Zure Zure 日記

瑣末な日常を Zure た視線でやぶにらみ

厄払い

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西新井大師に厄払いに行ってきた。

実に今さらであるが、女房のたっての願いであるにも関わらず、何だか面倒で一日延ばしにしてきた。

 

男性の大厄は42才であり、その時は娘ふたりもまだ小さかったので、家族揃って厄払いに出かけ、御利益を蒙ったか、何事もなかった。

 

 

あれから19年。

まさか厄払いをしなかったからでもなかろうが、去年から病気がちになり、何とも中途半端な形で定年を迎え、今はリハビリ中という名の無職老人(笑)

 

実はオレの生家は西新井大師のちょうど裏手にあり、徒歩数分。

ここで小学校4~5年ぐらいの時まで暮らしていた。

ネットもゲームも何もない、当時の子供たちにとって、西新井大師はかっこうの遊び場であり、毎日、夢中になって友だちと遊んでいた。

 

立派な山門。

江戸時代後期の作だそうで、二体の金剛力士像に守られている。

 

受付票に名前、生年月日、希望する願目を書き込み、お布施をおさめる。

そのお守札が僧侶らのお護摩によって奉修され、厄除けになる、というものである。

 

ちょうど11時からのお護摩会に間に合い、本堂の片隅に腰をおろす。

写真撮影の可否を聴き忘れたこともあり、お護摩の最中は写真を撮れなかったが、意外に、と言っては大変に失礼だが、非常に荘厳な護摩会であった。

護摩を焚く炎が祈祷する僧侶の倍くらいの高さにまで立ち上り、智慧の光とも言うべき金色の炎が天に駆け上る。

 

なんちゃって(笑)

 

 

護摩会の後、女房と境内を散策。

 

ちなみに ↑ この画像だが、本来、右はじには他の参拝者の姿が映り込んでいた。

これを『消しゴムマジックWEB版』とも言うべき画像加工サイトで消し込んでみた。

 

↑ これがオリジナル。

右側にお宮参りの親子連れが写っているが、非常にキレいに消されている。

 

myedit.online

その他にも、いろいろと面白い機能があるみたい。

ただ、無料会員だと加工後の画像ダウンロードは1回だけらしいが(笑)

 

何とも愛くるしく、かわいらしいお地蔵様。

 

さっきも書いたが、50年近くも前には、このあたりに住んでいたので、小学生ぐらいの時の友だちもたくさんいた。

今でもこのド地元で暮らしているヤツはいるのだろうか。

 

山門の前には、ほんの申し訳程度に参道が続いているが、このうちの一軒の老舗料理屋の跡取り息子が友だちのひとりだった。

その店があった場所はぽっかりと空き地になっており、向かいのお店の人に聴いたところコロナ禍の影響で店を閉めた、とのこと。

『やっとコロナも収まったので、西新井大師も昔のようににぎやかになればいい』と、その店の人は語ったが、昔日の賑わいを再び目にすることなく、友は店を閉じてしまった。

 

ここはお煎餅屋さん。

O君という友だちの家だった。

ここに遊びに行くと、いっつも職人さんができたてのお煎餅をくれた。

どう見ても営業している風には見えない。

ここも店をたたんでしまったのだろうか。

 

その隣は時計店だった。

ここのお兄さんはオレよりも年上だったが、よく遊んでもらった記憶がある。

ここも営業していないようだ。

 

何もかもがすっかりと変わってしまったが、お大師様の懐かしいにおいと昔の友だちのことを思い出し、自分のトシにしみじみした(笑)

 

いただいたお護摩札。

どこにおまつりしよう…