Zure Zure 日記

瑣末な日常を Zure た視線でやぶにらみ

かの国の憂鬱

6 日、かの国山西省省都・太原市で爆発事件が発生、一人が死亡し、数名が負傷したという。

つい先日も北京の天安門に車が突っ込み、爆発、炎上、多くの死傷者が出たのは記憶に新しいところ。



ここぞとばかりに、マスゴミは 「政府に不満か?!」 みたいに書きたてているが、そうかも知れないし、そうじゃないかも知れない(笑)

ま、その可能性は強いと思うケド(爆)



こういう事件があると、当局は威厳を示そうと アッ! という間に犯人逮捕、そして

「一部の不満分子」

と、決して全体ではないコトをアピールするが、天安門突入事件で芋づる式かつ速攻で逮捕されたウイグル人たちも、果たして犯人の一味だったのか、

【威厳を示すために】

当局がデッチ上げたんじゃないだろうナ、と、かの国のダークサイドをちょっとだけ知るオレには、そんな気持ちもある。



失脚した元重慶市党委員会書記・薄熙来さんが警察官に両腕をつかまれ、裁判に出廷する写真。


(画像ハ拾イモノ)

実は薄煕来さんって、身長 180cm を超える大男で、そのまわりを固める警察官が彼より小さかったら

【威厳にかかわる】

と 矢印バスケットの選手だかを連れてきたとか



あの国はこういうコトやるんだよネ。

底が浅いというか、気の入れ方の方向が違う、というか(笑)

そんなコトやったって、自分が笑いものになるダケで、逆に薄煕来さんのイメージアップにつながるコトがわからんのかネ。



しかし、この一連の事件が

「当局への不満分子」

なのか、あるいは

「爆弾マニアの愉快犯」

なのか、はたまた

「寄せこせ肉を高級和牛とかって売ってて、それがバレたら「実につまらないミス」とかって、幼稚園児も使わないような言い訳したどっかの高級ホテルに刺激され、爆発させるつもりはなかったケド、実につまらないミスでホントに爆発しちゃった」

によるモノなのか…

(笑)



ただ、どっちにしても犠牲者が出ているコトは事実なので、マスゴミが言うように不満分子なのか、あるいはオレが言うように愉快犯なのか、重ねてオレが言うように寄せこせ肉を高級和牛とかって売ってて、それがバレたら「実につまらないミス」とかって、幼稚園児も使わないような言い訳したどっかの高級ホテルに刺激され、爆発させるつもりはなかったケド、実につまらないミスでホントに爆発しちゃったというアホの仕業なのかはともかく、実行犯はそれ相応の刑に服すべきであるコトは論をまたない。

如何に自分たちの持論が正しいと思っても、そう思ってるのはテメェたちだけだし、ましてやそれを主張するために何の関係もない人々を巻き込んで殺傷するなど、つまりテロリズムなんてのは、卑怯の極みだからである。



9 ・11 のころから

「テロの背景にあるのは憎しみだけではなく、貧困もある。それを醸成したのはアメリカの、うんぬん…」

なんて、戯けた論評も出てきたが、しかしそうした環境にある絶対多数の人々は

「オレたちがどんなに苦しんでるか、関係ねぇヤツらも巻き込んで大事件やらかして、世間の注目ガンガン集めて、ガシガシ主張してやるナリ」

なんて思ってないのでは…



「子供の頃に親の愛情に恵まれず、結果犯罪に走ってしまった」

というのも、よく聞く話だが、たとえ親の愛情に恵まれなかったとしても、犯罪に走らない人の方が圧倒的に多いと思うんだけどナァ



結局は、その人自身の資質に拠るもので、そんなんはワケ知り顔かつ無責任な連中が、いかにも世間受けしそうなコト狙って好き勝手言って、そんで視聴率上げよう、新聞の売り上げ伸ばそう… あ、それはマスゴミだ…

(爆)



で、かの国のコト(笑)

今や世界第二位の経済大国になってしまった、かの国だが、その源はやはり 1992 年の鄧小平による 「南巡講話」 にあるのかと。

いろいろコ難しいコトも言ってるが、要するに

「豊かになる条件のある連中から豊かになればいい。そしたら豊かになった連中が貧しい連中を引き上げればいい」

という、実務家の鄧小平らしい現実的かつわかりやすい内容の講話、というか改革の号令。



「オレは豊かになれる! なってもいいんダ! だって鄧小平のおっちゃんが言ってたモン!」

というワケで、いわゆる 「富裕層」 が爆発的に誕生し、んもうシッチャカメッチャカ、昔の共産主義社会では

「カネがなくてもコネこそすべて」

だったのが、今では

「カネがあるからコネもできる」と、誰かが言ってた。

あ、オレが言ったんダ(笑)



なんせ、日本の 10 倍以上の人口を擁するかの国。

日本一の金持ちなんてレベルはかの国では 10 人もいるし、日本一の天才も 10 人いるワケで。

しかし日本一の貧乏人も 10 人いて、日本一の愚か者も 10 人いるコトになるという(笑)



って、すぐ話が横にソレる…(笑)

