Zure Zure 日記

瑣末な日常を Zure た視線でやぶにらみ

楽器屋に行ってみた

そんなワケで楽器屋に行ってきた。

上の子は友だちと遊びに行ってしまったので、一人残された下の子と。



とりあえず予算内で買えるのがあれば買っちゃってもいいかな、と。

来週から夏休みだし、女房+子供はクニに帰ってしまい、家にはオレひとり、時間はあるしなぁ…

(今年も夏休みは半分ぐらいしかないのでオレはひとりで家にいるのであった・笑泣)



クルマの中で下の子と話す。

「パパ、なに買いに行くの?」

「あのネ、パパちょっと楽器を始めてみようかな… と思って」

「何の楽器?」

「ベースを始めてみようかな、って思ってんのヨ」

「パパには似合わないヨ」

(笑)

「んじゃぁ何がいいと思う?」



ブルースハープなんていいんじゃない…?」



(爆)



ブルースハープなんてよく知ってんなぁ…

何でもテレビで見て、その音色が印象的だった、と。



「あ、でもオマエ、ギター弾きたいとか言ってたじゃん! まだその気持ちはあるの?」

「あるヨ」



ほほぉ~…

んじゃ、ついでにギターもちょっと見てみるか…



楽器屋着。

とりあえず一通り見てみるが、やはりどれも結構な値段である。

う~む…



中には 10,000 円台のモノもあったが、いくら超初心者とは言えこのトシなので、やはりある程度のモノにした方がいいのかな…

が、 「ある程度」 が、果たしてどの程度なのかさっぱりワカらんので(笑)、勇気を振り絞って店員さんに聞いてみた。

若いオネェチャンとかニイチャンはパスして(笑)、オレと同年代ぐらいの人に聞いてみる。



「あ、あの~… 恥ずかしながら、ちょ、ちょっとベースをやってみようかな… なんて思ってるんですが、最初はどんなんがいいですかネェ…」

「そうですネェ…」



いろいろと教えてもらったのだが、あまり安いモノになると中国で作っており、やはり品質には難がある、と。

「もちろん日本から職人が行って、技術指導してるんでしょうが、楽器作りのようなモノは 10 年やそこらで身につくモノじゃありません。ココだけの話、中国製はやはりクビをかしげるようなところがたくさんあります」

と、店長さん(この人、実は店長さんだった・爆)



「ある程度、弾けるようになって音や弾き手にとっての弾きやすさを考えると、やはり最初からある程度のモノにされた方がいいですヨ」

そう、それそれ!

その 「ある程度」 が 「どの程度」 なのか知りたいのヨ!



店長さん曰く

「これぐらいあたりはお勧めですネ」

と、指さした向こうには Fenderプレベー。

特価で 5 万強だった。



「5 万かぁ…」

無理(笑)



とりあえずカタログをいただく(笑)



その間、下の子はあるギターの前に釘付けになっていた。

それは Fenderストラト

黒のボディに白のピックガードのヤツ。



「あ、それでこの子なんですケド、ギターをやってみたいらしくて、どの辺のがいいですかネェ…」

「おお! 女の子でギターですくわ!」



何か店長さんのテンションがあがってきた(笑)



「何か気に入ったギターがある?」 と、店長さん。

「あ、あの… これがいいなぁって…」 と、借りてきた猫のような下の子(笑)

「じゃぁおじさんがちょっと弾いてみようか」



やっぱり、店長さんテンション上がってるようだ(笑)



「最初はチューニングが大事だからネ、ちょっと待っててネ」

何だかでっかいアンプにつなぎだしてしまった(笑)

「どういう音楽がいいのかな…?」

「あの、えっと… ギュイーンギュイーン って言うのが好きなんです…」

「おおお!!」



店長さん、テンション上がりっぱなし(笑)



で、いきなり 「Burn」 が始まった(核爆)

もう客のオレが 「そそそ、そんな爆音出してもいいんですかぁ~!」 と注意したくなるぐらいの大音量(爆)

思わずオレに抱きつく下の子(笑)



しかしその瞬間。

下の子の目に光が走った。

いつの間にかオレから離れ、食い入るようにギターを見つめているのである。



オレは中 1 の時のあるコトを思い出した。

友だちのハママツ君が住む、取り壊し寸前のボロアパート。

彼の両親が大家さんで、彼はそのアパートの一室をあてがわれていた。

そこで聞いたフルステレオ・フルボリュームでの紫 「Impact」

オレはホントに Impact を受け(笑)、そこからオレの Rock 人生が始まったワケで(笑)



これと同じような経験を、今、下の子がしてるんだろうか…

「今のは、お嬢ちゃんが言ってるような ギュイーンギュイーン ってヤツだけど、このギターはネ、いろんな音が出せるんだヨ」



で、今度はクリアなトーンでフュージョンっぽいのを弾き始める。

下の子、身じろぎもせずにギターを見つめる。



「パパ、わたしギターやってみたい!」



我が子ながら単純である(笑)

って、オレもギター習いたくなってきた ヾ(^^;親子揃ッテ…

(笑)



店長さん曰く:

「私がギター弾き始めたコロは、ギター教室なんてなかったですし、私は誰にも習ったコトはないです。しかし好きならば、必ず弾けるようになります。こちらのお嬢さんぐらいのトシから始めたら、人生きっと豊かなモノになりますヨ」



な、なかなかいいコト言うではないか(笑)

って、 45 才になってベースをやってみようというオレには、何の言及もない(爆)



店長さんに心からお礼を言い、ふたりで帰る途中。

「パパ、わたしギターやってみたい。絶対いっしょうけんめい練習するから、ママに相談してみて!」

「うん、わかった」

「でも、ママはやっぱりウクレレのでっかい版(アコギのこと・笑)の方がいい、って言うかなぁ」

「いや、問題はオマエが何をしたいのか、だヨ。オマエがウクレレのでっかい版じゃなくて、 ギュイーンギュイーン の方がやりたいなら、それでいい。ママに話してあげるから」

「うん!」



帰りの車中はふたりで盛り上がってしまい(笑)、オレの iPod でさっき店長さんが弾いた Burn を爆音で聞いて帰った(笑)



さて、これから女房を説得しなければなるまい(笑怖)

しかもオレと下の子のふたり分(笑)



もらってきたカタログ。



オレは、この左ページ上から 2 番めがいいかな、と。





下の子はこんな感じのが気に入ったようで。

期せずして同じカラー(笑)





もちろん王者もいらっしゃいます(笑)