聴き続けます。
改めてご冥福をお祈りします。
そうした超強烈なリズム隊をバックに、和田アキラ(この人も亡くなりました。R.I.P.)が自由奔放にギターを弾いている。
特にこのアルバムの最後の曲『Space Shuffle』のバッキングのリフがとてつもなくかっこいいです(0:50あたりから)。
Prismは本当に大好きなバンドで、もう永遠に再結成されることはないんだけど、これからもずっと聴き続けることだろう。
特に好きな3曲を挙げるので、お時間のある方はぜひ(笑)
このAppearanceという曲では、和田アキラのギターの裏で2:46あたりからシンバルがキンキンって2~3発入るところがたまらなく好きです ヾ(`д´)ノ彡☆細カスギテ分カルカ!
(笑)
さらに世界は激変(笑)
有名なYouTuberギタリストmockingbirdravellesさん。
全編に渡ってみなぎるブギー感が刺さりまくり(笑)
Pink Floydのトリビュートバンド『原始神母』
猛々しい前半から4:00あたりで中盤に移行、そして5:45あたりから始まるshakeの泣き叫ぶようなギターに胸打たれます。
Pink Floydの完コピというよりは、特にこの曲では完全に自分たちのものにしてるよう。
これって『翻訳』だと思う訳です。
翻訳とはオリジナルの作品を異なる言語に単純に置き換える作業に非ず、オリジナルをもとに翻訳者がまったく違う作品を作り上げることだと思ってます。
そういう意味では、この演奏はまったくの『翻訳』だと思える訳です。
ちなみに六角レンチでギターを弾くと、こんな音が出るんダ、と再認識(笑)
この曲ではもうひとつ。
4:00以降で、キーボードが2台入って、教会にいるような荘厳な雰囲気になります。
こういう音色って、自分の中ではなぜか『寒々しい』と捉えてしまい、そんな『寒々しい』と思えるキーボードが効果的に入っている ↓ この2曲。
この曲はアメリカの『New England』というバンドが1979年に発表したもの。
プロデューサーはKISSのポール・スタンレーその人です。
さて、いつものワタシらしくギターからキーボードへと何の必然性もなく、話を展開してきたワケだが『キーボード』というと ↓ なぜかこの曲が出てきてしまう。
またもや歴史の彼方(笑)
この曲はいろいろな意味で、ワタシの中では最高の曲で、数多い名演が繰り広げられたウッドストックの中でも白眉だと思っている。
サスティンが突き刺さるサンタナのギターや、熱いボンゴ、若さという勢いのあるドラムも、もちろんいいんだけど、7:10あたりからのブルージーなキーボードが最高です。
踊り狂うボーター柄セーターのおねえちゃんも最高(笑)
というワケで、休みなのをいいことを書きなぐってきました。
ここまでお付き合いいただき、ありがとうございます。
たぶん、明日になれば、また違う曲が刺さるんだと思いますが、刺さる間はずっと音楽を聴いていきます(笑)
この曲も刺さるんだよナァ~