第8週は全チーム中唯一負け無しのアリゾナ・カージナルズと開幕戦のボロ負けから6連勝中のグリーンベイ・パッカーズの一戦。
見応えあり過ぎだったし、最後の【あっ! とびっくり】の結末に思わず叫んでしまい、1階から女房の「うるさい!」との罵声が響き渡ったという(笑)
カージナルスはすごい選手を集めてきて、補強に大成功。
おかげで開幕7連勝。
カージナルスのQBはカイラー・マレー
第7週終了時点での成績は2,002ヤード獲得、QBレートは116.8(凄)
マレーも絶好調だけど、WRにディアンドレ・ホプキンスとAJグリーン、それからピッツバーク・スティーラーズから移籍したジェームス・コナー、TEには何とびっくり、先週から加入した元イーグルスのザック・アーツと、これはもうオールスター並のビッグタレント揃い。
で、もうひとり。
カージナルスのキッカー、マット・プラッター
カージナルスのキックオフの時、ちらっと映ったのを見て、「あれ、この人は…」
短い足を ぴょこ! と蹴り上げる、あの独特のフォームは、やっぱりマット・プラッターだ!
この人も好きなんですよネェ~
もはやポンコツの代名詞となったデトロイト・ライオンズでマシュー・スタフォードと並んで唯一、気を吐いていた。
この人が外すのを見たことがない。
ってか、そもそもライオンズの中継が少ないからだが(笑)
そうかぁ この人もカージナルスにいるのか…
でもまぁ正解でしょ。
デトロイトにいても、いいことないヨ、たぶん(笑)
対するパッカーズは主力WRのダバンテ・アダムスがコロナウイルス陽性反応で欠場。
他にも何とかとか、かんとかとか、主力選手が欠場(すいません、よく知りません)
これはカージナルス、圧倒的有利かなぁと思っていたが…
試合開始早々でカージナルスが先制TD
「やっぱり」と思ったものの、何だかカイラー・マレーにしても他のオフェンスにしても、何となくチグハグという印象を受けた。
マレーもよく動く、モバイル系QBのひとりだが、ポケットから抜け出して右に左にヒラヒラ動きつつ、パスを決める、いつものスタイルが不発。
同じく躍動系モバイルQBのチーフスのパトリック・マホームズも今年は不調なようで、そんな年の巡りなんだろうか(笑)
先制点を取られたものの、パッカーズは余裕というか、ここのオフェンスは本当によく訓練されており、きれいなコンビネーションからどんどんとヤードを稼いでくる。
特にこの二人のRB
A.J.ディロンとアーロン・ジョーンズの強烈コンビはすごかった。
特にA.J.ディロンはこの日の試合では、もう爆発と言っていいぐらい、走りまくり、ディフェンスラインをブチ破りまくり、相手ディフェンダーを凌駕しまくり。
身長は183cmなので、NFL選手としてはむしろ小柄な方だが、体重が112kgあるので、RBとしてはかなり大型、ということになるだろう。
これはスカウティング・コンバインの時の様子だが、何かもう、すごいよネ…
恐ろしいぐらいに仕上がってる。
何となく調子の出なかったカイラー・マレーも、3Qに入ってから、短いパスを連続して成功させ、ハーフタイムでアジャストしてきたのだろうが、とってもタイトな試合展開になってきた。
そしてこの日のハイライトといえる、4Qのエンドゾーン手前での攻防。
これは非常に見応えがあった。
ここまで24対21とパッカーズがわずか3点差でリード。
カージナルスはエンドゾーン手前数ヤードまで押してきているので、ここは手堅くFGで同点に持ち込み、OTかと思いきや。
FG蹴る気なんざ、微塵もなかったようで(笑)、あくまでもTDを狙う。
ここでTDが決まれば24対27でカージナルス逆転。
時間もないことから、ここでカージナルス無傷の開幕8連勝になる…
はずだった…
逆転TDを狙ったマレーはエンドゾーン右側にパス。
そこにはAJグリーンがいたが、なぜか途中で止まってしまい、グリーンをカバーしていたパッカーズのCBラスル・ダグラスが悠々とインターセプト(爆)
一瞬、何が起きたのかわからなかった(笑)
解説の有馬隼人さんによると、AJグリーンは自分のところにパスが来るとは思っていなかったのでは? と。
確かにAJグリーンは、その時はブロック要員として動いており、パスレシーブする仕草もなかった。
これはマレーとAJグリーンとのミスコミュニケーションなんだろうナァ…
結局、試合は24対21のままでパッカーズ勝利。
ますます混迷の度合いを増すNFC
いや~ 2021年シーズンはおもしろいナァ♪
ごちそうさまでした。