慈恩寺は中国西安の名刹のひとつであり、7世紀、唐の時代に玄奘三蔵法師が天竺から将来した膨大な数の経典を漢訳するために建立した大雁塔などで知られている。
( ・ω・) ソーナノ…?
というワケで行ってみることにした(笑)
慈恩寺の最寄り駅はウチからだと電車で3つ目(笑)
ホントにご近所さんなのだが、駅から歩いたら30分ぐらいかかるらしい(笑)
真夏の昼下がり、一番暑く、かつ危険な時間帯に『行ってみよう』と思いついてしまったので、おとなしくクルマで行くことにした(笑)
着いた。
ウチから国道16号線経由で20~30分ほどだった。
境内は夏祭りの用意に余念がない。
しかし、こんな『お寺の境内で盆踊り』なんて、典型的なステレオタイプが展開されているとは思わなかった(笑)
御本尊は千手観音であり、隣には観音様のキャッチフレーズというか行動規範(笑)である『慈航普渡』の扁額が。
この『慈航』とは、中国の神話『封神演義』に登場する崑崙十二大仙のひとり『慈航道人』のことだが『西方に縁がある』とのことで西方、つまり天竺、要するに極楽浄土に連れて行かれ、後に観音菩薩として再登場してくる。
つまり道教の幹部仙人であったワケだが、こうした中国土着の信仰である道教の登場人物が異国の宗教である仏教の根幹をなす部分にもかぶさってくるところが、中国人のおおらかさ、というかいい加減なところ(笑)
縁起がまったくわからないが、一般住居の前に鎮座しているところがちょっとシュール(笑)
もっとも境内にあるので、一般住居というよりは住職さんの住居とか、そんなんかも知れない。
慈恩寺自体はとても小さなお寺であり、すぐにお参りを終えてしまう。
ということで、次は玄奘塔を見てみたいのだが、どうやって行くんだろう(笑)
境内には玄奘塔までの地図もあったが、『慈恩寺はここ』『玄奘塔はここネ』みたいにめっちゃ簡略化されてて、さっぱりわからん(笑)
道の向かい側には『玄奘塔参道』という看板があるが、まさか赤丸のところを行くんじゃないよネ…?(笑)
この舗装道路自体が参道なんだろうか?
『塔』というぐらいだから、ここから見えないかナ…?
見えた(笑)
行ケルカ! ヾ(`д´)ノ彡☆
結局、お寺の人に道順を聞いたのだが、クルマでは5~6分であるものの、歩いて行ったら行き倒れになってただろうナァ(笑)
↑ のように昭和17年に南京で三蔵法師の遺骨が見つかり、日本にも分骨された、とのことだが…
別にケチを付けるつもりは毫もないが、とてもとてもそんな単純なものではないだろう。
こうしたお寺の縁起に書くには、あまりに不適切な事柄がたくさんあったように思える。
例によって参観者はオレひとりであり(笑)、かなり狭い境内を見渡すと、こんな民家? というか家があった。
庭には洗濯物が干してあり(笑)、生活感に満ち溢れているが、え? 誰が住んでるの?
この玄奘塔の管理者は慈恩寺の住職さんだそうなので、とすると、墓守とか、そんなんだろうか?
いや、そもそもこの時代に『墓守』なんているのか?!
近寄ってみたら、境内にあるカフェでした(笑)
ピザとか売ってるらしいが、玄奘塔の下でピザか…(笑)
営業してんのかナ…?
めっちゃ暑かったけど、クルマの中では冷たいアイスコーヒー飲んで、好きな音楽を聴いていたので快適。
昼下がりのプチドライブ、ってトコかナ(^^)/