台北國立故宮博物院 -神品至宝-
どうしても行きたかった。
9 月 15 日までの特別展覧であり、何だかいろいろとスケジュールが重なっていたので、何とかやりくりして…
今日行ってきた(笑)
ちょうどヤボ用もあったので、会社午後休。
この前、連続休暇取ったばかりなので、ちょっとドキドキしたが、上司から 「あ、そ」 とハンコをもらい、難なく休暇 OK(笑)
もしかしてオレ、会社でいらない人間なのかナ…
ま、いいヤ(笑)
あまりの暑さに人もまばらな上野公園。
この展覧は、上野公園にある東京国立博物館でやるんだよネ。
上野の山なんて、何年ぶりだろう。
酷暑の中、汗だくになって、やっと着いたと思ったら、別の建物だった(辛_辛)
東京国立博物館平成館がその会場。
チケット 1,600 円なり。
3 年ぐらい前に、ひとりで台湾に行った時も、故宮博物院には行ったのだが、やっぱり日本語の解説がついてると、わかりやすさ段違い(笑)
会場内は当然にして撮影禁止なので、以下の画像はすべて拾いモノ。
臙脂紅碗。
清朝景徳鎮窯。
この溜息をつかんばかりの美しい彩色。
まさに 「臙脂」
雲横秀嶺図軸(元代・高克恭)
水墨の濃淡で心の宇宙を表現。
墨って美しい。
粉彩透彫雲龍文冠架(乾隆年間・景徳鎮窯)
一見、置物のように見えるが、コレ実は帽子架け。
この装飾だけでもスゴいのに、さらに上の球体では香が焚けるようになっている。
コレに帽子を架け、芳しいお香を焚き染めれば、皇帝が行幸した後には常に香の残り香という、その発想がいかにも宮廷らしい。
四庫全書(乾隆年間)
3,000 種以上の著作を網羅した、大叢書。
オリジナルって初めて見た。
しかし、中でも最も感動したのは…
雍正帝朱批奏摺(雍正年間)
地方官・田文鏡の奏書に雍正帝が朱を入れたもの。
雍正帝真筆。
雍正帝は、しょうもない奏書に対してはズバズバ罵倒する朱を入れていたらしいのだが、この奏書には極めて人間味に溢れる内容を記している。
「オレはこんなヤツだし、こんな性格だし、こんな皇帝だヨ。アンタらがちゃんとやれば、オレだってそれに応えるサ」
相当意訳してるけどネ(笑)
北京に住んでた頃、雍正帝縁の雍和宮が近くにあったので、よく出かけた。
時を違えて同じ空間を共有したオレと雍正帝が、今また時を違えて東京で再会。
しっかりとメガネをかけ、汗まみれの顔が展示ガラスにひっつかんばかりに凝視した(笑)
他にもたくさんの名品があるのだが、目録すらも買ってないので(笑)、名称がわかりません。
それにしても…
すばらしいの一言。
行けてよかった。