そんなワケで、かの国には 「お金持ち」 がたくさんいるのだが、そうそうウマく

「豊かになった連中が貧しい連中を引き上げる」

コトができないのもまた事実。



特に辺境地域の、いわゆる少数民族たちは

「十把一絡げでかの国の人にされちゃった過程」

とか、それによる政治的イデオロギー、あるいは

「オレたちがこんなに貧乏なのは、漢族のヤツらと一緒にいるからダ!」

的なちょっと見当はずれな連中もいて、とにかくそんなんは不平不満タラタラ。



そんな中で、いかに規制されようとも、この玉石混淆のネット社会においては有益な情報も、そうではない情報も垂れ流しぃの垂れ入り込みぃの。



「中東の春」 とうたわれた、いわゆる 「ジャスミン革命」 などは、そんな連中の刺激になったのやも知れず。

となると恐いのは、こうした一連の爆発事件が今度も頻発するコトである。

もちろん当局は躍起になって、力づくでも抑えこもうとするだろうが、力づくになればなるほど、悪い結果を招くのは世界の歴史が証明している。



加えて恐ろしいのは、かの国の人特有の 「エンドレス的右にならえ」 的思考である。

「かの国の人は個の主張が強く、右にならえなんてしないのでは…?」

と思われかも知れないが、なかなかどうして、そんなコトもないのです(笑)



例えば。

「北にいるウマに乗った連中が畑は荒らすは、羊は盗むはで、悪さばっかりしやがってサァ、何とかしないといけないよネ」

「そんなら入って来れないように、塀つくっちゃえばいいじゃん」

「そかそか♪」

というワケで、延々 12,000 キロも土塀作りやがって、それがいわゆる 「万里の長城」 ですわネ (^^)b



また文化大革命の時に盛んにもてはやされた 「愚公移山」 という寓話。

愚公という農民のおっさんが、自分の家の前に山があるので、ドコに行くにも不便でしかたがない。

そんなら、この山崩しちゃえ、と(笑)



ひとりでせっせと山ぁ掘ってたんだが、それを見ていた神様が

「アンタはアホか。オマエひとりで山なんか崩せるワケないじゃん w 」



そう神様に w を付けられた愚公、答えて曰く。

汝が心の固なること、固に徹す可からず、曽ち孀妻の弱子に若かず。

我死すと雖も、子有りて存す。

子は又孫を生み、孫は又子を生む。子に又子有り、子に又孫有り。

子子孫孫、窮匱無し。

而るに山は加増せず。

何若ぞ平らかならざらん



え~っと、要するに…(笑)



そらぁオラはいつかはおっチンじまうだ。

だけども、オラのせがれがまた掘るだ。

せがれがおっチンだら、そのまたせがれが掘るだヨ。

そんなんで、オラの一家はずっと掘り続けるだ。



なぁ~んせ、何にもない田舎だからヨォ

お天道様が沈んだらやるコトねぇから、かかぁにまた g   ry)

んだから、ガキも続々生ま r   ry)

↑こんなコトは言ってない(爆)



そんなんで、オラの一家はずっと掘るズラが、けんど山はこれ以上はデカくはなんネェだ。

んだから、いつかは山もなくなるべぇ



と、コレを聞いた別の神様が 「コイツはスゴいヤツだ」 と感動し(確かにスゴいヤツだ・笑)、神様パワーを以って山を動かしちゃった、と。

要するに 「為せば成る」 だと。



「アンタが山ぁ掘ってる間、誰が家計支えんだヨ」

「嫁に愛想尽かされんじゃネ?」

「オラ、もうこんな山ばっかり掘ってんのはガマンなんねぇダ! とかってせがれが家出しちゃったりして」

「オラ、もうこんな山ばっかり掘ってんのはガマンなんねぇダ! とかってせがれがグレてテロに走ったりして」



とかって、普通の感覚ならそんな不安要素がつきまとい、とても山ぁなんざ崩せませんゼ、お客さん、となるのがオチだろう。

もっとも、こんな寓話を真に受けてもしょうがないのだが、この愚公移山の思考的方向というか、スピリットがあるからこそ、延々 10,000 キロ以上も土塀を作れたのかも知れないし、かの国全土が荒れ果てた文化大革命という名の内戦の精神的土壌になったのかも知れない。



こういう気質を持ったかの国の人々が 「オレもやってやる!」 みたいに、次々と爆弾作って、あちこちでドカンドカンやり出したら、いったいどうなるか…

何せ相手は国家権力だから、文革中の 「武闘」 のようにはならないだろうが、相手が国家権力故に泥沼化し、収拾がつかない状態にならないとも限らない。

「世界の警察」 たるアメリカさんだって、そうそうかの国には出兵できませんゼ。




世界第二位の経済大国が内戦状態になったら、それこそ世界経済に与える影響は甚大だろうし、リーマンショックどころじゃぁない、ヘタしたら世界経済は壊滅である。

だからこそ、かの国の人たちには、その 【自覚】 を持ってもらいたいのだが、バブルに狂奔し

「豊かな人はもっと豊かに。貧乏人はより貧乏に」

が現実になりつつある今、それを求めるのはムズしいのかも。



これ以上の 「負のスパイラル」 は危険である。

祈るしかない。