Zure Zure 日記

瑣末な日常を Zure た視線でやぶにらみ

Eastern Orbit / LIVE! Journey to Utopia



メンバー
-----
中島優貴(Key)

JJ(Vo)

多田勇(G)

デイブ伊藤(B)

宮永英一(Dr)

Char(G)



収録曲
-----
1.Heavy Metal Army

2.Air Shock

3.I Surrender

4.Dark Shadow

5.Rockin' Long Spell of Rain

6.Journey to Utopia

7.Fireball

8.Don't Deserve it

9.Battle Truck



Heavy Metal Army 改め Eastern Orbit の最初にして最後のライブアルバム。

1983 年6 月 11 日、米軍横田基地の将校クラブ NCO Club で行われたライブを収録してあります。



前作 Heavy Metal Army では、今イチ不完全燃焼であったため、このアルバムの購入もかなりためらったのですが、もともとスタジオ録音よりはライブ版の方が好きでもあり、チビのドラミングも聞きたかったので買いました(予約はしませんでしたが(^^;



これはジャケットがかっちょいいです。

紫がかったモノクロで、 JJ がシャウト(たぶん)しているまわりをメンバーが固めている。

バックには緞帳(笑)のようなものがかかり、いかにもちっちゃいとこで好きモンが集まって騒いでる、って感じです。



針を落としてみると

(買ったのは CD なんですけどね、 「 CD トレイを閉めてみると」 じゃ、あんまりかっこつかないですよね・笑)



おお! のっけから JJ が叫んでます。

観客もすげーハイテンション。



1 曲め Heavy Metal Army

(;゚Д゚) …!

思わず声が出ました。

鳥肌たちました。

かっちょいい…

スタジオ版での同じ曲とは思えません。

パワーと言うより、ここでは敢えて 「気合い」 と言いたいですが、みなぎる気合いがびしびし伝わってくる感じです。

「なんだー  JJ かっこいいじゃん!」



2 曲め Air Shock

あんまり好きではなかった中島優貴のキーボードですが、ここではうなりをあげて迫ってきます。

胸がどきどきしてきました。



3 曲め I Surrender

目黒鹿鳴館でライブをやった時もこの曲を演奏したようで、もしかしたらライブでの定番なんですかね?

チビがリードボーカルを取ってますが、ジョー・リン・ターナーよりもちょっとだけいいかも知れない…

でも、なんで I Surrender なんでしょう?

嫌いじゃないですけど、このメンバーで Rainbow をやるのなら、 A Light in the Black とか、 Stargazer 、あるいは Down to the Earth に収録されていた Lost in Hollywood なんかをやってほしいっす。

あんまり個性的な曲よりも無難なのを選んだんですかね(^^;



そしてこのライブにはゲストが招かれてます。

誰あろうバンブー(笑)Char です。

アルバムではタイトルにもなっている Journey to Utopia 、 Fireball 、 Don't deserve it の 3 曲を演奏してます。

Char が登場してくる時、 JJ が英語でなんたら MC を入れるのですが、最後に日本語で



「チャー お願いします」



思わず笑ってしまいました。

今まで英語で MC 入れてたんだから、そこだけ日本語にしなくてもいいぢゃん。

Char が日本人だからそうしたんですかね、ええ人やぁ~(笑)



お願いされて登場した Char ですが、最初アルバムのクレジットで Fireball と見た時は、 Deep Purple のそれかと思いまして、 Char が Fireball ? とちょい不思議だったのですが、まったくの別曲でした(爆)



この曲では、 Char と多田勇と、んもう弾きまくりです。

ふと Deep Purple の Live in Japan のアンコールで演奏された Black Night を思い出しました。



もうこのようにどったんばったんが始まっちゃうと、曲の進行を冷静に見ているのはドラマーでして、イアン・ペイス然り、チビ然り。

常々ドラマーにとってもっとも必要なのは、リズム感とかテクニックとか、あるいはパワーとか、そんなんではなく精神力だと思っているのですが、まさにそれを裏付けるような、チビのドラミングが印象的です。



やっぱ Rock の真骨頂はライブだわ… と改めて認識させてくれた Eastern Orbit ですが、残念ながらこのアルバムを最後に解散。

歴史の彼方のバンドとなってしまいました(哭)